2005年12月22日のセントレア

12/16-21のタイ出張が無事終わり、TG644便で帰国の途につく。
21日深夜出発で22日の早朝にはセントレアへ着陸する予定であった。
機材も772に変わっており、快適なフライトは7:00にはセントレアが視認できるところまで問題なくきていた。
・・・が、ここからが問題だったのだ。

【7:00】
伊勢湾上空で旋回待機して降りようとしない。
三重県側には雪も結構あったが、知多半島側にはほとんどなく問題なさそうに見えたのだが・・・
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【7:20】
怪訝に思っているところに、
「滑走路凍結のため除去作業を行っている。15分ほど上空で待機する」
とアナウンスがあり、「そうか、上空から見てもわからないなぁ・・・」などとまだのんきに考えていた。
【7:50】
一向に降りる気配のないまま30分たとうとしたとき、またまたアナウンスが・・・
「作業にもう1時間かかるため関空に向かう」と・・・

「なに?いったい厚さ何cmの氷が張っているのだ。そこに見えている滑走路に降りられないことがあるのか・・・」
などと、感心するやらあきれるやらで我々は関空に連れて行かれることとなった。

【8:20】
関空に着陸。
「新幹線か近鉄か・・・何時に家に着けるのか?」などと考えていると、
セントレアのRWがオープンしたら再出発する」とのアナウンスがあり、機内待機させられる。
関空も雪が舞う天候。

【9:30】
セントレア再開したため、当機もまもなく離陸する」とアナウンスが入る。
ただ、「雪、風がひどく場合によっては他の空港に降りることもある」と付け加えられる。
「おいおい、そんなんで成田とか飛ばされるならここで降ろせよ」と思う間に・・・

【9:45】
関空離陸。
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【10:10】
志摩半島上空に到達。なんかまた旋回待機だよ・・・

【10:25】
高度下げ始め、着陸態勢に入ったかに見えたが、視界はほとんど0。高度計のみで確認。

【10:30】
GPSでみてたら、滑走路をフライパスしたように見えた。(あとで聞くとGAだったらしい)

【10:40】
再度アプローチ。「えらい高度さがってるな」と思ったら、ドンという音とともに接地。
あたり一面真っ白・・・。滑走路もランプウェイも区別なんかつきゃしない・・・
「何?これ滑走路か?こんなとこに降りたのか?」
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【10:45】
(たぶん)滑走路上でフルストップ。そりゃ、タクシーウェイにいきたくてもこれじゃ見えないからなぁ・・・

【10:50】
1台の先導車(?)が到着。人が降りてどうやらランプウェイの位置を確認しているらしい。
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【11:10】
なんと、道路清掃車がやってきた。これで雪かきするらしい。大丈夫か?ほんとに・・・

【11:30】
道路清掃車のあとを772が付いて行きやっとボーディングブリッジに到着。
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と、えらい目にあった1日であった。

これまでも、帰国時に雪が降る確率が非常に高かったが、まさか空港が常滑に移ってからもこんな目にあうとは・・・

熱帯地方からの帰国時にこの仕打ちはないだろうと思うがこればかりはどうしようもないな。


その後、イミグレでパスポート出したら怪訝な顔されてたので「何か?」って聞いたら、
「今日の出国スタンプがありませんね」・・・
こっちもわけわからず「今着いたんだよ!TG644で」と切り返した。
すると「え!飛行機降りたの?」と隣のブースに聞く始末。
どうやら今日入国するのはすべてキャンセル客だったようでこんなことになったとか・・・
中の人もえらく混乱してたようだ・・・

無事入国し、いつもならバスで帰宅するが、案内所で運行状況を聞くと、
「来たバスに乗ってください。でもいつくるかわかりませんが・・・」
といわれ(アホか・・・案内所の価値ナシじゃん)電車に乗ろうとするも指定は満席。
この状態で立って帰るのもしんどいので結局タクシーで帰ることにした。

あとは、いつもはバスで40分のところを2時間半かかって帰宅。
なんとか自宅にたどりつくことができた。

いろいろあったが、まぁ貴重な体験もできたし、成田に飛ばさされることを思えばラッキーだったかなと思う。

※帰ったら自宅から見える風景がこんなことになっていた
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