ちょとくらい悪いほうが。

今日は仕事中に、前触れもなく片頭痛に襲われました。久しぶりです。
たいていは視界の右下はじに、きらりと光る光の点が出ているのに気がついて
慌てて薬を飲んで、薬の勝利を待つのでしたが、そのきらりに気がつきませんでした。
慌てて薬クンに戦ってもらってのですが
今日は薬クン、負けてしまいました。
お釈迦様の手のひらの上の孫悟空のように
頭をぎりぎりと締め付けられるような痛みと戦いつつ
間違えてしまった資料を慌てて訂正をしながら、あとちょっとでお昼休み!
と心の中で呪文を唱えていました。
片頭痛は、父親譲りの持病です。
薬クンが勝利しないで片頭痛に襲われると、吐き気と下痢に襲われます。
一時的に目が見えなくなるのも特徴です。
世界が光の渦に巻き込まれるように視界が悪くなります。
視界のはじのみ、クリアに見えるのでそこで判断するのですが
そんな状態で、資料作成は至難の業です。
頭痛は表向き具合が悪くなったように見えないので、周りにも伝わらない。
片頭痛の特効薬は有るのでそれを飲んで
薄暗くして薬が効くまで眠ります。お昼を食べずに、事情を話して
ひざかけをかぶって寝ること30分。ついに特効薬が効きました。
市販の薬が負けてしまうと、この特効薬なのですが
この薬が効かなくなると、残るは直接注射のみ。片頭痛、なめてはいけません。
それから2時あまり、そろそろと動き、小さな声での電話対応。
帰るころにはちょと冗談も言えるようになって退社しましたが
電車の中で眠れなかったので、本調子ではないようです。


たいてい何か原因があるので思い当たる節を考えてみると
出てきました。
日曜日の夜、21時くらいから寝てしまったのです。
生活のリズムが崩れた事が原因でした。長く休んじゃ駄目。
この日のまぶしい日差し、海風に半日さらしてしまったのも×。
自分で体調管理ができてません。


ずっとこの持病と一緒に生活していますが
生活のリズムを崩さない、休みすぎない、やりすぎない。
エンジンを長く使うためにはちょうど良い方法なのかと思います。
ちょと悪いからこそ、自分を乗りこなすために少しだけ気にかける。
この「少しだけ」をおろそかにすると、あっという間に悲鳴を上げる体。
もしこの持病がなかったら、無理もどんどんできるだろうし
我慢も耐えることも今以上にできると思うのですが
どこかで破たんもしそうですし、そうならないための「友」としての持病と考えます。
一度顔を出すと、暫く居ついてしまう「友」なので
薬クンを常駐させておかなければなりませんが
薬クンもいつまで対抗できるかわからないので、生活のリズムを元に戻さないと。


やんなきゃいけないことは有りますけど
そのまえに、体が大事。