レクチャーノート 2009
寝る前とか、アレですよね。寝付きが悪くて寝起きが最悪って最低ですよね。そういう秋の夜長は、レクチャーノートが良いです。最近のヒットはこれ。こういうエンターテーメント性あふれるのって、心がほんわかしますよね。しないか。でも、わくわくします!
以下、まわりの人に少し紹介したくなる講義ノートをリストしてみました。情報科学の基礎分野のものです*1。
- Erik D. Demaine: Advanced Data Structures
もうこれはすごい楽しかったです。これと、Peter Brass さんのこれ (当時はpreprint版がダウンロードできた) をほぼ同時期に見つけて、一気にデータ構造熱が上がったりしました。(そのあと韓国で、このpreprint版を基にPeterさん直々の講義を受けることができて、ともて刺激的でした。その講義での演習問題のファンタスティックさがファンタスティックでした。Advanced Data Structures)
- Sariel Har-Peled: Geometric approximation algorithms
これは、well-separated pair decomposition(WSPD)やVC次元なんかが楽しかったです。3年くらい前の版では、え?これ間違ってない?っていう感じでしたが、更新の度になおっていったので、ホッとしながら過ごしていました。面白いですねぇ。
- Jeff Erickson: Algorithms Course Materials
765ページもありますよ。もう出版とかしちゃえば良いのにってぐらい、すごくまとまっています。章はじめの格言とかも本格的ですよね。ああいう一言メモって、とっても面白いですよね。何かの書籍でジキル博士の台詞が載っていたので、ジキルとハイド読みましたよ。くぁw。
- Herbert Edelsbrunner: Discrete Mathematics for Computer Science
これも最近見つけたのですが、まだあまり読んでいませんが、楽しいです。昔は、アルゴリズム基礎の講義ノートが読めたのですが、今は分かりません。そのノートで、amortized analysis のいろいろを理解しました。
- Yoshio Okamoto: Discrete Mathematics and Computational Structures
分野的にもすごく勉強になりました。とにかくすごい。と思う点はマニアックさです。こういうマニアックな講義は私も受けたことがありますが、受講生は私一人だった(博士後期課程向けだったこともあるけど、回を重ねるごとにそうなってしまった)ことがあります。でも、wiki とかの状況を見ると、きっと有意義なものだったのだと思います。それにしても、Beamer 資料にしびれる。
まだまだ、いっぱいあると思いますが、ぱっと思いついたものをリストしてみました。最後に、FreeTechBooks。これ、Computational Complexity: A Modern ApproachやAlgorithmsなんかも載ってたりしましたので、チェックしてみてはいかが?就寝前にでもいかが?
あぁ、閉め方がキモイ。