雪の里アート巡り(9) 農舞台(続き)。

越後松代の「農舞台」、農とアートの融合施設。建物自体がそうなんだ。

農舞台、その設計はオランダの建築家グループ・MVRDVによるもの。

デカい蟹のようなもの。

その甲羅を支えている脚のところにこれがあった。
デカい鉛筆のようなもの。タイトルは、≪リバース・シティー≫。
カメルーン生まれの作家・パスカル・マレティン・タイユーが、前回のトリエンナーレで発表したものを保管しているらしい。

農舞台の館内へ入る。
農舞台、そのもの自体が作品であるが、そこに絡むもろもろも作品となってくる。
昨日記した企画展、国松希根太の「北の地平線」が催された部屋、私が巻き貝を感じた部屋は、河口龍夫の作品。

青っぽいレストランは、フランスのジャン・リュック・ヴィルムートの作品。
タイトルは、≪カフェ・ルフレ≫。「ルフレ」、反射とか反映とかという意味だそうだ。

上の里山の模様が、下のテーブルに映りこんでいる。

レストランのテーブルの表面は鏡となっている。

青っぽい室内から窓外を眺める。
雪が消えれば棚田となる。

教室。
河口龍夫の作品である。

「関係ー黒板の教育」(教育空間)。
緑っぽい空間。

緑っぽい机の引き出しにもアート。

緑っぽい教室、地球儀も日本列島の地形図も。

ミュージアムショップも作家物。
牛島達治の作。

赤と緑が描かれているものがあった。
ガラスを通して撮ったのでボーとしているが、こういうことが記されている。
<越後妻有 農の舞 魚沼産 棚田天水米コシヒカリ 5Kg>、と。緑の方には「玄米」とも。棚田天水米、如何ばかりのものかは知らず。おそらく、何となしに美味いんであろう。

赤といえばこれも赤。
右手の二つ。

トイレなんだ。赤っぽい。

このトイレも作家物に違いないのだが、その作家が分からない。

大の方も赤っぽい。

トイレから出ようとしたら、アレッ同じ出口が三つある。どこから出ればいいんだ。
そのような遊びも紡いだ農舞台。