上海その4

万博、開催された当初は「わざわざ行くこともないだろう」と思っていたのですが、
この機会に(ついでに)訪れることができました!


概要については、こちらに比較的コンパクトにまとまった紹介がありました。


http://www.mizuho-ri.co.jp/research/economics/pdf/research/r100201keyword.pdf


なるほど。
これを見ると、どうやらトータル7,000万人を目標にしているようですが、
万博の公式サイトを見ると、今日の時点で5,800万人弱。
競争ではないにしても、政府としては何とか達成させたいのでしょうが、
あと1カ月。果たしてどうなることやら・・・


ネガティブな話はさておき、万博の中身ですが、
史上最大規模ということもあり、とにかく広い!
バスやら船やらを駆使して会場内を移動して、一通りのエリアを回ってきました。


まずは入り口の中国館。




次にアジアエリアへ行き、韓国館やら日本館やら、混んでいたため外見のみ鑑賞…
ちなみに日本館は、夕方6時くらいの段階で2時間くらいの待ち時間でした。




すっかり夕日も暮れ出して。




そのあとヨーロッパエリアへ…
やっぱりヨーロッパの国々の館は、なんかスタイリッシュ。



そして次は産業と都市のエリアへ…
ここは対岸にあるため、船で移動!
夜景がとてもきれいで、改めて上海の発展ぶりを実感しました。




次のエリアで向かったのは、日本産業館。
どうやら館内で映画が上映されるらしいのですが、
それを見なくても良い場合は比較的早く入れるらしいので、並んで入ってみました。
中身は…。




最後に、ベストシティ実践区に(詳細ははじめのレポートに書いてありました)。
一応、環境が中心的なテーマの万博においては大事なエリアだと思うのですが、
予想通り閑散とした感じでした…




中身の一例はこんな感じ。
20数年前に、つくば万博に行ったことがあるのですが、
なんかそれと同じような感じ・・・?
人間が想像できる未来像にも限界があるようです。
永遠にやってこない未来って感じでしょうか。



と、慌ただしく巡っている間にあっという間に夜の10時!


中に入った館は少しだけなので何とも言えませんが、
それぞれの館の展示自体は、月並みな展示なのでは?というのが正直な感想です。


ただ、もしかするとそれは私が先進国の人間だからなのかもしれません。
つまり、いまの日本人にとっては海外旅行は当たり前で、
行こうと思えば大抵の国には行け、比較的身近な存在だと思います。
でも、中国の人にとってすれば、内陸部の人々など、
海外というのはまだまだ遠い存在なのだと思われます。
万博というイベントを通じて、中国の人がより世界のことを知る、
というのは、とても意義深いことだと思いました。


それと同時に、大阪万博が開催された当時の日本人も、
いまの中国の人と同じように、万博を通じて世界のことを知り、
今に至っているのだな〜と思うと、自分が昔の日本にタイムスリップをしたみたいで、
なんだか感慨深いものを感じました。


そんなこんなでツアーも一通り終わり、
翌日にはちらっと観光をして飛行機で北京に帰着。
所用時間2時間…行きとは大違い。


時間の都合もあり、中国の市民活動団体のことを深堀して知ることはできませんでしたが、
今後の中国のことを考えるうえで、


ということで間が空いてしまいましたが、これで(完)