潮干狩りなんか

sa-502005-06-05

今日は大潮、つうことで潮干狩りに行ってきました.
正直、実家に帰るともう潮干狩りし放題というか、車で10分も行けば(昔は自転車で行ってたな)潮干狩りのできる海岸に出て勝手にほっていたので、関東近郊の管理漁場での「お金を払って潮干狩り」つうのにものすごい違和感、つうか馬鹿にした風あったんですけど、
やってみるとこれがなかなか.

早朝家を出て、首都高5号→湾岸→  ・・・と通って千葉に向かいます.家からだと必ずアクアラインを通るルートを誘導するのはやめてください.ナビの使い勝手を間違えたのか、アクアライン方面に誘導され、途中で引き戻したためになんだか銀座あたりの無料区間とかレインボーブリッジとかを経由して葛西臨海公園、一体どう走っているのやら絶対遠回りしてるような気がします.すげえな、もう一回走れといわれても絶対分かりません.千葉に入ったあたりから流れがよくなって、8時過ぎに富津に到着.
東京近郊で潮干狩りができるところというのはいくつかあるようですが、単に「遠いほど人口密度が低いだろう」というだけの理由でやってきました.ところが、午前中だというのに(まあ潮目から当たり前なんですが)続々と県外ナンバーの車が入ってきます。あっという間に数百台収容の臨時駐車場も満車に、でぞくぞくと降りてくるのは「長靴・マイくまで・クーラーボックス」の三種の神器を持った家族連れやらおっちゃんやら。みんなやる気マンマンなんですね、うわあ。
こりゃ手ぶらできた俺なんかダメだなあ.うわ、気がつくと観光バスで乗り付けている団体までめっさいるじゃん.そんなにみんなアサリが好きなんですか?
とりあえず入場券、つうか入漁権を購入して海岸へ.2キロ(というより一緒にくれる網袋いっぱい)までで1400円、結構高いな.クマデとバケツを購入します.

あとは無言で掘るのみ、掘るのみ.昼まで広い干潟を転々と移動しながらひたすら掘る、というか狩る、というか収穫する、というか.しばらくやっているとだんだん目星がついてきて、当然のことだが深くなるほど大きなアサリが多い、とか.気がつくと網袋いっぱいまで、なんかどう見ても2キロなんかじゃない量が獲れてしまいました.

昼前から急速に潮が満ちてきて、潮干狩りは御終い.昼過ぎにはすっかり一面のどかな春の海の光景になりました.小波が陽光に反射してきらきら光ります.

結局大量のアサリとハマグリをお持ち帰りすることができた訳です.当日が大潮で、前日雨が降ったことでお客さんが少なかったことも幸いしたんでしょうけど.もちろん東京近郊、狭いエリアに1日何千人も来ると、収穫される量も日にトン単位となるわけで、まえもってあさりを「撒いておく」訳ですが.きっと北朝鮮とかそのへんの生まれのアサリになるんだろうなあ.
ネットをうろうろしているとこんなページが.


みんなが集まりそうなところに撒きます。
舟上から、スコップで撒きます。
アサリがあるところは、扇状にあるはず。
ん〜ん!夢ないですね!潮干狩り場は!私も説明を書いていて悲しいですよ。
本当は自然のまま取って貰うのが一番いいのですが、諸事情がありまして、ご理解の程を!
千葉は金田海岸にあるのり屋さん、というかのり漁師さん、つまり海で生活している人から見た本音の潮干狩りについて書いてあるページなんですけど、そうなんだよなあと.調べてみると関東の大部分で貝類の資源ってほぼ枯渇してるんですね.もちろん、地域振興とかいろんな意味のある「潮干狩り」なんですが、ただ「狩る」ことを楽しんでもらうだけではあれなのかもしれませんな.