光石研さん

sabaku_m2008-01-27

主人公ユキエが住む古びたアパートの大屋を演じていただいたのは、光石研さんです。
光石さんについて、もう説明する必要はありませんね。最近でも、青山真治監督『サッド・ヴァケイション』ペンエーグ・ナッタアルナーン監督『インビジブル・ウェーブ』荻上直子監督『めがね』など多くの作品に出演されています。現在放送中のドラマ1ポンドの福音にも出演されています。日本映画に欠かす事の出来ない名優のひとりです。


光石さんのプロフィールは、こちらから。
http://www.dongyu.co.jp/profile333/mitsuishi/actor.htm


大屋は、いつもユキエを見つめています。そして、いつも側に現れては、ユキエの耳元でまるで自分が彼女の庇護者であるかのように忠告を囁くのです。ユキエを愛する二人の男、玉川と真島。光石さんが演じる大屋を見ていると、大屋もまたユキエを愛しているのではないかと思えてくるのです…。

撮影現場で、光石さんは、『砂の影』の台本を最初に読んだ時にはミニマルなホンなのかなと思ったけれど、演じようとして改めて読むとどんなふうにも演じる事の出来る面白いホンだね、とおっしゃっていました。
映画の解釈は、ひとつではありません。見る人それぞれに、それぞれの解釈があっていいし、どれが正解でどれが不正解だという事もありません。
砂の影』は、みなさんはどんな感想をお持ちになるのでしょう? 


光石研さんは、2/2渋谷ユーロスペースでの日舞台挨拶にいらっしゃいます。お楽しみに!


どんな感想をといえば、第37回ロッテルダム国際映画祭が、23日ついにはじまりました!
砂の影』は、現地の28日、29日、31日に上映されます。

ロッテルダム国際映画祭の『砂の影』のページは、こちら。
http://www.filmfestivalrotterdam.com/eng/search/film.aspx?ID=c37d68d5-f49e-4afc-9ad5-5aaf296aa7d6
甲斐田祐輔監督は、映画祭に出演するために今日、ロッテルダムに発ちました。監督が、現地から初めて参加する国際映画祭の様子を知らせてくれるはずです。こちらも、お楽しみに!