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flamingoのひとりごと このページをアンテナに追加 RSSフィード

2011-03-01

「ウィキリークス アサンジの戦争」を読んで。


ウィキリークス アサンジの戦争(講談社)」読了!


世界各地で今起きてることは、"情報の自由化”に賛同する勇気ある人々の行動による情報革命なんだと改めて深く認識した。


「情報の自由を基盤とする民主主義社会の重視」


これを根底に、アサンジ氏は無報酬でプログラマーの仕事をし、いくつものフリーソフトプログラムを手掛けてきた。ケニア世界社会フォーラムWSF)という、貧困層や無力な人々が集まり話し合う場にも参加し「国境なき医師団」や外国人活動家との交流を深めたりして活動してきた。

結果的にウィキリークスは、ケニア人権活動家が殺害された事件の捜査担当者4人が殺された”疑惑”を調査した報告書の公開の実施、チュニジアでの抗議活動による政権指導者失脚といった実現のきっかけをつくっている。


ウィキリークス反社会的組織であるといった内容の報道Facebookの貢献度に注目が集中するなか、これらのウィキリークスの働きについてもよく知ることができた。


国の定義や国益、国民の知る権利についても考えさせられた。

今回の中東での件は、海を超え様々な国のジャーナリスト人権活動家といったインフルエンサーfacebookGoogleといったIT企業の他、ガーディアン、NYT、デア・シュピーゲルの英米独大手メディアが一体となり編集・分析した支援による功績がものすごく大きい。インターネットと同様に、現実世界でも「国」という概念が薄れてきているのかなと感じた。やはり情報の開放による影響が大きいのではないかと思う。


アメリカ軍の最高機密情報にアクセスしたマニング上等兵は、ウィキリークスに提供した情報の中身についての質問に、以下のように答えている。


「世界で起こっている事件や危機の、PR用じゃない事実。どうやってイラク戦争を起こしたとか、”援助パッケージ”の実際の中身とか。たとえば、アメリカパキスタンに水や食料や衣料を送っていると宣伝してる。それは本当だけど、それも含まれてるんだけど、それは全体の15パーセントで、残りの85パーセントはF-16戦闘機アフガニスタン戦争のために使われる軍需品だ。アメリカパキスタン政府空爆を要請できるように。自分たちが市民を殺して、PR上の問題を起こさないように。そんなのばっかりさ。世界中の人に影響する。(同書から引用)」


たしかに、これを知ったら一部の人たちを除いて戦争なんて誰もやりたがらないのでは・・・と思った。


最後に。

2月24日にロンドン裁判所で「スウェーデンへの移送」という決定を受けたアサンジ氏。その後は「アメリカの引き渡し」の可能性もあるらしいということ。レーガン政権時代、財務省次官補を務めたPaul Craig Robertsという人が、下記のように発言しています。


「アサンジは本当に危険にさらされています。アメリカ政府だけじゃなくて、イギリスや他の多くの政府からも。そして彼を黙らせようと結託して追いかけています。個人的な見解ですが、今回の法的な試みの裏にはアメリカ政府がいて、仮にこれが失敗したとしても、彼はCIA暗殺チームによって始末されるでしょう。それはCIAにとって普通なことで、何ら不思議なことではありません。70年代半ばに議会でそういったことをたくさんききましたし、いつも人々を暗殺してきたとパブリックレコードにあります。」


“[Assange] is very much a threat. Not just to the American government but the British government and any number of governments. And so, there is a concerted effort to nail him, to shut him up. In my opinion, if the legal attempt, which I’m sure the United States government is behind, if this fails, he’ll simply be assassinated by a CIA assassination team. It’s common practice for the CIA to do that. It’s nothing unusual about it. The Congress had many hearings in the mid-70s and it’s in the public record that they’re always assassinating people.”

Former Reagan Official: If Law Fails, Julian Assange Will Be Assassinated By The CIA


そしてニコニコニュースによると、ウィキリークスが現在、日本に関する情報の公開準備をしていること、さらにはアサンジ氏本人が来日を検討しているとのことです。


ニコニコニュース

2010-11-24

Amazon Kindle返品に悪戦苦闘。

f:id:s-fridge:20101030003404j:image:rightある日キンドルが故障。

画面にスジが入ったり、大きな空白ができたりして、まともに読めなくなった。アマゾンUSに電話したら、「返金します。新品送ります」とありがたい事に即対応して下さった。「返品方法はemailにてご案内します」で、その手順に沿って郵便局に行き、EMSで返品したはず…が、戻ってきた。悪夢はここから始まる。


話が長くなるので、結論から。

Kindleを返品するときには、米運送会社のUPSアマゾン提携)を使う。」

理由。


「日本の運送会社はリチウム電池を取り扱ってない。」


ここ数週間、郵便局クロネコさん、DHLJAL CARGO、UPSと問い合せをする日々が続いた。


郵便局 リチウム=絶対無理。

ヤマトさん リチウム法人契約はOK。個人の場合は、非危険物であるという証明書類の作成が大変なので、代理店を通して下さい。お値段は…高い。

JAL CARGO リチウム=個人のお客さまは、代理店の日本通運さんを通して下さい。

DHL(*外資系運送会社) リチウム=無理です。


アマゾンUSにももちろんこの状況を説明。何度かやりとりが続く。こんな返答を頂く。


Kindle batteries are considered "Small Lithium Batteries in Equipment" under the international regulations and when shipped individually do not require any special labeling or documentation. Please inform the carrier of this information. ”


機器内蔵の小さなリチウムバッテリーを送る場合、特別なラベルや書類は不要ですので、この旨を運送会社にお伝え下さい。


とのこと。でも、日本の運送会社で断られ続けてるよー、って言っても、アマゾンUSはどうして送れないのかが逆に理解しかねるようでした。結局アマゾンさんの紹介で、UPSに問い合わせたら「あ、キンドルですね〜」と好意的な回答が。


UPSさん リチウム=受け付けてます。書類に関してはThe Air Transport Association (IATA)ウェブサイトを確認して下さい。


で、IATAのリチウムバッテリーに関するドキュメントを読む。


リチウム電池の定義やら、パッケージング、ラベリングの方法なんかが書いてある。


そこに、「例外」の文字が。


Exceptions

Small lithium metal and lithium ion batteries are excepted from most of the requirements of the ICAO Technical Instructions and IATA DGR provided that they comply with all of the requirements set out in Section II of Packing Instructions 965, 966 and 967 for lithium ion batteries and Section II of Packing Instructions 968, 969 and 970 for lithium metal batteries in the 51st edition of the IATA DGR.

Guidance Document – Transport of Lithium Batteries Revised for the 2010 Regulations

Packages containing lithium batteries, or lithium batteries contained in, or packed with, equipment that meet the provisions of Section II of these packing instructions are not required to have a Class 9 hazard label and there is no requirement for a Shipper’s Declaration for Dangerous Goods for consignments of these batteries.


これじゃマイカ?

なぜ日本からはもっと簡単に送れないのだろう?


結局、UPSさんを通してやったところ、大分スムーズに話が進んだ。

Webでインボイスとラベルを作成(必須)、集荷依頼して、送る。

お値段は0.5kgで約9000円でした。


最後に、郵便局クロネコさんの担当者さまはとても親切に対応して下さって、一生懸命色々と調べて下さった。UPSのドライバーさんにもお世話になった。ありがとうございました!


結局、規制されてるから、「なぜ?」と言っても、無理なものは無理なんだよね。でも、もう少し効率よく送れないかなあと思ったのでした。


この記事が、同じ状況で苦しんでいる人のお役に立てれば幸いです。


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【2011/4/4 追記】


この記事に辿り着いた方はいざKindleを送る段階だと思うので、私がたどった返品手順もご参考までにまとめてみました。

※返品は30日以内なので、この時点で既に間に合わないと感じた方は、念のためアマゾンにメールを出した方がいいかもしれません。私ももう一ヶ月猶予を頂きました。


1. UPSのサイトでインボイスとラベルの作成。

  これは、UPSサイトの画面に従って必要情報を入力していくとできます。

 +α、自由欄(Additional Comments)に送料と返却理由を追記。

 ※アマゾンのメールでは「Packing Slipに送料と返却理由かいてね」とあるので、インボイスとは別にするのもアリかと思います。


2. インボイスの印刷。

 UPSのサイトで、作成したインボイス(Commercial Invoice)をPDFエクスポート、印刷します。

 日付とサインを忘れずに。


3. 荷物の準備と集荷依頼。

 キンドルをビニール袋に包んで箱へ。インボイスも同封。

 UPSサイトで集荷依頼。


4. 集荷のあと、アマゾンにメール。

 UPSトラッキングナンバー、送料、ついでに、キンドルを購入したときのオーダー番号などの情報を送りました。


ざっくりですが、大体こんな流れだったと思います。


その後すぐ、アマゾンから返金手続きに関するメールが来ました。

実際カード会社の明細で振り込みを確認するのに、1、2ヶ月くらいかかったと思いますが特に問題なく返金されました。



ちゃんと送れますように。

2010-08-31 Kindleをいじってみる。

楽しみにしていたKindleが本日届いた!色は白で、3G WiFi版。

f:id:s-fridge:20100831205934j:image:left


これはいい、本を読みまくって建設的な暇つぶしができる!


前の記事に、iPhoneは多機能なので、注意散漫な私は、本を読む前に充電をきらす」のようなことを書いたが、なるほど、Kindleは本を読むためだけのツール。禊をしたガジェット


一応ブラウザ搭載なので、ネットはできるものの、グレースケールだし

表示速度がかなり遅いので、ほんと、Kindle Storeに行って、本/新聞を買ってテキストを読むくらいしかやる気が起きない。フリーで3G回線使えるって喜んでたけど、ツイッターとかfacebookとか、そういうの、できるけどやらないな。


ユーザビリティの面でも、タッチインターフェースに慣れてる人は、多少使いづらく始めは感じるかもしれない。私もそう。でも、きっと徐々に慣れてく。


辞書機能はす・て・き!


f:id:s-fridge:20100831210556j:image:right

e-inkディスプレイも素晴らしい。

滑らかな材質の「紙」(?)のようだ。近くでみるほど、紙っぽくみえる。確かに目には優しそう。(右参照)


で、私にとって一番大事な、「寝ながら読める」ってところ。

紙だと、本を抑えてページめくるから両手使って腕が疲れちゃってたけど。


両側に同じボタン(ページ進む/戻る)が付いてるので、Kindle持つ手が、左だろうが右だろうが両手だろうが、ページをめくれるので、どんな格好で寝ようともOK! これはお外で寝ながらがベスト。まだ試してないけど、近いうち。


コンテンツについて。新聞は高いなという印象。ざっと見た感じ、大体月10ドルの購読料はする。日本の新聞は、朝日$9.99、毎日$9.99。NYTは$27.99!アマゾンのrecommend広告は沢山見れますw


あ、あと、白は背面が汚れやすい。


初日は、こんなところでした。

まとめ。Kindleは禊を行ったガジェット。俗世間との交信を絶って、本の世界に没頭するのに最適かと。そうだ、今度オーディオブックも試してみよう。

2010-08-11

Kindle最新版を購入した理由。

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予約の段階なのでまだ届いてないけど、早速Kindle本を購入してiPhoneで読んでいる。読み慣れてきたのか、「本=紙」という従来の本に対する印象が大分変わった。

以前は、電子書籍は重たい専門書や流行のあるビジネス書を中心に購入し、気に入った小説や飾っておきたいようなイカす本なんかは紙で買おうと、紙本と電子本で一線を引いていた。しかし、実際手に取ってみると電子書籍が急に身近に感じられるようになり、今ではその境界線があやふやになってきている。


なにがきっかけで、Kindleデバイス)を購入したのか。

一番の理由は、本の価格にある。Kindle本は、安い。

AmazonKindleストアにいけば価格がのっているが、紙本に比べて大なり小なり価格が低い。紙本の値段の1/3〜1/2のものもあるため、デバイスへの初期投資はすぐにリターンされると考えた。電子書籍は、紙の書籍より高くても売れるという意見もあるが、オンデマンドダウンロードでき、印刷、流通コストが抑えられる分、私は紙より価格が低くないと納得できない面もある。中古の紙本の方が電子書籍より安い場合は、時間に焦っている場合を除いて私はそちらを選択するかも。今は、電子書籍マーケットへの参入競争が激しいので、将来的に紙よりも電子書籍の方が高いという可能性もありうる(?)かもしれないが、充実したコンテンツを安く提供するプラットフォームに人気が集中するため、個人的に、当分は紙の方が電子書籍よりも価格が低くなるということはないのではと思う。



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knowbodies



次に、デバイスの特徴。


Kindle for iPhone を使用してみて思ったけど、充電の持ちの良さは電子書籍デバイスを選択する上で最重要事項だと思う。iPhoneで集中して本を読むことは、私にとって難しい。読む上でのエクスペリエンスは全く問題ないが、他の機能でタスクをこなしたり、アプリで遊んだり、音楽聴いたりビデオ観たりSNSしたりでぶらぶらする時間の方が長い。注意散漫な行動の結果、充電も減り、バッテリー残量を気にしながらちびちび読むため、本の内容に没頭していない時が多々ある。その点、kindleは、WiFi切で一ヶ月充電もつので、安心して本が読める気がする。もちろん、iPhoneは全然悪くない!


そしてもう一つ重要なのは、小さくて軽いので、寝ながら読める!!!縦19センチ、横12センチ、重さ247グラム。Kindleを持つ手首や腕が痛くならない。e-ink使用で、屋外の直射日光でも快適に読めるため、私が思うに外で寝ながら読むのに適している。暗闇のなかで読む場合は、iPhone/iPadの方が光るのでいいのかも。その点、kindle本をマルチデバイス対応にしたのは、照明機能を他で補えるのでスマートだと思った。サイズについてだが、iPhone上で読んでみて、意外とデバイスの大きさは気にならなかった。KindleもきっとiPhoneに毛が生えた程度の大きさで、人によっては抵抗があるかもしれないが、私は特に問題なし。


また、他言語文字対応、音声読み上げ機能、辞書機能が、非英語圏の人達にも嬉しい。英語学習にも活用したい。音声ガイドがメニューに追加され、視覚障害者に対するユーザビリティが改善されたというニュース(hon.jp)もある。そういえば最近、アメリカ人の友人がオーディオブックにハマってて、audible.comからダウンロードしてるよ、紙もいいけどオーディオもいいよと教えてくれた。調べてみるとアマゾン子会社で、Kindleでもちろん再生可能。マルチデバイス対応でiPhone/iPod Touch/Android/Blackberryでもサポートされている。


契約なし、フリーの3G+WiFiWiFi版はWiFiのみ)とweb-kitベースのブラウザもついてくる。ありがたい。


最後に、Kindleが白黒だと始め知ったとき、ショボイと思ったけれど、これは「本を楽しむため」の必要十分な機能を集約したものなのだとようやく理解することができた。実際手にしてみた後では、もしかすると若干考えが変わるかもないが、とても楽しみ。Amazonからの出荷メールを待つ日々がしばらく続きそうだ。

2010-07-30 電子出版ニュースダイジェスト

s-fridge2010-07-30

7/22(木)〜7/28日(水)の一週間で、電子出版関連で大きな展開が。


一週間のニュースダイジェスト


7月22日(?) 海外マンガ配信最大手OneMangaが全漫画削除・配信停止を発表


7月23日 米著作権庁、合法利用の範囲を大幅拡大


7月27日 「電子出版制作・流通関連事業者による協議会」設立


7月28日(米日付)Amazonキンドル発表(他言語文字表示対応です。)



Amazonの公式発表前日に、Kindle日本語対応きそうだな〜と思ってつぶやいてたら、本当にきました。Kindleストアも時間の問題ですね。その前に、日本の「電子出版制作・流通協議会」は対策を練っているのでしょうが、注目すべきは、電子本の価格と作家と流通協議会の印税率です。

毎日jpによると、大日本印刷の流通プラットフォームも今秋開設されるそうですが、


電子書籍の制作や販売を請け負うほか、著作権管理や印税の支払い業務なども代行し出版社の電子書籍ビジネスを支援する。傘下の電子書籍専門取次会社などを通じ、他の販売サイトや書店にも流通させる。


とあります。今後、日本にキンドルストアが開設された場合、流通協議会の電子本の価格がキンドルより下がる可能性はあるのでしょうか。また、この協議会に入ってない小さな出版社とか書店などは選択肢はあるのでしょうか。「オープンで水平分業型」の日本の事業モデルということでしたが、流通プロセス構築における「取引規約」と「技術仕様」にも大注目です。


詳しくは、「電子出版制作・流通協議会」「総務省 デジタル・ネットワーク社会における出版物の利活用の推進に関する懇談会」をご覧下さい。


(参考)

One Manga Forum - Announcements

痛いニュース2ちゃんねるニュース

U.S. Copyright Office

TechCrunch Japan

電子出版制作・流通協議会 プレスリリース

Announcing a New Generation of Kindle プレスリリース