えすにズムの坩堝

2015年06月10日 Anything

Anything』。これね。

ミュージックビデオGoogle Chromeジャック——安室奈美恵新曲プロモーション

http://www.advertimes.com/20150608/article194335/


Perfumeの対抗、を目指したように感じたけどまあそれは大したことじゃないというか色々やってくれればこっちは楽しい。で、Perfumeの時は何も思わなかったけど『Anything』はこれでもうウェブはあれだな、かつてのウェブは本当に終わるんだなと物哀しい気分になった。

2015年01月02日 喜多みどり『亜夜子と時計塔のガーディアン 約束のチョコレート』

亜夜子と時計塔のガーディアン 約束のチョコレート

とても上手で、ずっとメモを取りっぱなしの本でした。

今回は、亜夜子がレイに押し倒されるところから。いやほんとに。
まあそれは、読んで確かめてもらうとして、事件は(英国紳士日本から留学して来た淑女を押し倒すのも事件だけど)レイの友人シーモア警察逮捕されるのが入り口になっています

容疑は、切り裂きジャックとして。

当然友人が切り裂きジャックとは信じられない、というかそうではないと確信している、そして、自信が切り裂きジャック因縁からレイは、友の濡れ衣を晴らすべく動き始めます

シーモアの父親や学校校長といった、腹に一物あり裏側を見せたりしない大人たち、レイと離れ離れになってしまいながら、不慣れなロンドン下町捜査に奮闘する亜夜子、亜夜子を拒絶して何も語ろうとしないレイ……。
という事件の展開を背景に、婉曲的で毒味のある上流階級の会話、娼館下層階級警察の衝突などロンドンの綺麗ではない面、校長寮のキッチンでキッチナーを使ってマーマレードを作るところなどの作者の趣味全開の描写(だと思う……)のエピソードを交えて物語は進んでいきます
もちろん、主人公である亜夜子とレイ関係もしっかり描かれます。今回はレイに拒絶されてショックを受けたり立ち直ったり、レイと離れてみて初めて分かる彼の人柄や過去があって、それに対しての想いも二転三転したりと、大忙しの亜夜子でした。女の子は大変ですねえ。それを約束チョコレートが結びます


最初「とても上手」と言いましたけど、例えばこんな所。

亜夜子たちのいるスタグフォード校とロンドンホワイトヒルズ校がフットボールイギリスなので、サッカーです)の親善試合をすることになっていて、その打ち合わせでレイホワイトヒルズ学生が話す場面、傍で見ている、留学生である亜夜子の視点で、レイ発音が綺麗なこと、綺麗な発音がこういう場では大事であることが描かれます。それと対比する、捜査のためにロンドン下町で聞き込みをするレイの、ほとんど聞き取れないような訛りの強い発音。これでイギリス上流階級下層階級の違いを描きます。「シスターブラックシープ」の三巻でもそうでしたけど、裏社会とか下層とか、そういう部分を描いて重層的に街を描くのが作者はとても上手だなあと思います
これはしかも、伏線のための伏線ではなくちゃんと物語必要エピソードになっています親善試合はこの巻の終盤で大事役割を果たしますし、レイ下町の話し方ができるのは、彼自身の生い立ちによるシリーズを通した大事描写なのです。

こういうのが随所にあって一々溜息をつきながら読んでいました。切り裂きジャックが(登場します!)自分を信用させるために使ったトリックとか。


それと、すごいびっくりしたんですが、終盤段々そういう雰囲気が滲んてきていたのですが、実はこの巻が最終巻でした。すごいショック……。

2014年12月30日 蠍座閉館

蠍座が閉館してしまうということで、『ロゼッタ』と『友よさらばと言おう』の二本を観て来ました。

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最終日だからなのか、盛況。こんなに混んでるの初めて見たw

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