これが写真だ!

写真評論家である飯沢耕太郎さんの『これが写真だ!クロニクル2009」を本屋で見つけて早速購入した。


この前のテルメギャラリーでの展示の初日にお会いしたときに、「今度こんな本出すんだけど、これに佐伯くんのも載ってるよ」と言われ、とても楽しみにしていた本だ。
ウェブサイト、アートスケープ(http://artscape.jp/)に一年間に渡って(月に10本、計120本!)書きためた展覧会評、写真集評をまとめたもので、2009年の写真の動きを俯瞰できる1冊になっている。


登場する写真家達はそうそうたるメンツで、石内都さんにはじまりアラーキーに終わるのだが、その中に自分の名前が入っているのが、正直とても馴染めない、というかとても不思議、っていうかめちゃくちゃ嬉しい! はっきり言って一番ペーペーだ。
写真集を出すっていうことはこういうところにも関係していくんだなと、改めて実感する。


少しだけ読んだが、ただ写真を解説するのではなく、けっこうストレートな批判もあったりして、読んでいてとても面白い。
飯沢さんの写真に対する接し方が読み取れて勉強になりそうだ。
ゆっくり読んでみようと思う。