朝3時起きで然別湖へ行ってきました。
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ここから2枚は、帯広市内の公園です。


G2も持って行きましたが、入っていたフィルムがフォルティアSPなので、どう仕上がっているやらわかりません。上から2枚目と同じアングルの写真もあるので、露出がもし決まっていれば空の色もすっ飛ばずにもっと荘厳な朝に写っていると思いますが、全く自信なし。本当は下界が黄金に輝いていたんです。凄かった。

撮影日誌(掲載した画像はすべてFinePix F10で撮影したものです)

今日は本当は豊頃を抜けて十勝太へ出る予定でした。朝起きると風が吹いていたので、いつもの河川敷は霧が出ないなあ、だとすればまだ時間も早いし遠くへ行こう、ああそうだ、海から昇る朝日もいいなあと思いまして(説明が長い)。でも札内川を渡ったあたりで急に気が変わり、Uターンして然別方面へ。いやね、恥ずかしい話ですが、海へ向かう途中の道が怖いんですよ。当然日の出に間に合うよう行くわけですから、周囲は真っ暗。民家だってほとんどありません。まあそれは然別でも同じことですが、何となく自分は海沿いよりも山沿いの方が真っ暗でも怖くないんです(いや少しはゾッとするけど)。
で、途中事故もなく5時過ぎには扇ヶ原展望台に到着。空は山に沿ってうっすらと赤く染まり、街の灯りがきれいでした。とりあえず長時間露光で1枚撮ってみましたが、多分露光不足でしょう。F10でも5杪、10秒程度じゃ全然撮れませんでしたから、ISO50のフォルティアSPでは無理。リモートコードが無いのでバルブも難しいですし。

ここはあきらめてクルマに戻り、然別湖を目指しました。
5時15分頃、「神秘の湖」然別湖に到着。いつもながら湖畔に立つと心が洗われます、ってここらへんにある湖はみんな神秘的ですけどね。元も子もないことを言えば、日の出前に湖畔に立てば全国どこの湖だって沼だって(多分)神秘的。
今回はフォルティアSPの発色テストも兼ねていたので、何枚か定番中の定番というアングルで撮りました。

それからあちこち歩いて撮っているうちに、朝焼けが湖面に写り込みはじめました。これがまた美しいのでずっと見ていたい気分でしたが、気を取り直して撮影、パシャ、パシャ。

一通り撮ってふと背後を振り返ると、朝の光が山の上の方にだけ差し込んで、とんでもなく幻想的な風景が。しかし手前には大きいホテルがあって、思い切り邪魔。機材をまとめてダッシュでホテル裏にまで回り込みましたが時すでに遅し、間に合いませんでした。ちょうどホテルのゴミを出しにきた従業員さんと照れ隠しに朝のご挨拶。ああ惜しかった。そそくさと機材を積み込んで、然別湖を後にしました。
でもここで早く帰ったおかげで、再度通った扇ヶ原展望台で絶景(まさしく黄金の朝)を見ることができました。フィルムにちゃんと写ってるかなあ、空にAEが引っ張られて散々かもしれないなあ、すごく不安で楽しみ。露出を変えて何枚か撮ろうと思っていたんだけど、みるみるうちに色が普通に戻ってしまって、多分金色に輝く風景は最初の1枚だけだと思うんですよ。果たしてどうなっているやら。
その後、脇道にそれたりしながら霜につつまれた草花を撮りました。


なんだかんだで、10時過ぎには帯広到着。そのままフィルムを出そうと思ったんですが、町中であちこち赤く染まっているので、その度に寄り道して撮影。

結局ラボに出したのは11時頃でした。帰ってから一通りPC上で確認し、ご飯を食べてそのままお昼寝。いやあ、いいお休みでした。

アスティア100F

あ、そうそう、現像に出した際にアスティア100Fを買ってきました。今朝の扇ヶ原展望台のように肉眼にドカーンと衝撃がくるような風景は、もしかするとアスティアで露出過多気味に撮った方が良いんじゃないかなと思いまして。ただ銀塩カメラですから「このシーンはベルビア、ここはアスティア、こっちはフォルティア」という使い方は無理でして、実際ピッタリくる瞬間にカメラにはアスティアが入っていた、というラッキーな事態はなかなか望めないかもしれません。使う時はきっちり計画をたてて撮影したいと思います。
フォルティアSPは出番が来るまで冷蔵庫に入っていてもらい、普段撮りは当面ベルビア100Fとトレビ100Cで行こうと思います。