2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

waqwaq企画も締め切られ

ウィキペディアを充実させるwaqwaq企画も締め切り間近。id:saisenreihaさんがミュンスターの反乱に大幅加筆されたそうで、大変よくなっています。

オクスフォードリベンジマッチ

今日はこの間取り寄せできなかった本を見るべく、オクスフォードリベンジマッチしてきた。無事請求した資料を見ることができ、安心。 意外と早く調査が終わったので、G&Dというアイス屋さんでブラウニーサンデーを注文したところ… これは私でも結構ヤバいレ…

皆の者こぞって応募せよ!第一回ヨーロッパポピュラーカルチャー学会CFP

ヨーロッパにもポピュラーカルチャー学会ができるそうです! ロンドン・カレッジ・オヴ・ファッションで来年7/11-13まで。ヨーロッパのポピュラーカルチャーに関係あるものならなんでもOK。パネル企画も応募受付中。アブストは2/18までです。 Inaugural Conf…

ヨーク大学"Renaissance Reincarnations"学会CFP

もうひとつCFP。Renaissance Reincarnations 3/17にヨーク大学にて開催、アブストは1/20締め切り。初期近代の実在の人物をテーマにした現代の芸術作品を主題とする発表を募集中。このカテゴリに入るものなら『ダ・ヴィンチ・コード』とか『ポカホンタス』と…

UTCP Graduate Student Conference 2012が発表者を募集しています

UTCP Graduate Student Conference 2012が発表者を募集しているそうです。テーマは"Practicing Japanese Philosophy: Mind and Activity"、締め切りは11/30(!)、150ワードだそうです。 …っていうか、20日にウェブ掲載で30日締め切りってやる気なさすぎでは… …

『作者不詳』の映画レビューが町田シェイクスピアの森Newsletterに掲載されました

この間ブログに書いた『作者不詳』のレビューがなんと町田シェイクスピアの森Newsletter「沙楽〜さらく」に掲載していただけたそうです。ただし日本公開はまだなんでネタバレが嫌な人は見ないで下さいね! シェイクスピアの森についてはこちらのサイトとツイ…

英文学科リサーチセミナー、アビー劇場デジタル再現プロジェクト

一昨日のリサーチセミナーのテーマはダブリンにあるアビー劇場のデジタル再現プロジェクトについてだった。アビー劇場のもとの建物は1951年の火事で燃えてしまって今ダブリンにあるのは再建なので、その前の1904年にできたオリジナルの建物を3D技術で再現し…

サザーク座『チェンジリング』〜意欲的すぎてワケわからなくなった感あり

サザーク座でトマス・ミドルトン&ウィリアム・ロウリー作のイギリス・ルネサンスの悲劇『チェンジリング』を見てきた。1622年に初演されたと推定されている芝居で、シェイクスピア以外のジャコビアン悲劇の中では最もポピュラーなもののひとつである。邦訳も…

新作映画『嵐が丘』を見てきた〜なんでゴシックホラー大河大ロマンスをリアリズムごときで撮るの?

エミリー・ブロンテ『嵐が丘』の新作映画化作品を見てきた。出来はいいと思うのだが、全体的にテキストをすごく即物的に映像化した感じで、台詞も少なく寡黙である。 この映画化の一番の特徴は、初めて黒人の男優がヒースクリフを演じる映画だってことである…

ニュー・バーレスク研究のレビュー論文などが出ます

いくつか告知があります。まず、次号の『シアターアーツ』にニュー・バーレスクの研究動向に関する紹介論文がのります。今のところ日本初のニュー・バーレスクについてのまとまった学術論文になる予定です。出るのは12月末頃だろうと思います。 あと、丸善か…

専門家が誰もやらないからウィキペディア「科学技術社会論」を翻訳したよ

STSの人はtwitterより先にWikipedia日本語版に「科学技術社会論」の記事を書けばいいと思うんだよね。 / STS批判とその周辺 - Togetter URL2011-11-02 19:19:51 via Hatena(上のツイートはid:Basilio_IIさんこれに関するブクマコメントです。) 先日に引き続…

最近気になっているアーミッシュコミュニティの内紛のニュースについて〜分離派セクトが他の信徒のヒゲや髪を無理矢理切り落とす事件が発生

こんなTogetterまとめを見かけた。Kelangdbnさんが作成されたもののようで、うちのコメントも入っている。「アーミッシュ〜在米邦人@Lingualinaさんが北米の宗教集団アーミッシュ(英Amish/独Amische)について語る」 それで、ここでもコメントしたのだが、…

海外ドラマ『ライ・トゥ・ミー 嘘の瞬間』観たい!

海外ドラマ『ライ・トゥ・ミー 嘘の瞬間』観たい! 『ライ・トゥ・ミー 嘘の瞬間』第1話の感想を教えてください 久しぶりにお題にのっていみることにした。 一応、第一話だけ見たのだが、これってミステリと疑似科学SFの中間…なんだろうと思う。と、いうのも…

オクスフォードプレイハウス『クリュタイムネストラ』〜どこがクリュタイムネストラだったのかよくわからない

がっかり調査の夜は友人たちと落ち合ってオクスフォードプレイハウスで『クリュタイムネストラ』を見た。これはアイスキュロス『供養する女たち』の翻案らしいのだが、台詞は古典ギリシャ語(携帯電話の電源を切るように注意する掲示もギリシャ語で出てた)。…

オクスフォードがっかり紀行

調査と観劇をかねてオクスフォードに行ってきたのだが、調査はえらいがっかり結果になってしまった。 朝早い電車でオクスフォードに到着、ボドリアン図書館で意気揚々と図書館カードを作って閲覧室に向かった…ところ、なぜか請求したはずのセカンドフォリオ…

アリスからジェーンになったミア・ワシコウスカ〜『ジェーン・エア』

ケイリー・ジョージ・フクナガ監督による『ジェーン・エア』映画化最新版を見てきた。かなり良かった。 今回の映画化はフラッシュバックを使って時系列をバラしてあるが、あらすじ自体はかなり原作に忠実である。単に話をきちんと追っているだけではなく、原…

WAQWAQプロジェクトにのってやっとウィキペディアに記事を投稿しました

id:next49さんが主催していらっしゃるWAQWAQプロジェクト(以前ちょっと書いたけど)の一環ということで、やっとこさ記事をふたつウィキペディアに書きました。ジョン・マーストン作『ソフォニスバ、驚くべき女人』 トマス・デッカー他『欲望の支配、あるいは…

18世紀以降から現代までの映画化されたイギリス小説7選

@Philip1564さんがツイッターでこんなのを緩募されてるのでエントリにしてみた。 【緩募】18世紀以降から現代までの「映画化」されたイギリス小説であえて7作品選ぶとしたら、何を選ばれますか。英文学のゆるやかな変遷もそれで教えられるとなおよいのです…

旭川のゆるキャラ、「あさっぴー」がひどい

年賀状:旭川「あさっぴー」のイラスト無償使用サービス 前から思っていて何度かツイッターにも書いたが、去年作られたらしい旭川のゆるキャラ「あさっぴー」はかなり絵柄がひどい(公式サイトはこちら)。 手からラーメンがはえてるアザラシとしろくまのキメ…

ファンダムのある古典英文学作家メモ

昨日に引き続き勉強関係のメモばっかりで恐縮だが、ちょっとファンダムのある古典英文学作家の一覧を作ってみた。この場合、ファンダムというのはプロの研究者集団がくっついているということではなく(そんならどんな作家にもファンダムはあることになってし…

世界各地の主な劇場のメインホール収容人数一覧メモ

17世紀の劇場のキャパシティについてちょっと気になったことがあり、比較対象として現在の世界各地の主な劇場のキャパシティを調べてみた。でかい劇場はふたつ以上のホールを持っていることが多いので、あくまでもキャパシティはメインホールの収容人数。ソ…

オキュパイ運動はどういう表象に頼っているか?〜ゾンビ、反逆者、魔法使い

昨日の学生デモに参加して思ったのだが、オキュパイ運動はいろいろな文化をバックボーンとしていて、参加者は自分がふさわしいと思った文化表象に託して政治的主張を広めようとしている。そんなわけで今日はオキュパイ運動(及びそれに先だって行われていた反…

学生デモ行ってきた

オキュパイロンドンと合同で実施された学費値上げ反対(+政府の教育白書への批判)デモに行ってきた。参加者は1万人くらいだったのだが(警察発表の2500人というのは少なすぎだろう…だいたい2500人に4000人の警官って…)、事前に警察がウォーターキャノンの使用…

シェイクスピア別人説の映画化『作者不詳』(Anonymous)〜いやいやひどいエメリッヒだった

シェイクスピア別人説をテーマにしたローランド・エメリッヒ監督の映画『作者不評』(Anonymous)を見てきた。一言で言うとまあ全然ダメだった。 シェイクスピア別人説になじみのない人もいるかもしれんと思うから一応簡単に説明しておくと、世の中にはストラ…

差異を歌うこと、あるいはどうして反逆的な男性ロックンローラーは差異のない世界を夢見るようになるのかについて〜レノン、クイーン、ベートーヴェン

突然だが、ロックンロールの名曲には自分が他の人と違う、違うせいで社会にとけ込めない、ということを歌った歌がすごくいっぱいある。下にいくつか例を貼る…が、後半二曲とかについて触れると私のミサンドリーが爆発しそうなので詳しい分析はやめておく。と…

ナターシャ・ウォルター、Living Dolls: The Return of Sexism(『生き人形――性差別の帰還』)

ナターシャ・ウォルター(Natasha Walter)のLiving Dolls: The Return of Sexism(『生き人形――性差別の帰還』), Virago, 2010を読んだ。 著者のナターシャ・ウォルターは筋金入りのフェミニストで、The New Feminismの著者であり、Women for Refugee Womenの…

ロンドンアイリッシュセミナー2回目、カルロ・デニーナ

本年度2回目のロンドンアイリッシュセミナーに行ってきた。カルロ・デニーナという18世紀イタリアの比較文学者の話で一見全くアイルランド文学とかには関係ないように見えるのだが、なんでもデニーナはEnglish writersとIrish, Scottishの作家たちを切り分け…

スポーツ映画ベストテン

本年もwashburn1975さんの映画ベスト10企画に参加します。今年はスポーツ映画ベストテン。どの映画だか特定しやすいよう、アマゾンでDVDが出ているものにはDVDページにリンクを、そうでないものはimbdにリンクしてあります。 順不同 ・『リトル・ダンサー』(…

ハロウィーンの写真など

ハロウィーンということで何枚か写真を撮りためていたのだが、なんかあまりいいのがなかった。 近くにあるパブ、チャーチル・アームズにお化けが。 行きつけのパン屋、ポール・ローズ。

ロンドン女性図書館「お仕事いっぱい安賃金〜女性と仕事の物語」展

夕方から図書館史の全学セミナーがあり、本日の会場である東ロンドンの女性図書館に行ってきた(南ロンドンのフェミニスト図書館とは別物)。 ロンドンメトリポリタン大の施設のひとつなのだが、建物は独立してる。 中はこんな感じ。 "All Work and Low Pay: T…