アメフト開幕。

アメフト、2010年秋季リーグが開幕した。
第1ステージ、第2ステージ、ファイナルステージ、と勝ち上がっていき、社会人日本一、Xボウル・チャンピオンを目指す。
今日は、鹿島ディアーズの第1戦。相手は強敵、IBMビッグブルー。会場は、東京ドーム。
鹿島ディアーズ、昨シーズンは、次々と勝ち上がり、Xボウルチャンピオンとなった。さらに、新年にやはり東京ドームで行われたライスボウルで、学生チャンピオンの関大を破り、日本一となった。
知り合いに鹿島ディアーズのファンクラブの幹部をしている人がおり、その人からチケットを貰ったのが、私のアメフト事始め。去年のこと。だから、アメフト観戦歴まだ1年。今日もお誘いを受け、古い友人を誘って観に行った。

今日の東京ドーム。ドームは、いつもと変わらぬ姿。

19時、キックオフ。ゲーム始まる。
Xボウルのファイナルやライスボウルと異なり、観客の姿は少ない。鹿島、IBM共に。しかし、そうは言っても、ドームが広すぎるだけで、案外多くの人が入っている、と感じた。台風の雨と風の中。

鹿島ディアーズが攻める。
第1クォーターでタッチダウンをあげ、トライフォーポイントも決め、7点をあげる。

お決まり、GO DEERSだ。

第2クォーターに入っても、鹿島ディアーズ攻め続ける。
IBMのパスをインターセプトはするは、4ダウン1でのギャンブルは成功させるは、と攻めに攻める。
で、2タッチダウンをあげ、トライフォーポイントも、もちろん決め、14点をあげる。トータル、21対0となる。

鹿島ディアーズのトライフォーポイントの場面。
しかし、今日の写真すべて、このようにブレたものばかり。選手ばかりでなく、チアガールの引きしまった姿態も、みなボウーとしたものばかり。カメラが悪いのか、私が悪いのか、おそらく、双方共であるのだろう。

ハーフタイムショーで、名は忘れたが、若いシンガーソングライターが出てきて歌った。
ほとんど人のいなくなったグラウンドの中で、ただひとり。

チアガールの皆さんも、再登場。

選手の皆さんも。第3クォーターに入る。

第3クォーター、攻防が続くが、双方共にタッチダウンには至らず。

第4クォーター始まる。ここまで、21対0。

第4クォーター、残り9分32秒、鹿島ディアーズ、またまたタッチダウンをあげる。トライフォーポイントも成功。ワンサイドゲームとなった。

このように。

その時に気が付いたが、ゲームが続くグラウンドのすぐ側で、鹿島ディアーズのキッカーが、しきりにキック、パントの練習をしていた。小さなネットに向かって。
アメフトは、完全分業制のスポーツだ。キッカーやパンターは、ボウルを蹴るだけの専門職。スペシャリストと呼ばれる。
中でも面白いのは、パント時に、長いスナップを出すロングスナッパーや、フィールドゴール時に、スナッパーからのボウルをキャッチし、キッカーが蹴り易い位置に置くホルダーと呼ばれるスペシャリスト。彼らは、それだけの専門職なんだ。そんなことだけで面白いのか、とも思うが、そういうスポーツなんだ。アメリカ人は、ひと味違ったボウルゲームを考えたんだな。

タイムアウト。接戦も予想されたが、鹿島ディアーズの圧勝となる。

鹿島ディアーズの選手、横一線に並ぶ。向うでは、IBMの選手も横一線に。

鹿島ディアーズののキャラクター・ディアーズ君の横で、鹿島ディアーズのキャプテン・牧内崇志が挨拶をした。「こらからも応援よろしく」、と。
ドームを出て、水道橋の駅の方へ歩いていたら、バッタリと知合いのアメリカの男に会った。彼はIBMビッグブルーの応援に来ていたそうだ。この男、バスケットが好きだ、という話は聞いたことがあるが、やはりアメリカ人、アメフトも好きなんだ。
日本人のカミさんを連れていた。カミさんがマイナーな歌い手で、その映像も見せられたことがあるが、このカミさん、日本人の私にも英語を使って話したのは、面白かった。ダンナの手前か。
彼らとは別れ、その後、誘った古い友達と、駅の近くの居酒屋で飲んだ。
雨は、すっかりあがっていた。