向こう岸

最近はもっぱら同人イベントの参加記録

コミックマーケット88に参加

コミックマーケット88に参加する。会期は2015/08/14,15,16の三日間で会場は東京ビッグサイト

事前

サークル申込していたが、今回は落選。
8月初めに階段を一段踏み外し右足首を捻挫してしまった。骨に異常はなく、極端な腫れと痛みは数日で収まったものの、その後も若干の痛みがあり関節がうまく動かないので移動がだいぶ遅い。平坦な場所ではまだがいいのだが、特に階段や段差がきついという感じ。移動しづらいので事前の買い物等もしづらく、運動もできず体力作りもできず、という状況のままコミケを迎えた。そこで書店での予約を多めにして、現地で買う量を減らそうとしたのだが……。
休日出勤など仕事がやや忙しく、サークルチェックなどの事前準備もしづらい、休みも取れるか怪しいところだったがなんとか木曜日からの休みを確保する。
今回はほぼWebカタログのみでサークルチェックする。紙のカタログは記事を読むため、DVDROM版カタログは地図データを利用するために買っている状態。

設営日 8/13(木)

上述の通りの足の状態だったのだが、折角休みも取れたということで設営に参加する。測量には参加せず、昼前の設営から参加する。
今回、これまで見かけなかった新しい種類の机が含まれていた。棚付きなのでサークル参加時には便利と思われるが、設営時には棚の分重くて大変だった。
いつものように人海戦術での作業で、大した作業ではなかったがやっぱり足への負担はあり、休み休みやったほうが良かったか。
作業終了後は設営日販売にて次回申込書セットと40年史を買う。40年史が販売物に含まれているためか、いつもより列での待ち時間が長かった。
反省会には出ずに帰宅する。

1日目 8/14(金)

開場の10時頃に国際展示場駅に到着、センタープロムナード側の入場列に向かう。列と言ってもほとんど立ち止まることはなく、ぐるっと大回りに歩き続け、10時45分頃に入場する。東に行く場合も、遅めの時間の場合はセンタープロムナード側の入場列の方が早い傾向にあるようだ。
まず小説FCジャンルに行きハルヒ本を買った後は、東方と艦これの順に回る。東方と艦これは相変わらずどちらも混雑していた。優先のところと激しいところを回ってからは西ホールのゲーム系ジャンルに行き、遅めの昼食を取り、東の評論・情報、創作文系やSFジャンルを回って15時ごろに会場を出る。
戦果は71冊。

2日目 8/15(土)

2日目の目当ては数サークル、それも大手ではないので、ゆっくり参加で11時半ごろに会場に着く。
西ホールで一つだけチェックしていたサークルがあり痛む足で西ホールに行ったのだが、今回は自分の知らないジャンルの本を出していたため悲しい。
普段だともう少し歩き回ってみるのだが、今回はほぼ事前チェックサークルだけを見て、13時前に会場を出る。
ゆりかもめ有明駅から新橋方面に乗ってみたのだが、国際展示場駅手前でやぐら橋や会議棟下の様子が全貌できて面白い。
戦果は2冊。

3日目 8/16(日)

本日は友人のサークルでサークル入場する。
サークル入場証の印刷がこれまでとは変わっていた。入場のやり方も入場証を各自が手で掲げてゲートを通り、箱に入れるやり方となっていた。今回はネットオークションに入場証を出していたサークルの出禁の発表もあり、それに関連しているか、どういう意図があるのかというのはちょっと気になる。
開場後はおおかたいつもの3日目。本日の一日当たり参加者数は過去最多タイのようで、大通りが一方通行になっていたりと確かに人が多い感覚はあったが、運良く極端に酷い混雑には巻き込まれずに済んだ。
閉会後は休み休み帰宅。
戦果は128冊とディスク2枚、そして抱き枕カバー1枚。

全体を通じて

三日間を通じた戦果合計は201冊とディスク2枚、抱き枕カバー1枚。書店予約を多めにしたのだが、結局買う量もいつも通りになってしまった。何か前も同じことがあったような。


夏なので暑いことは暑く、快適ではないが、それほど酷くはない気候だった。日程がもし1週間前だったら、一昨年の再来となっていたかもしれない。雨が降ったタイミングもあるが、小雨だったり開場期間外の短い時間だったりで大きな影響はなく、天候的には恵まれた夏コミではないだろうか。


足の捻挫は事前準備にも会期中にも影響は甚大でつらかった……。健康は大事。


今回一番印象的なのは国際化の一層の拡大。コミケの国際化傾向はもちろん以前からあったが、今回はコミケットスペシャルの影響かあるいは全国的な中国人観光客の増加に伴うものか、国外または非日本語話者の参加者が今までにも増して多かったように思う。
海外参加者に対する英語や中国語での迷子放送もあったが、自分回りの実感としても今回は多い。特に中国、台湾、香港、韓国あたりの東アジア系の人が多かった。見た目(身体的特徴だけではなく服装も日本のオタクと違いがない)では日本人と区別できず、言葉を聞いて日本人ではないことが分かるので、実際にはもっと多かったのかもしれない。
設営日販売や1日目で前に並んでいた人が中国系の人だったり、入場後にサークルの列にも並んでいる前後には東アジア系、欧米系ともに見かけることがしばしばあった。こうなるとスタッフだけでなく、一般参加者やサークル参加者であっても国外からの参加者とコミュニーションする機会が発生してくる。実際、サークルの列に並んでいる時に列の途中の切れ目になったので、列にやってくる人に最後尾を案内したら、日本語話者ではないらしくなかなか伝わなかったことがあった。また、後輩からは最後尾札を持ってもらうことを説明するのが大変、という話も聞いた。サークル参加者ならばもちろん頒布物の説明や会計のやり取りもあるだろう。
スタッフでは国際部での対応以外にも各スタッフにガイドペーパーを配布しているようなので、一般・サークルにも定型的なやり取りをまとめた外国語でのガイドペーパー(コミケPlusに少し英語の例文が載っていたやつの増強版のイメージ)、あるいは逆に日本語話者以外の参加者向けに対するコミケ特有のやり取りをまとめたガイドペーパーがあるといいかも。