s0met1me◆JIRN.kBNd のやんばる名護パトロール隊(起承転々)2nd

沖縄本島北部はやんばる名護エリアでの由無し事をつらつらと.

はてなダイアリーからのインポートにより以前の記事のタイトル,表,見出し,改行等々の乱れが生じていますが今更いちいち直せないのでご理解ください.
当ブログの記載事項は全て無保証です.また貴方の健康を損ねる恐れが有るので,閲覧は全て自己責任で必要最低限度に留めることをお勧めします.


名護飲食店(食堂・そば屋)リスト w Google map (連動ブログ)

飲食店(食堂・そば屋)リスト(もっぱら名護市内)

『食系まとめエントリ』一覧






慶佐次(三日目) エキストラ再開7日目(#17「カムイ外伝」)

この時期ウチナンチュは真昼間に海辺をうろついたりしないのは常識.6月の時には見事に真っ白だったスタッフだけど,流石に連日なので(衣装,メイク,ヘアメイクさん以外の男性は)殆ど見事に真っ黒になって,既にオレも抜かれてる.

ダイエットにはロケ? 3日間で2kg 減.ただし下手すりゃ... 過酷なスケジュールだけど,それでも監督が結構沖縄経験が有るんでマシな方か? その点サポート体制はしっかりしてるけど,やっぱそもそも撮影が正直シンドイと思う.


2008年7月22日(火)

そんで9時集合で,さっきまで居た支度場所へ出発.
10時には着き,オレの支度は11時には終わって待ち.頭はボウッとするし目は霞む.11時半に昼弁.前日のパターンを考えると,早目に食べて,夜弁パスが正解だろうと,またまたおかずのみ食べる.大半がグッタリ気味の中で,前日の睡眠不足にも関わらず,またまた喋り通しのグループが2,3あってカチンと来る.この日も無駄に好い天気というかドピーカン.

午前中の撮りが押したのか,13時に出発.10分程度で現場に着くのだが,そのままバスで待機.14時頃になってようやく下に下りる.

日中のシーン用に,一同赤い布を様々な部分に巻き付けたり,頭に被せられたりする.その後この日は押してる所為か,細かいシーン説明はあまりなく,さっそく動きの指示.どうやら夢の中の設定.ココで運悪く一番長く走る A グループに選抜される.左足がヤバそうに思ったが,テストで様子をみて,本当に駄目だったら,何か対策を考えようとそのままにする.


まず遠くでカムイと絵師がすれ違う時に会釈をし,数歩通り過ぎた絵師が振り返るキッカケで,一同がカムイに向かってゾロゾロと歩いてゆく(集団の後方からロングでカムイ撮ってて,カメラ前にフレームインしていく)カット.右側の列の前から3,4人目あたりで,井戸の辺りまで歩いた.

カムイの手前まで近付いた集団が取り囲むように広がるカット(カムイ位置のカメラがあおる絵).2列目に居て右(カメラ下手)移動.


その次だったか,カメラ脇つか下手すりゃ蹴倒しそうな位置を集団が走り抜けるカットで,エキストラの女性が躓いて転倒して軽い怪我(その後病院直行で手当てだったけど軽傷で復帰).結構詰って走ってくれという要求で不安.オレはオレで案の定初日に傷めて回復途中だったフクラハギの状態がまた悪化.そこでまたオレには「もっとカメラギリギリを抜けて」と無茶な指示.簡単に言うけど,「事件は現場で起きているんだぁ!」.ここはドサクサで分からないだろう.

前の取り囲む状況を,円形移動で集団の後方から押さえるカット.同じ状態で恐れおののくカムイの表情のカット等など.やはり2列目でカメラ目線で右から3人目あたり.


その後問題の長い走りのカット.こりゃ全力疾走なんか無理なので,AD に遅れて走ることを申告.だいたいヒヤメシは大まかな大小くらいでサイズがきっちりしてない上に,ちゃんと同じモノ(大きさ)の組になってないし, 足にピッタリしたモノがなかなか選べない.しかもペラペラで,材料も小石を踏めば激痛い固さなので,足元の悪いところを走るようなアクションはそもそも危険が伴う.技術の国なんだから,もう少し腰が有って足裏が痛くないような作り方できんのかね?

前のカットの後でカムイが逃げ始め,取り囲んでた A グループの集団が追い駆けて行くシーン.逃げたカムイが他からの集団を避けて寄り合い所前に追い込まれ,そこで取り囲まれてボコられるカット.ここもドサクサなんで分からないだろう.囲まれてからカムイの悲鳴だけが聞こえるカット.


その輪に「サヤカ」が飛び込んできた後,囲んでいた村人が手前のカメラ方向と奥側に二手に分かれて散っていくカット.ここはカメラ上手に横切ったんで入ってるかも.

手持ちカメラが「サヤカ」目線で輪に入っていくカット.ここは当然周囲は入らない.

その後血だらけのカムイ撮りの予定があったけどキャンセル.

夕方ラストに昨日の宴会分のオンリー録り.3分弱の長いのと,ラスト部分の1分程度.

17時過ぎ頃か夜弁(もちろんパス)休憩で日没待ち.


また20時頃に再開.

その後寄り合い所での,前日の宴会の続きの撮りになるのだが,まず表でのカムイの手品シーンから開始で,子供らと絡むカットがかなり有り,また暫らく待機.監督が子供らの反応に結構拘って長引く.あの小っちゃい「ツグミ」が飛び上がって舞い落ちる羽を掴むシーンも何度も.
風の具合が悪くてなかなか上手く行かないんで,結局棒の先に紐を結んで羽を吊って羽なしで「ツグミ」の動きだけ撮ることにしてたけど,そこも何度もやらせてた.その後吊った羽だけサンプル撮影(合成する様子).「引キ目で撮っといてデジタルズームにするか?」とかって監督のも聞こえたけど,そーゆー時代なんだ.


上がってひたすら待つが,板床に座れば尻が痛いしされども睡魔も襲ってくるし.眠くて仕方が無いので大トックリを枕にして少しウツラ.口を動かしてれば眠くならないかと,ツマミの残りいじって気を紛らしつつ雰囲気を作る.その後サヤカ待ちとかも有って,結局宴会シーンの開始は22時前後だったか.

前日のバラバラの輪が一つの大きな車座に変わり,真中が舞台になる設定.胡弓の曲に合わせて渡り衆の一人が舞うシーン.2カットと音楽なしの踊りのみでオンリー録り.


25時ちょい過ぎ終了.昨日より「雷」多目.
バラシ終わり26時過ぎ.衣装さんに「御輿でもやってるの?」と言われて??? 「フンドシの着方が一番きれいだ」そうで.この映画で去年から数えるとフンドシ9回.どうも直し方が上達したらしい.しかしこの3日間は大半の時間をフンドシにボロ着物で過ごしているワケで,考えたらおかしなものだ.

帰着27時過ぎ.連日1時2時終わりってキャバ嬢か?って感じがしないでもない.
当初4レンチャンの予定だったが,事情が変わって(役着き俳優の一人が熱中症で運ばれてしまい,スケジュール変更)エキストラ参加はとりあえず一日空くことに.これは正直助かった.

起きてから左脹脛を触ってみると,やっぱり痛みのある箇所にはボコっとした感触が... ;_;

村のカタチが有ってボロ着物姿の人が多けりゃ100人近くウロウロしてるよなとこにずっと居ると,ワケの分からない感覚になってくる.
そんな格好で待ち時間に携帯電話をいじってる人があちこちに居るのが,やや変ではあるけど,そこは見慣れるとあまり違和感は無い.しかし久々?に現代の現実の街に出てみると,これがまた何だか変な感じで.

そうこうしてると明日の集合の連絡.

一日空いてほっとしてると何気に食い気が.でもまぁ先のこと考えると少し食べとかないとヤバイのは確か.鰻も喰っといたるわ.