不利で辛いことも言い、実行していく勇気

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


東京都に、初の女性知事が誕生し、今日 (8月2日 火) 初登庁して、職員への訓示や、記者会見の様子テレビで拝見しました。


選挙では、「東京大改革」 を打ち出し、そのためには先ずは、「情報公開」、その手始めに2つの調査チーム (1.五輪調査チーム  2.情報公開調査チーム) を立ち上げるようだ。


また、職員への訓示では、3つを要請したとのこと。


 ■ やれない理由を考える前に、どうしたらやれるかを考えてほしい。

 ■ 提案をしてほしい。

 ■ 知恵を出してほしい。


しまだ環境ひろばとして、政治に介入をすることは控えていますが、市民環境活動をして行く上で、行政との協働は欠かせない。


協働していく上で、前向きな行政の姿勢や、職員の考えは極めて重要です。


島田市でも、3年前に女性市長が誕生して、市民参加のまちづくりを掲げて、市政をスタートさせました。


すなわち、自立した市民づくり、情報公開、・・・・職員の意識改革などなどです。


あれからもう3年、来年はもう選挙の年です。


公約した案件は全て着手し、その達成率は90%以上とのことです。


人口減少時代! そこに超高齢化社会がやって来て、これまでのサービスを維持していくことはもはやできない。


グローバルの世界の中では、一国だけが繁栄することは無理であり、高い行政サービスを維持するための高度成長はまず無理である。


そのためには、何かを切らなければならないことは自明の理である。


しかし、政治の世界では、不利で辛いことはなかなか言わない。


先送りするのが常であるが、これを言い実行するのが為政者の役目であると思う。


一つの例であるが、しまだ環境ひろばでは、「ごみの減量化」 に取組んできましたが、年間13億円ものごみ処理経費をいつまでも続けられるわけがない。


どこかの時点で、ごみを抜本的に減量するか、できなければ有料化せざるを得ない。


市民が本当にその気になれば、ごみの排出量は半分にすることは可能である。


分別すれば、資源になるごみを、市民は、便利調法、近代設備の 「溶融炉」 で、何でも焼いている現状に安住し、減らそうとしないのである。


誰かが、強烈に改善を叫び、実行しなくては、「ごみ処理経費の削減」 はできない。


今日の、東京都知事就任あいさつを聞いて、”不利で辛いことも言い、実行する勇気” を改めて感じた次第である。