ララランド

 今日は久しぶりに丸一日休日です。
 で評判の『ラ.ラ.ランド』を観ました。正直大して期待してませんでした。ちょこちよこ目にする批評から能天気な映画と思っていました。
 確かに往年のハリウッド特にミュージカル映画(フランス映画も含む)へのオマージュ満載ではあるんですが、同時にハリウッド的なものへのシニカルな視点も随分あって、ストーリー自体も結構ほろ苦い。これ、好みズッ嵌りなんです。
 観る人それぞれに泣くポイントがあると思います。僕は、やはり今ですから、受験頑張った子らやクラブ一生懸命な子らにどうしてもシンクロする、終盤のオーディションの歌でボロ泣きしてしまった。
 夢追い人に祝杯を
 たとえおろかに見えても
 という意味の歌詞に、耐えられなかった。
 やはり観る価値のある映画だと思います。監督の前作『セッション』も好きだけど、あれはジャズ好きにとっては複雑な気持ちもあった。本作は音楽・歌の力へのまごうことない賛歌です。素晴らしかったと思います。