未来人ジョン・タイターの大予言

未来人ジョン・タイターの大予言―2036年からのタイムトラベラー (MAXムック)

未来人ジョン・タイターの大予言―2036年からのタイムトラベラー (MAXムック)


なんか北京五輪チベットうんぬんで怪しくなってきたので、この本を読み始めた。


これは、2036年からタイムマシンに乗ってやってきたジョン・タイターとゆー人が、
2000年頃にアメリカの掲示版でいろんな質疑応答してるのをまとめたもので、
狂牛病イラク戦争が将来起こることを当てたりしてるので話題になったやつ。
で、ジョン・タイターの予言によれば、オリンピックは2004年のトリノで終わる(北京五輪は開かれない)、ってことなんだよね。


ちなみに外れてる予言もあって、
2000年問題で世の中大変になる、ってのは外して動揺してるし、
掲示版で結構な部分で議論されている「2005年にアメリカで内戦が起きる」ってのも外れてるし。
ただこの人のタイムトラベルの理論の基本が「パラレルワールド」なので、
外れたら外れたで「これは、2000年問題が起きなかったもう一つの世界なのだ」って言って理論付けできるんだよね。
いわゆるタイムトラベルのパラドックス「過去に行って自分の祖先を殺したら、自分も消えてしまう」ってのに対しても、
「祖先が死ぬ/死なない、の2つの可能性のパラレルワールドがあるわけで、祖先が死ぬのは1つの世界だけで起こったこと」とゆーことにしてると。


本を読んだ感想としては、
「こいつ、性格相当悪いなー」ってのが一番かなぁ。
翻訳のせいかもしれないけど、掲示版でのやりとりの口調が、相当オタクっぽくてヒネクレてんだよなぁ。
タイムマシンの原理について質問されると、
パイロットは物理学者ではないのに、飛行機が飛ぶ原理について物理的に完全に説明できるでしょうか」みたいに質問を逸らして、それはそれで納得するんだけど、
でも、そんな態々パイロットに指名されるよーな人が、こんなに性格悪いかよ、とか。
タイムトラベルのディテールとともに、性格も設定して書き込みできないもんなのかな。


ちなみにジョンによれば、
2008年にアメリカに女性大統領が誕生し、
2015年に第3次世界大戦が起こり、
日本は韓国・台湾とともに、中国に併合されるんだが。



ま、飲みの会とかでチベットの話になった時に、
「でも、アメリカに未来からタイムマシンに乗ってやって来たって人がいて、その人によれば北京五輪は中止になるらしーよ」
って言えば、10分くらいは場が盛り上がって便利なんだよね。