池袋西武のエコビューティー・スタイル展

EOおみやげ3点セット

皆様、お久しぶり。最近全然文章を書いていなくて、このままだと馬鹿になりそうなのでブログを久々に書いてみようと思ったのだが、「パスワードなんだっけ?」から始まって、「どうやって書くんだっけ?」…と、四苦八苦してやっとこの文を書きはじめることが出来た。やばい、もうボケている。

 さて、久しぶりに文を書こうと思ったのは面白いネタがあったから、というのもある。私のお城…いや、通勤途中にありほぼ毎日視察している池袋西武で「エコビューティー・スタイル展」というのが今月26日月曜日まで開催されている。http://eco-beautystyle.comこのイベントの予告ポスターが店内に貼られたその日から、私はエコビューティー展のことで頭が一杯になった。コスメ好きとしてはビューティーブランドの展示会というだけで楽しいのに、アロマテラピーなど香りも好きな私にはまさに一度で二度、いや三度、四度もおいしいイベントだと思われる。開催前から公式サイトで出展ブランドをチェックしまくり、メモを取りまくっていた。
 「ビューティー」の前についている「エコ」というのは、実はあまり私にはピンとこない。まあ、最近の世の中では、やれ温暖化だエコだロハスだなんだとやたらと騒がしいわけだが、私はそのために特別何かしているというわけではない。それに、化学物質がどうの、なんて、普通のコスメ好きだったら避けられる道ではない。食べ物も、そりゃ変な添加物とかいっぱい入っているようなものは食べないけど(真っ赤なウインナーとかね)あえて高いお金を払ってオーガニックとやらに入れ込んでもいない。
 東京の真ん中で暮らしていて、息をしているだけで、自分も汚染されてるし、そして自分もいろいろなものを汚染している。頑張って活動している企業、団体、個人には失礼だが、ま、私のような一般人レベルでは、エコバッグを持って歩いて「あ、袋要らないです。」とレジのお姉さんに言うくらいな気もする。その一つひとつの行動が集まって強い力になるんだろうけどね。
 なんとなくだけど、こういうエコとかロハスとか化学物質とか言ってる人は同じ雰囲気なような気がする。自然に生きてる。なんにもしてないようだけど実はエネルギッシュ。芸能人みたいに「かっこいい」からとブランドみたいにエコを気取っている人たちとは別の、妙なパワー。もっさりしてるようだが「なんかおかしい!」みたいな。今回のイベントの客も案の定そんな感じの人たちが8割方。残りの1割はモデルくずれみたいな「私、ロハス生活してま〜す」みたいなお姉ちゃん。残りは私のような、単純にコスメやアロマテラピーが好きな普通の女子と、ちょっと業界人っぽい、ピンクのジャケットとか着てきちゃうようなちょい悪オヤジでエコに興味があるようなふりをしている(と思われる)なんか変なオッサンである。

 前置きが長くなったが、このイベントに関しては、要するに私はエコだろうがなんだろうがどうでもよく、ただちょっと珍しいコスメやアロマグッズを見るのが目的である。唯一、この手の話で興味があるのは「フェアトレード」など生産者の自立や生活の改善のために企業が努力しているかどうか。小さい頃からなぜかこういうことには興味があった。ヤシの実洗剤とかも、環境にいいと思って使っている人は多いだろうけど、その影にどれだけの人たちがパームヤシをとるためにひどい思いをしているか。ものはよくても、生産者の顔が見えないものに関しては、どうも私は共感できない。しかし、まさに生産者と消費者がフェアに取り引きする「フェアトレード」は、その企業や団体が言うことがどこまでが本当なのかは深く追求しないけれど、もしちゃんとしているのならいい制度だと思っている。そんなことを思いつついよいよイベント当日になった。初日は会社を5時ダッシュ。というのは、5時半から「EO]というブランドの30分のセミナーがあるからだ。しかも、おまけつき。このイベントでは毎日30分程度の各ブランドによるセミナーというか講習会みたいなのが無料で開催されていて、だいたいおまけをもらえるのだ。会場につくと、早くもいい香り。エッセンシャルオイルなどを使用したブランドが多いので、コスメフロアのいわゆる「化粧品臭い」感じではない。会場内は数々のブランドがブースを出して展示販売をしている。まずはEOのセミナー「バスタイムのアロママッサージ法」の座席を確保。しばらくすると、なんだかゴッドハンドな感じのベテランエステティシャンのおばさまがご登場され、お話が始まった。内容はEOというブランドの話というよりも、エステティシャンの方の経験やお考えの話がほとんど。「EO」のフットスプレーの紹介があってそれはむくんだ足に簡単に使えるらしい。ああ、最近足がやたらむくむから、これいいなあ、買おうかなあ、なんてぼんやり聞いていたら講演終了。エステティシャンの方が「EO」のブースでこのあと軽くマッサージをします、とのこと。気さくな感じのエステティシャンの方だったので、ちょっくら覗いてみることにした。すでに何人かたかっている。おばさま、額に汗しながらお客さんに説明や軽いマッサージを施して頑張ってらっしゃる。この道25年ほどだとのことだが、なんかこういうエステティシャンっていいなあ…私の順番が回ってきた。「肩がやたら凝るし、足がむくむ」と私が言ったところ、仕事は座りっぱなしか、冷えはないかと聞かれたので即答で「はい。」そうするとベテランエステティシャンの方は「あ、それじゃ腰をもみましょう」と私の腰骨のすぐ下を一周、心地よい刺激で押してくれた。「あのね、そこの筋肉をほぐしたの。そこをほぐすと血流がぱっとよくなるはず。」たしかに、一周まわったあと、腰が抜けそう、全身脱力しそうなほど楽になった。すごい…やっぱりこのお方、ゴッドハンド!この腰骨のすぐ下というのは私はほかのエステや整体ではたぶんもまれたことがない。自分でも太ももの付け根やひざの裏といったリンパの集まっているあたりを中心にマッサージをしているが、この場所はいい!覚えておこう。そのあと、ラベンダーのボディミルクをつけて肩もマッサージ…というかほぐしてくれた。…ほにゃ…ああ、楽ちん。フットスプレーも片足だけつけてくれたが、すっきりしたミントとティートゥリーのミストでつけた方の足が本当に軽くなった。このイベントは商品を買わせるよりはブランドを紹介するという方に重点を置いているようなので、商品を買うことを勧められることは全くないのだが、私はすっかりフットスプレーが気に入ってしまい、同じラインのフット専用のミルクとスプレーにボディミルクのミニサイズの3点で5000円の限定キットを購入してしまった。ゴッドハンドエステティシャンは、まさか目の前で買ってくれるとは思わなかったらしく、やたら感謝されてしまったが、いい商品を教えてくれてしかも私のむくみまくり凝りまくりの体をほぐしてくれて、こちらこそありがとう、である。
 ちなみに、この「EO」のお土産は30ml入りの遮光瓶に入ったオレンジのシャンプーとコンディショナーとグレープフルーツミントのボディミルクの3点セット。これ、遮光瓶だけでもかなり値段するよ…。ちょっとその豪華さにびっくり。詳しくは写真をご覧いただきたい。
 他にもいろいろなブランドが出展しているので、それはまた今後紹介しようと思う。

ジルスチュアートの4色チーク

sachiko_deli2007-08-17

 私がよく行く池袋西武にJILL STUART Beauty 公式サイトが入ったのは去年のことだったか。なんだかコスプレみたいなお洋服を着たBAさんがいて、カウンター自体、訳がわからないくらいキラキラしている。周りがマックスファクターや花王など地味めのブランドのカウンターだから、遠くから見ても明らかに異空間である。いや、これがお若い方は、これが普通なのだろう。サマンサタバサとかもそうだけど、やたらシャンデリアとかつけるのでびっくりしてしまう。キラキラキラキラ…まばゆいばかりだ。当然、お客さんも可愛らしいジルっぽい洋服を着たお人形みたいな人が多い。かわいい人がすれば本当に可愛いんだなあ…と思いつつ、三十路を過ぎたオバサンの私は間隙を縫うように製品をチェックして通り過ぎるだけである。
 そんなジルジルした人々がたくさんいるカウンターには私は用はないな、と思っていたのだが、今季の新色を雑誌で見た時、絶対買おう!と思った製品がある。4色が市松模様になっているチークパレットである。ジバンシイのプリズムアゲイン!ブラッシュとほぼ同じ。ジバンシイのチークは私も01(薄いピンク系)と06(はっきり赤系)の2種類を持っているほどお気に入りである。その01がだいぶ減ってきたので、そろそろピンクチークが欲しいなあと思っている時期にどんぴしゃり。
 ジルの4色チークは「ミックスブラッシュコンパクト」(税込4725円)で、5種類発売された。そのうち1色の「パステルピーチ」は私が見たときにはすでに予約終了。その色はピンクだけれど、ベージュ系のピンクでまさに万人受け、誰にでも似合うような色。そのピーチピンクも結構よかったのだが、私はまさにピンク!という色が欲しかったので、限定色は見送ることにした。選んだのが、シルバーピンク、ピンク濃淡、ややオレンジがかったピンクの4色の01番。予約しなくても大丈夫と言われたので、発売当日(8月3日)当日の仕事後に買いに行った。案の定、限定色の当日分は完売。それはいいとして、私が目をつけていた01はあるのかなあ。こわごわ、かわいらしい格好をしたBAさんに聞いてみる。在庫あり。よかった。ああ、でもこのキラキラ、ジルジルした世界から早く脱出したい…。このチークを買うために、持ってる服の中でも若々しい格好をしていったけど、それでも恥ずかしい。周りもピラピラした格好の女の子!って感じのお客さんばかりだし。中には奥様風の方もいたけどね。中身確認後、支払をして猛ダッシュで逃げるようにカウンターを出た。ああ、怖かった…。
 家に帰ってじっくりケースや色を眺めた。ケースは銀色で彫り物っぽくて、まさにコンパクトという感じ。しかも、このチークにお得感と可愛さをプラスしているのが、チェーンでつながったヤギ毛のブラシ。口紅くらいの太さの柄のブラシがついている。毛の長さは3cmくらいだが、ぎっしりつまっているので、つけたいところにポンと色をおくのにちょうどよいと思われる。適度な硬さだ。私はどちらかと言うとふんわり広めにつけたいので、手持ちのチークブラシを使ったりもするが、この付属のブラシでポンポンとつけたりするのも可愛い。左上のシルバーピンクが意外に白っぽいしパールが効いている。パールの光でアラを飛ばす、などというテクもよく言われるが、実際、パール入りのチークやハイライトは毛穴やらシワやらが強調されてしまうこともある。意外と気をつけないといけないアイテムだ。私は4色全部まぜたり、2色ミックス、1色だけ、などいろいろな組み合わせでこのチークをつけているが、パールを入れるときは慎重だ。チークのハイライト、と考えて使うのがポイントかな。色はあくまでもほかの3色で。組み合わせ、使う位置などで、いろんな可能性が見えてくるあたりも、すっかり気に入った。頑張って買った甲斐があったなあ。
 そうそう、チークが欲しいなと思ったのは前述したようにジバンシイのチークが減ってきたことのほかにもう一つある。それは7月末にあったフジテレビ系列の27時間テレビで早朝6時くらいから司会の慎吾くんが、久々に慎吾ママをやっていたのを見て、ピンクのチークがものすごく可愛かったからだ。ああ、この位置にこういうピンクを入れると可愛いのねえ、と朝っぱらからものすごく感心してしまった。慎吾ママはマヨチュチュを連発してたけど、私はメイクに釘付け。まあ、たまにはこういうところからインスピレーションを得ることもあるってこと。あらゆるところに美容のヒントは落ちている。拾って拾ってふくらませて、どんどん吸収しよう。

古代蓮の香り

sachiko_deli2007-07-24

古代ハスという植物をご存じだろうか。
少し昔(戦後すぐ)、東京大学の大賀博士(東大農学部教授,専:植物学)が、千葉県にある遺跡から発掘されたハスの種を、試行錯誤の末、開花させたという奇跡の花である。奇跡というのは、この種が約2000年前(弥生時代)のものであり、それが現代まで残り、見事その花を咲かせてくれたことだ。花は薄いピンク色。博士の姓をとり、大賀(おおが)ハスとして、現在は千葉市の花となっているそうだ。
私は小さい頃から科学もの、歴史ものなどの本が好きで(今もだが)、この大賀博士の話もその頃何かの本で読んだ記憶がある。ハスの花自体、幼い私は見ることもなく、しかもその記事が白黒ページだったため、想像するのみであったが、古代のロマンと科学の不思議を感じたものである。
 余談になるが、同じような話してメタセコイアがある。これはこの大賀ハスの発見より少し前、セコイアという種類の植物の化石が日本で発見され、それが中国にある水杉(スイサ)と同種と確認され、化石となった当時と変わらぬ種の植物として「生きた化石」と呼ばれている。現在は日本でもメタセコイアはよく見られる植物である(化石種とは違うという説もある)。

 さて、なぜ私がこんなにアカデミックな(?)話をしているかというと、今回ご紹介する香りのお話のバックグラウンドとして、ぜひ知っておいていただきたいからである。
 今年の春、東京大学資生堂の共同開発で生まれた「蓮香‐RENKA‐」(オードパルファム,30ml税抜2000円)が、東大グッズの一つとして発売された。東大の入学式で、新入生のお母様方を中心に200本以上売れたという。一部新聞などに載ったのでご存じの方も多いだろう。
 私がこの香りの存在を知ったのは東大にゆかりのある姉からである。蓮の香り、ロクシタンのソリッドパフュームのロータス(現在、日本では販売されていない)や、アユーラアユーラ | 負けない肌へ。エナジーオブアユーラアユーラ | 負けない肌へ。のラインのボディオイル(これについては以前ブログでも紹介したと思う)など、私は蓮の香りというとロマンを感じてつい買ってしまう。というか、花自体の香りは嗅いだことがないくせに、なんとなくイメージが良く買ってしまうのだ。ほんのり甘くて上品な香り。蓮の花の美しい花、またお釈迦様の花としても有名な蓮の、独特の気高い雰囲気が私の心をとらえるのである。
 姉によると、この「蓮香‐RENKA‐」はすごくいい香りで、しかも安価なので普段はフレグランスをつけない姉もつい買ってしまったのだという。私は、資生堂との共同開発(アユーラ資生堂系列である)、しかも蓮、ということで、きっと私の大好きなアユーラのオイルに似た香りだな、と直感し、私の分も買ってきてもらった。
 いよいよ、ご対面…まずは箱にやられた。巻物の絵画をひもとくように紙箱を開けていくと、そこは、古代蓮の美しい世界が描かれる。柔らかさ、気高さ、奥の深い花…このデザインはさすが資生堂。そして、瓶もまた美しい。すっとした円筒系のボトルなのだが、微妙に曲線を描き、手のひらにストンとはまる。ピンクと緑のグラデーションのなめらかさ。もうこのままうっとり眺めていたい…。派手な香水瓶もいいが、こうしたシンプルなものの放つ力を感じる(写真ではうまくとれてなくてごめんなさい)。
 香りの方は思った通り、アユーラのボディオイルに似ている。甘く、でもどこか水を感じさせるような、そして懐かしい香り。意外と持ちもいい。梅雨に入ってから、この香りを頻繁につけている。じめじめした雰囲気とは違う、しっとりした、露のような感触の香りがする。
 この香りは東京大学構内の東大グッズ売り場(東京都文京区)で販売されているが、電話すれば遠くでも注文できるようだ。東大といえば、江戸時代、百万石の加賀・前田藩の江戸藩邸があったところである。構内は私も何度か行ったことがあるが、やはり歴史を感じる。
 「蓮香‐RENKA‐」、パッケージ、香り、そしてフレグランスにとっては命ともいえる物語、すべてを背負ったこの品は、私のお気に入りに一品となった。

A lot ofのネイル

sachiko_deli2007-03-10

ちょうど一年前までしていた仕事では、ネイルはできなかったということもあって、すっかりネイルを塗らない生活に慣れてしまった。今の仕事は、何塗ってもOKなので本当ならいろいろネイルを楽しみたいところであるが、だんだんネイルを塗るのが面倒くさくなってきた。
 もともと私は爪が異常なほど薄くて、ベースからきっちり塗っているのにも関わらず一回ネイルを塗ると爪がぼろぼろになってしまうほど。もちろん普段から弱くてペラペラの爪なので、ちょっと手を洗っただけでも乾燥して二枚、三枚と先の方が大変なことになる。そういうわけで、爪を伸ばして生活する、ということが信じられないのである。幸い、生まれ持った爪の形が比較的良いと思う(自分的には、の話)ので、深爪ぎりぎりに切っても大丈夫であるが。
 それに、最近はすっかり主婦生活で家中のあちこちを掃除、洗濯、料理、とネイルを塗ったって瞬時に禿げてしまう。ネイルを丁寧に塗る労力を考えると、禿げた時のショックが大変に大きいのだ。
 ただ、ちょっと気分転換やおしゃれしたいな、というときは別。一日だけでも持てばいいや、と割り切って塗るようにしている。
 そんなわけで、近頃買うのは1000円未満の安いネイル。先日ロフトのコスメ売り場を見ていたら、見たことのないネイルシリーズが置いてあった。「A Lot of」と書いてあるだけで、裏にこっそり「Eriko Kurosaki」と書いてある。どうやら、かの有名な黒崎えり子さんのプロデュースした製品らしい。クレアボーテから発売されていて、お値段は1本900円くらい(だったと思う。覚えてなくてごめんなさい。)。15色くらいあったかな。えり子さんはやっぱりテクニックはすごいし(テレビで見るだけだけど)、この道の第一人者ではあるけれど、あんまり「えり子ネイル」を強調しているグッズやつけ爪はちょっと…と思っていた。でも、このA Lot ofというシリーズはすごく地味に、しかもお手頃価格で日常使いにぴったりの色が揃っている。流行りを考えるとつまらないかもしれないけど、ちょっと持っていると便利だな、とか、遊ぶとしてもこれくらいなら無難だなというラインナップだ。1つずつ名前がついているのも好き。シンプル過ぎるほどシンプルな名前だけれど。
 そんなえり子さん的には地味なブランドで私がさんざん迷って買ったのが、for Momという色。色名でも想像がつくように、ママが使っても大丈夫なほど王道中の王道ピンクベージュ。細かいパールとかツヤ感とか凝ってるわけではないけど、それが却っていい。OLさん御用達という感じでもある。実際、家に帰って数日してから思い出したように塗ってみたら、特にすごい色ってわけではない。でも、指がきれいに見える色だなあ。マットだけど、透明感とは違う、指先の曲線がとても女性らしくなる。やさしい色。私は一緒に買ったネイルシールを貼ってしまったけど、ネイル単品でも充分に存在感がある。持ちも結構よかった。1週間剥げなかった指も何本もあった。
 何でもないネイルだけど、なんだか最近こういうネイルって意外とないから、かえって新鮮味がある。こうした色をえり子さんが出してるっていうのが、また不思議。ほっとするネイル。こういうのを1本、手元においておいて、自分の心を満たすのも、また素敵な安心感である。

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トワニーのシーズナルエッセンス '07SS

sachiko_deli2007-03-09

 2月末から風邪やらウイルス性腸炎やらにかかり、思いっきり体の弱い人になってしまっていた。毎年、花粉の飛ぶ時期は風邪をひきやすいのだが、今年はまだ呼吸器系をちょっとひきずっていて、ちょっと辛い。

 そんな中も一応、最低限のコスメ活動はしている。なんと、去年の秋くらいから予約していた、トワニーhttp://www.kanebo-cosmetics.jp/twany/home.htmlの「シーズナルエッセンス」を引き取りに行ってきた。以前、秋口に紹介したと思うが、トワニーは、シーズンごとに洗顔後すぐ使う美容液というのを発売しているのだ。私もカネボウの専門店に行くようになってから初めて知ったのだけれど、手のひらに乗るくらいのサイズの小さな美容液で2週間くらいで使い切るものである。ただし、私が使うとなぜか1か月はもつのよね。別にケチってないんだけどなあ。

 これは、冬から春への向けて、冬のダメージを受けた肌をいい状態にし、春夏のの環境への準備をするという美容液。逆に、夏から秋にかけて、厳しい冬の準備をする美容液というのもあり、毎シーズン、配合成分が違う。この美容液の面白いところは、1剤と2剤を混ぜ合わせて(写真はすでに混ぜた状態の1剤の容器。ここから適量を出して使う。2剤の容器は捨てる。)使うところと、化粧水の前に使うところかな。毎シーズン、成分が違うのは、その時その時の最先端の成分を使うため、そしてもちろんそのシーズンに合った成分を入れるためであるという。たとえば、陳列しているうちに劣化してしまうような成分も、このように期間限定で製品にすれば新鮮なうちに肌に届くというわけ。まだ長期保存の技術が発達していない成分もこの方法なら、美容液に入れられるのだ。
 今回の07年春夏バージョンは…ああ、肝心の箱やチラシを捨ててしまった。HPには載ってないのよね。たしかコエンザイムとか入っていたと思う。
 私がこのシリーズを買うのは2回目だが、前回(去年)の冬へ向けてバージョンはものすごく保湿力が高くて肌がもちもちになったので、使い始めてすぐ今年の春夏バージョンも予約してしまったのだ。もちろん、そのお店のBAさんが好きなので、つい予約してしまったというのもあるけど。で、実家近くのその店に引き取りに行ったら(2月16日発売)大好きなBAさんはお休み…しかも、店長(オーナー)のスキンヘッドのオヤジさんが対応してくれたので、もう完全にテンション下がった…。まあ、本当は7000円以上の購入でしかくれない、薄手のベージュのストールをもらえたからいいか。おまけには珍しく使えそうなストールなので、仕事中などにちょっとひっかけるのにはいいかも。でもねえ、化粧品専門店で、オーナーとはいえスキンヘッドのオヤジさんから商品買うのはちょっとなあ。

 さて使い心地は、秋冬のとあまり変わらない。洗顔後につけると、本当にもっちもち。これだけでもうお手入れはいいのでは?というくらい。このあと、イリュームのモイストキャプチャーの化粧水、オリジンズワイルダー博士の美容液、コスマンスの美白乳液くらいでお手入れ完了。
 体調が悪くて面倒くさいってのもあるけど、お手入れはやりたいときは頑張ればいいし、やりたくないときはいいものをズバッズバッと使う。このめりはりでなんとかお肌も好調。お肌のお手入れだけは、わがままにしよう。

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牛乳石鹸のカウブランド無添加メイク落としオイル

sachiko_deli2007-03-01

クレンジングオイル、というのは、化粧品史というものを作るとしたら、結構浮き沈みの激しい人生(?)を送っているアイテムとして記録されるのではないだろうか。
 昔からのクレンジングはやはりいわゆる「コールドクリーム」系のもの。ふきとって落とすタイプのクレンジングだ。もしくは、普通のベビーオイルとかで落としていたようだ。そのあと、ジェル系の水で洗い流せるタイプのクレンジング剤が主流となったのかな。もともと日本人は顔を洗うのが大好きだからね。洗ってメイクを落とすというのは日本人の性分に合ったのかもしれない。
 そのあと大流行したのがDHCに代表されるクレンジングオイル。落ちの良さと洗い流すという行為で、あっという間にクレンジング剤の主流となり、各社からクレンジングオイルが発売されるようになった。もともとは、シュウウエムラくらいしかなかったと思うんだけど、ここ数年はドラッグストアのクレンジングコーナーでかなりのスペースをクレンジングオイルが占めている。

 私はもともとDHCのクレンジングオイルが好きで(今は会社の方針があまり好きでないので使っていないが)クレンジングオイル道に入った。それまではジェルやクリームを使っていたような気がするけれど、ちょうどメイクを始めた時期がDHCの出始めだったような気がする。
 だが、一時期、クレンジングオイルは「顔がくすむ」「ニキビが悪化する」「界面活性剤が肌に悪い」「肌が乾燥する」などと、ものすごく悪口を言われた。いや、今も言われている。私はオイル好きだったので、「乾燥肌なのにクレンジングオイル使うなんて」と、いう雑誌やコメンテーターの言葉がすごく嫌だった。私にとっては、一部のジェルやミルク、クリームを除いて、クレンジングに時間と手間と摩擦(拭き取り)の負担をかけるものは、かゆみ、ニキビ、ひりひり感、赤みなどのトラブルのもと。短時間で確実にメイクを落とせるオイルというのは欠かせない存在なのだ。それを「オイルは悪」と目の敵のように言う人もいて、「ああ、この人、時代(というか、製品)の進歩についってるのかしら」と疑問に思うこともある。フランスなど水質が違う国では拭き取り式は正しいのかもしれないけど、ここは、日本だしねえ。
 もちろん、クレンジングクリームやクレンジングミルクが肌に合っている方には素晴らしいものであることは間違いない。何でもその人に合えばいいと思うのよね。私はクレンジングクリームもミルクもジェルもいろいろ試して、結局オイルが合ってるんだ、とわかったわけだし。

 また前置きが長くなったが、今、私が気に入ってるのが、牛乳石鹸共進社株式会社牛乳石鹸のカウブランド無添加メイク落としオイル。ファンケルのオイルを使っている人がこれもいいと言っているのを見かけたので、興味をもってドラッグストアで購入。700円くらいだったかな。無添加とかは、今ではあまりみかけない表現だけど(少し前まではアレルゲンとなりうる成分を表示する制度があった)、やはり敏感肌の方はこの言葉を目安にされるのだろうか。そして、「クレンジングオイルは肌に悪い」というイメージも取り払いたいのかな。なんだかこの「無添加」表示は今どき遅れているような気もするが、まあいいや。
 牛乳石鹸から発売されているその名も「カウブランド」。牛か…牛乳石鹸だからね、どこまでも牛なんだね。中身には関係ないと思うけど。
 このクレンジングオイルは濡れた手でも使える。保存料などを使っていないあたりが売りらしいが、私は感触と落ちがとても気に入った。評判の良いファンケルのオイルにもちょっと似ていると思う。かなり軽い液。注意して落とさないと手などに垂れてしまうかも。でも、その軽い感触が顔の上で、ミクロの玉を転がしてる感じで、じわじわ良さがわかってくる。落ちもよい。ただし、私は今、お湯で落ちやすいマスカラを使っているのでウォータープルーフなどのがっちりしたマスカラが落ちるかはわからないけど。ファンケルのオイルは、乳化が少し遅く、白くなる感じがあまり好きではないのだけれど、このカウブランドのオイルは簡単にすっきり落ちて、ぬるぬる感もない。でも、カピカピ乾燥もしないし、これはいいもの見つけた!という感じ。毎日使っても全然大丈夫だ。
 オイルが市民権を得た今、クレンジングオイルはどんどん進歩を続けている。使わないで毛嫌いしている方にはぜひ挑戦してほしい。安いオイルでも掘り出し物はあるからね。

 

風邪ひき

最近、ブログをなるべく書こうと思っていたのだが、すっかり風邪っぴきになってしまった。実は先週、気乗りのしない飲み会を「大風邪をひいた」とウソをついて欠席した罰か。のどがもともと弱くのどにくると長引くタイプの私。今回ものどがヒリヒリ(見た目真赤)→微熱→鼻→咳と、いつものパターンをゆっくりたどっている。昨日、病院に行ったらぜんそくのような音がしているとのこと。私はぜんそくではないのだが、親族に多いせいか、それに近い症状になることはある。そこまでひどくなる前に、薬をもらっておいた。今日、会社では薬が効いていて大丈夫だったけど、薬が切れる晩御飯前くらいには、もう鼻がぐずぐず…喉も痛い。鼻は、花粉症ではないよなあ…ちょっと心配。実は我が家は私以外全員花粉症で、ちなみに同居中の相方も重度の花粉症。そんな中、毎年花粉症デビューに恐怖を感じているのだが、今年も大丈夫だろうか。鼻が出るとメイクどころではないからねぇ。今日も、マスクをしていったので(のどを守るためと周囲に感染させないため)リップメイクはほとんどなし。目もとだけは一応するけどね。
 そんなわけで風邪ひきの方、花粉症の方、今はメイクも一休み。スキンケアだけやさしいものでいたわってあげて、なんとかこの季節を乗り越えよう。