青春18きっぷ最後の2回の使い道は割と迷ったのですが、関東近辺は割と乗り尽くしているので、どう使おうかと悩んだ結果、ふと見た国内線LCC新規就航のニュース記事を見て、LCCを使って九州に行って、山陽本線をゆっくり上って帰ってくるのはどうだろう、と思いつきました。
ちょうど平日限定のキャンペーンをやっていたので、二泊三日で行きは日曜出発でも安く買える佐賀に、帰りは瀬戸大橋を渡って高松空港から帰る、というプランを立ててみました。キャンペーン運賃で1000円。支払手数料が1便の予約ごとに300円取られるので、片道1300円也。普通に空港行くとその運賃の方が高い!
就航直後ということもあり、こういう値段のキャンペーンを定期的にやっているようなのでホームページをよくチェックした方が良さそうです。ただ、10月26日から冬ダイヤになり、成田からは広島以外昼過ぎ出発になってしまい、今回乗った佐賀に至っては減便ですので、使いにくくなりそう。
帰りの飛行機は昼発で移動距離が長いので、二泊三日と言いつつ中日しか観光できないプランですが、まあ、それはそれ、帰りたくなくなったら夕方までいて新幹線で帰ってくることも可能なので、いいか、ということで。
春秋航空日本の飛行機はボーイング737-800の最大定員まで座席を配置しており、右が前方の席だけ広いらしい、ということで片道(帰り)は疲れてそうだから広めの席を座席指定し、、行きは狭い席に当たることを敢えて期待して座席指定なしにしました。通常シートの指定料は200円なので、広い席が空いてるなら絶対に座席指定をした方が良いです。
LCCなので早めに行こう、ということで武蔵野線の東松戸から京成のアクセス特急で成田空港(第2ターミナル)に向かいます。東松戸までは青春18切符なので良いとして、東松戸から空港第2ビルまでで940円くらい取られるんですよねぇ。
東松戸の駅の乗り換えでは大きなスーツケースを持った人が目立ちます。
第2ターミナル駅到着。
ほぼ出発の2時間前に着いたのでとりあえずチェックイン。
ラッキースプリングというキャンペーンチケットは機内持ち込み手荷物のみで重さ7kgまで。これが結構キツくて、カメラを含む荷物を全部入れて体重計で測ってみたら6.7kgくらいありました。結局荷物を明示的に計測されることはなかったので、預け入れしなければ多少オーバーしても問題ない、かもしれませんが、カメラとかパソコンとか入れると結構厳しい重さです。
暇なのでラウンジでビールを飲みつつ待ちます。朝からのビールはうまい。
出発の1時間近く前に手荷物チェックを受けて待合室へ。
プレハぶーん。
出発35分前にバスで移動開始。第二ターミナルから第一ターミナルを通り、さらに芝山千代田の駅の近くまで連れて行かれます。下の写真に写ってるのが芝山鉄道の線路。
天気が悪いためバスはタラップに横付け。飛行機の写真は撮れず、残念。ギリギリにチェックインした人のバスを待ちます。空いていることもあり、出発準備は順調に進み、ほぼ定刻にドアが閉まりました。
飛行時間は1時間50分。座席はなんと(広さの点で)当たりの右前側の通路側席でした。面白くないなぁ。
で、これが座り逃した狭い座席。
ヤバい感じです。狭い左側の席に当たった夫婦は席を移動したそうでした(座席移動は禁止です)。
平日限定、のキャンペーンで、佐賀だけ日曜日出発がOKなのは、単純に佐賀便の搭乗率が低いからでしょう。減便も仕方なし。上の写真のように、2列人が座ってない、なんて感じですので。
飛行機は(リースですが)737-800の新造機なので機内は「新車の匂い」がします。BSIと呼ばれる787用のものを一部採用した内装は清潔感があって良かった。
座席はレザーで、ほとんどリクライニングしないです。本当にリクライニングしてるのかわからないくらいしか動かないですが、この狭さなら仕方ないか。
国内線のLCCなので音楽などのシートサービスは一切なしです。ただ、9月1日から離着陸時を含めた電子機器の使用制限が緩和されたので音楽プレーヤーや機内モードのiPhoneで音楽を聴くことは可能です。また、端末間のBluetooth接続は使用可能なのでこうやってiPadとBluetoothキーボードを接続することも問題ありません。
飛行機の中ではiPadで電子書籍を読んだり、Bluetoothキーボードでこの文章をかいたりして過ごしました。こうやって普通にiPadを広げられるのも広い席のおかげかも。
春秋航空日本の親会社にあたる中国の春秋航空という飛行機会社は到着の30分前になると機内で「体操」をするのが名物だそう。トイレに入っていたらはじまってしまったので途中参加になりましたが、スチュワーデスさんが突然「みなさん、体操をしませんか?」と呼びかけるのは斬新。
飛行機は定刻で佐賀空港に到着。良い天気。
そして佐賀駅行きのリムジンバスに乗車。
バスは田んぼの真ん中の一般道を進み、佐賀駅に向かいます(続く)。