「生活情報交換会 12月例会」に出席

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


ブログ投稿を一週間、ご無沙汰しました。


約一週間、バンコクを基点にして、郊外の工業団地内の工場見学、市内3大寺院や王宮、水上マーケットやアユタヤ遺跡を見学しました。


最終日は、
仏教の国とは思えない、ジングルベルで沸き立つ市内商店街を散策し、主にタイの都市部の活況ぶりを目の当たりにしました。


さて、帰国後 一昨日 (12月15日 金 AM) は、「静岡 生活情報交換会 12月例会」 に出席し、タイ北部のミャンマーと接する本当に貧しい地域に赴き、子供たちへの教育を支援する話をお聞きし、身に包まされる想いで講演を聞きました。


  ■ 演題 「学校へ行きたい!」 〜国境に暮らす子供たち〜
  

    ◆ タイとミャンマー国境付近に暮らす子供たちの現状


    ◆ 教育の力で過酷な環境にある子供たちの未来をつくるNPO  「SHIDA」 の挑戦


  ■ 講師:NPO法人 SHIDA 代表理事 杉山 秀夫氏


一週間前まで、華やかなタイの都市部に滞在して、その活況ぶりに驚いて帰ってきて、この話を聞いて、都市部と地方の格差の大きさに改めて驚きました。


15年ほど前に一回、同国を観光した時と比べて今回は、道路はオートバイだらけで家族中が乗っている風景は消えて、新品の車が増え、渋滞も昔ほどではないように感じました。


その分、裕福になったと思いますが、良く観察するとまだまだ日本と比べると、30年は遅れているように思う。


ましてや、地方の小村には、都市部の近代化や活況は全く届いていないようだ。


タイの人口は、約6.3千万人 その内 バンコク付近に8百万人強が暮らしている。


経済を動かしているのは中国系、それに甘んじているのがタイ人、外国から多くの企業が進出し、安い賃金で雇われている。


ひと昔前は、中国も同じであったが、今や中国人の賃金はうなぎ上りに上がり、進出する外資系企業にとっては魅力がなくなり、今やその魅力は、タイ・ベトナムミャンマーに移っている。


今、タイに於ける外資系企業では、賃上げ闘争がたけなわになっているという。


タイの地方小村の生活向上は、まだまだ先のように思うが少しづつ前進している。


それまでは、杉山さんのような活動は不可欠であり、そのご苦労にはとても及ばないが、同じボランティア活動をする仲間として、心からエールを贈りたい。


どうか頑張ってください。