3つのハート


Polaroid SX-70
 
ひとりでカフェに行くのはあまり好きではありません。
昔はよく読書をしながら、カフェに長居していたのだけど
そのうち、お金を払ってひとんちで寛ぐぐらいなら
その分自宅を快適にすべきだと思うようになったからです。
そうなった途端に、カフェがなんだか遠い存在になってしまいました。
幸いにも、うちにはおいしいドリップコーヒーを淹れる環境はできたのだけど
エスプレッソを使うものを味わうのなら、やっぱり専門店に限ります。
 
昔住んでいた目白に行く機会があったので、
何度か行ったことのある駅前のコーヒー屋さんに行きました。
チェーン店なのだけど、割とちゃんとしていて
カフェラテを頼むと、最後にお兄さんがきれいな模様を描いてくれます。
 
今日は3つのハートでした。
ラテアートの中では王道かつ基本の技です。
 
レストランで働いていた頃に、食後に出すカフェラテを練習していたことがあります。
結局うまく作れるようにはなれなかったんだけど。
先輩曰く、完璧なカフェラテは
飲み終わりのカップの底に、提供時と同じ模様がそのまま小さくなって残るそうです。
 
いつものように、お店に入って10分くらいで席を立ちました。
「ごちそうさまでした」と言って、カップを返しました。
もちろん、3つのハート付きで。
 

アメリカ映画なんだけど、演出がフランス映画っぽい。
ぽいというか、憧れ。しかも叶わなそうな。
うーん、中途半端な感じ。正直。うーん、微妙。
 
ひとり暮らし (新潮文庫)

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詩よりもエッセイの方が好きです。
彼の鋭い感覚が生きていると思う。