シネ☆MAD3rd 感想(4) - 厨二病患者に贈る−−PROJECT IM@S JHS 2nd Grader VISION

ちょっと間が開いてしまいましたがシネ☆MAD3rd感想の4作目はこちら。
PV:まんまP、シナリオ:愛識P、デザイン:ハニワP金魚Pの4名による合作です。

概要

それはちょっと未来の話。
私たちアイドルは未だ
踊り、歌い、そして

LIVE<闘っ>ていた

【アイドルマスター】PROJECT IM@S JHS 2nd Grader VISION 1 - ニコニコ動画

こんな導入で始まるこの作品。タイトルですでに「J(Junior)H(High)S(School)2nd」と「中二」をもじった(?)ものになっていたりします。
簡単に世界観を説明すると、この世界での「アイドル」というのは人間が発散する「気」を吸収しそれをエネルギーとして数々の能力を発言させる存在として描かれています。もちろん万人がそうした力を持っているわけではなく、そういう意味でアイドル、さらにトップアイドルになれるのは一握りの人間です。このあたりは現実でも同じですよね。
そうした能力を使って「LIVE」を行い、そこでファンが「通常生活時」よりも「盛り上がる」事によって多量に発散される「気」をエネルギーとして利用し、歌ったり、踊ったり、殺し合ったりする。それがこの世界でのアイドル、ということのようです。

いやあ、気持ちのいいほどの厨二展開ですなあw

感想

超能力バトル的、ジャンプ的?展開が好き人ならヒットするんじゃないかなあw
まず各アイドルの技名からしてもう中二まっしぐらですよねw

  • 「Next Life」

  • 「神様の誕生日」

  • 「フラワーガール」

  • 「I Want」


はい、曲名ですよね。これ能力…というか技名です。
お話の展開も誰からも必要とされてこなかった普通すぎる「春香」の才能に気づいたプロデューサー。そのプロデューサーに導かれるように千早と出会い、響や貴音と戦っていきSランクアイドルを目指す…、と、まあいわゆる少年マンガ的中二展開となっております。
そういうのが大好物な方は結構楽しめるんじゃないかと。ちなみに僕は大好物です!
また、ハニワP金魚Pの絵もいいですよねー。かわいいわー。シナリオに関してもさすがの愛識P、いい中二展開ですw
まんまPによるPVもさすがです。単品OPも来ていますので未見の方はまずそちらを見てみるのもいいかも。雰囲気出てますよ。
今回のシネ☆MAD3rdの中ではそれほど目立つ作品だとはいえないかも知れませんが、もしこれの連載が始まっていたら、とすると間違いなく人気シリーズになっていると思います。そんな作品ですのでほんと、未見なら是非に!

シネ☆MAD3rd 感想(5) - 届け、届け、――私の、『ことば』 - 3A07 〜Memories are here〜

さて…ついに来てしまいました。シネ☆MAD3rd感想5作目は…もはやあえてここで紹介する必要もない作品ですかね。
PV:七夕P、シナリオ:RAP、デザイン:セバスチャンPによるこのシネ☆MAD3rdでもっとも再生され、コメントされ、マイリストされ、広告され、紹介されたこの作品。3A07 〜Memories are here〜です。


*動画内のストーリー上での特典DVDとして流れていた10秒のみのPV。それの単品があがっています。この10秒のためだけにこのレベルの動画を5分フルで作ったというこだわりっぷりにはただただ頭が下がるばかり*
ここを見ている方でまだ見てない方、というのはほぼいないと思います。見ていない方がいたとしても、それはおそらく意図して見ていない方でしょうね。もし!仮にまだこの作品を知らなかった、なんて人がいたら悪いことはいわないので今すぐ見に行ってみて下さい!
普段こういった薦め方はしないように心がけてるんですが、これだけは別です。見た方が良い。いやいいから見ろw
あ、ちなみに「一週目はコメント無し」で。これ絶対。ネタバレコメントが多いし、なにより妙に荒れてます。そういうので気分を害されてしまったらせっかくの名作が台無し…というより、せっかく素晴らしい感動を得られた所に水を差されてしまっては見ているあなたにとって不利益になると思うので。
大事なことなのでもう一度いいますが、「一週目はコメント無し」でみるべき。
…普段こういう書き方は絶対しないようにしてるんだけどなあ。これだけはほんとだめだw

いろいろなまとめ

さて、すでに大抵の紹介ブログでこの作品は解説されきってますので、詳しいことはそちらに丸投げしましょう。ということでここでは軽くリンク集的にしますよ。

西岡Pによる詳細な解説。解説なので基本的にネタバレ満載です。一度作品を見てから見に行くといいでしょう。1,2回見た程度では気がつかない細かい点が解説・考察されています。

GiGir氏による紹介・感想。普段いろんなデータや周辺情報を拾って理論的な文章を書く事が多いGiGir氏が珍しく若干感情的に、本当に「感想」を書いてらっしゃいます。ここを読んでそれほどの作品だったんだなあ…と改めて思うなど。

敷居さんによる紹介記事。各種記事へのリンクや、広告コメントを引用した紹介などさすが狡猾!広告コメントに自分の名前がいてちょっと恥ずかしいですw

あの見事な3Dモデルを作成されたセバスチャンPによる解説1。どういったモノをどういった事に気をつけてどういったツールで作成したか、など軽く解説されています。

こちらもセバスチャンPによる解説。こちらは今回の合作でどのように作業を分担し進めていったか。またそれぞれの役割とその結果について解説。↑の記事はあくまでもメモ的扱いなので、こちらの方が読み応えはありますかね。しかし完全分業制だ…プロの仕事だ…!

PVと全体のエフェクトなどの見た目を担当された七夕Pによる解説。3回に分けてとても細かく解説してくれています。セバスチャンPの解説と併せて読むと吉!

感想など

いやあ。ほんっっっっっっとにこの作品は凄かった。感動した。マジ泣いた。よく「神曲」「神作品」なんて単語見て、「おいおいどんだけあるんだよ神レベル」なんて思っちゃうくらいあんまりこの表現は好きじゃないんですけど、いやこれは「神作品」だわ。
このシネ☆MAD3rdの感想シリーズもここまで遅れていた原因はこれ。この作品の記事をどうやって書こうか、なんて悶々と悩んでたら今日まで伸び伸びに…。ほんとは見た翌日には書こうと思ってたんですよ?w
あとセバスチャンPの2番目の記事はほんとーにおもしろい。というかあそこまで変わるんだなー。自分でも未熟ながら映像編集をするようになって、色調補正やライティングで素材がどう変わるか、っていうのはちょっとはわかってたつもりだったけど、いやはや、自作モデルでもそりゃそうだよね。
こういう編集の仕方はMMDでもいけるよなー…というかこないだのカブキンPのはそういった作品だよね。MMD界隈の人も色調補正ちょっと気をつけると別物になるよほんと。もちろんこの3A07ほどに上手くするのは相当な技術・経験・センスが必要ではあるけども、素のままで出すよりはちょっと見栄えがする作品になる可能性大です。…当然やればいいってもんでもないけどね。

さて、最後に…

バンダイナムコゲームスさんへ。
改めてアイドルマスターという作品を生み出してくれてありがとう。今日まで大事に育ててくれてありがとう。僕らの二次創作を黙って見てくれていてありがとう。
あなたがたが大事に作品を育ててくれ、強硬な策に出ずに勝手な素材利用を黙認してくれていたおかげでニコマスはここまでこれました。
そして七夕PRAPセバスチャンPへ。
あなた方が半年間(それが例え趣味だったとしても)寝る間も惜しんで制作をしてくれたおかげでこのような素晴らしい作品を見ることが出来ました。現実にどうなるかはわかりませんが、少なくとも今の心境としては、生涯忘れることの出来ない作品になったと思います。
いやあ…本当にありがとう…!ちょっともっかい見てくるわ!