市民活動団体の苦悩

NPO法人 しまだ環境ひろば 「事務局」 です。


しまだ環境ひろばは、島田市 第一次環境基本計画」 策定のために集められた、「市民環境百人会議」 を前身として結成された、市民環境活動団体です。


島田市 第一次環境基本計画」 の策定がなって、市長名で計画が発効されて、使命を終わった百人会議は一旦解散し改めて、「しまだ環境ひろば」 として結成されたものです。


環境基本計画に書いた、” 市民の取組み ” を、市民の先頭に立って実行することが目的でした。


結成以来、今年8月で丸15年、この間、” 市民環境活動 ” に、一生懸命に打ち込んできました。


その活動内容は、島田市が発行している、「島田市 環境報告書」 を見れば一目瞭然です。


額は非常に少ないですが、活動収入 (農作物の会員への斡旋や、環境活動イベントの参加料など) で活動資金を賄っています。


それだけ活動が少ないとも言えますが、今の陣容ではやっとの状態です。


営利が目的ではありませんので利益は全く出ませんが、会員のこれまでの活躍で運転資金もでき、日常の活動経費に困ることはありません。


この15年、会員も高齢化し活動力は確実に落ちていますが、これからも活動は続いて行くでしょうし、会も存続していくでしょう。


存続するだけなら、そんなに心配はいりません。


さて、世の中に存在する多くの市民団体は、その殆どが使命を終えたり、活動資金に窮したりした理由で消えていく団体が非常に多いと聞く。


どの団体も、目的をもって中核となる事業を興し、それが将来花が咲くように育てて行くわけですが、その過程の中で、経費が賄えなくなったり、素材が切れたりすることが原因で挫折しています。


要は、中核となる事業が育つまで、固定費を稼げる事業が並行して存続する事が必要です。


固定費を、補助金や寄付金で稼いでいる団体はいずれ行き詰ります。


市民活動団体の代表者の苦悩はここにあります。


そういう意味で、支援しているS会は非常に心配です。


何とか、中核となる事業の固定費を、何らかの方法で稼がなければ将来がありません。


その危機感が会全体にないのは非常に心配です。


近々の課題です。