Olympus PEN Lite E-PL5 ダブルズームキット購入〜その1 APS-C Eマウントとの比較〜

Olympus PEN Lite E-PL5ダブルズームキットを購入しました。E-PL5EVF/フラッシュを内蔵しないOlympus PENシリーズの廉価機種の1つ。同時期にはE-PM2という下位機種がありました。後継機種として、マイナーチェンジのE-PL6があります。

初回は我が家でメインとなっているAPS-C Eマウントのカメラ・レンズと比較しながら、購入理由について書いていきます。

まずは付属の標準ズームレンズM.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II Rを取りつけた場合のサイズ。主に妻が使っているNEX-5Rと電動ズームのSELP1650の組み合わせで比較していきましょう。
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レンズ先頭からのボディ背面液晶までの厚み、という観点ではなんとNEX-5RとSELP1650の方が小さい。E-PL5に付属するこの標準ズームはキットレンズとしては既に旧型で、オリンパスニコンもミラーレス最新機種の標準キットは薄型の電動ズームですから、SELP1650登場時の衝撃って大きかったんだろうなぁ、と思うわけです。ボディも、似たような可動域を持つ液晶ディスプレイを持ちながら、NEX-5Rの方が小さい点は、NEX-5系デザインの優秀さによるものでしょう。

なお、どちらも沈胴式のズームで、上の写真は収納時のもの。使用時にはこんな感じにまります。どちらもズームの広角端です。
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EマウントのSELP1650は本体の電源を入れると電動で繰り出してきて使用可能状態になりますが、14-42mm F3.5-5.6 II Rは電源ボタンを押した後、ズームリングを回転させてレンズを引き出す必要があります。一度引き出すと、広角側でロックがかかり、収納時には広角端からロックを外しながらズームリングを回して収納しなくていけません。使用開始時にロックを外す必要こそありませんが、それほど使い勝手は良いとは言えません。

ここまで比較だけ見ると、なぜマイクロフォーサーズを購入したか、疑問に思われても仕方がありません。では、今度は望遠ズームレンズM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 RNEX-6とSEL1670Zの組み合わせを比較してみましょう。なお、E-PL5には付属するフラッシュを付けています。
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大きさに注目してください。センサーが小さいこと、の利点がここにあります。

それは望遠レンズが非常にコンパクトになること。マイクロフォーサーズを購入した最も大きな目的は、NEX-6とSEL1670Zの組み合わせと一緒にサブとして持ち出す、望遠側をカバーするカメラとして使うことにあります。
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サブである以上、メインのカメラよりも大きくては意味がありませんが、画質やレスポンスもあまり妥協したくない。画質とサイズのバランスとして、最も求めているモノに近いと感じられたのが、マイクロフォーサーズだった、というわけです。

ちなみに、この望遠レンズは最も望遠側の150mmにしたときにはこんなに伸びます。フードは付属しておらず、別売りです。
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そして、2本のレンズはどちらもプラスチック製マウント。実用上問題ないとは思いますが、ちょっと不安。
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何気にプラマウントのレンズって初めてかも。

また、レンズキャップはロックが端にあるタイプ。ニコンソニーユーザだったのでこれもはじめて。
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ニコンが持っていたとされる特許のお金を払うのをケチった結果か、それとも銀色のリングも含めてクラシックな印象を出すための演出か。

E-PL5の本体液晶はNEX-5Rにも負けない可動域を持っています。なお、液晶は保護シートを貼った状態です。
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動かしやすさについては一長一短。自分撮りするための回転はスムーズだが、下から覗くために動かすのが面倒なNEX-5Rとは対照的に、上の写真のようにするのは比較的楽ですが、下の写真のように自分撮りするために動かすのはややストレスを感じます。
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上の状態の時、裏から見るとこんな風になっています。なかなかカッコいい。
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今日はここまで。レビューのための試写は週末までおあずけになりそうです。