パラモデルのフラグメント。

何やら解かりづらいタイトルで申しわけない。
”パラモデル”も”フラグメント”も聞き慣れない言葉だもの。
”パラモデル”は、二人組の作家の名。”フラグメント”は、破片とか断片とか不完全なもの、という意味合いの言葉。

MOTアニュアル2014 フラグメント展。

「未完のはじまり展」でもある。
6組8人の作家が参加している。

この展示室のみ撮影が許されている。
パラモデルの展示室。

読むこと可能じゃないかな。
パラモデル、共に大阪出身のこの二人組。

いろんなものがある。
パラモデルの一人・林泰彦、こう語っている。
「実家が東大阪の工場で、発泡スチロール、アルミ、木材、プラスティックを扱っていました。だから、幼い頃から工業規格に馴染みがあります」、と。

こういうものも。
プラスティックのレール、プラレールを繋げる。

パラモデル、公開制作をしたそうだ。

次々に繋がっている。

モニターに映る。

MOTのロビーに展示された大きな作品。
パラモデルのあと一人・中野祐介による≪未完の書物Pと、そこに溢れるパラテキストのための投影計画≫。

”Read it in our mind’s eye”、心の眼で読んでくれ、か。

”calm”とか”mercy”とか”Stream of N.River”といった言葉が見うけられる。パラモデルの中野祐介、案外情緒的な男であるようだ。

そのようである。
中野祐介、幼い頃から本が好きで、今も近所の大学図書館で働いているそうだ。
「モノとしての本を感じることが、やはり僕自身の充実感としてはまず大事なのかな、と改めて感じました」、と語っている。

パラモデル中野祐介の作品、MOTの図書室へと続いている。

このように。

より拡大すれば、このように。
しかし、図書室の撮影は許されていなかった。
以前から思っていたことであるが、MOTの図書室、もう少し柔らか頭になってもいいんじゃないかなー。