UltraVNC SCでサポートを行う

たまに「○○が動かない」等の電話がかかってきます。
説明をしようにもまず使ったことが無いソフトだったり、
そもそも相手側に根本的な知識が足りない(+知ろうとしない)事が多いです。
そんな時は、とりあえずリモートで動かしてしまって解決できる事もあります。
この場合UltraVNC SCが便利ですよ、という事を最近知ったので備忘録もかねて。


UltraVNC SCは、listenモードで待ち受けるUltraVNC Viewerへの接続を簡単に行うツールです。
UltraVNC Serverのインストールをさせる必要も無く面倒が起こりにくいです。
具体的な手順は下記の通りです。

  1. こちらがUltraVNC SC用のバイナリを作成する
  2. こちらUltraVNCのListenモードで待ち受ける
  3. 作成したバイナリをおいた場所を相手に伝え実行してもらう

以上の工程を行えば無事こちらから遠隔操作が可能となります。
以下、実際の作業メモ。


http://ultravnc.sourceforge.net/addons/singleclick.html からcustom.zipをDLし解凍。
中身のhelpdesk.txtの[HOST]の部分を自分のIPアドレス等で指定します。
Portは5500がデフォルトっぽいのでそのままにしておきます。
で、間違えないよう[HOST]の部分は1箇所だけにしておきます。

[TITLE]
           UltraVnc SC

[HOST]
Internet support
-connect www.example.com:5500 -noregistry

[TEXTTOP]
Dubble Click to make a connection

(後略)

出来上がったら、helpdesk.txtをZip圧縮します。
その後、UltraVNC SC Creator tool から先ほどつくったhelpdesk.zipをUploadします。
user/passはfoo/foobarを入力します。
後は出来上がったファイルをダウンロードして適当なServerにUploadします。
相手にはUploadした場所を携帯メール等を用いて伝えるといいでしょう。


こちら(サポート側)の準備はUltraVNCのViewerをDownloadしてlistenモードで立ち上げます。
「vncviewer -listen」とすればlistenモードで立ち上がります。
listenモードはデフォルトでtcp 5500を使用するのでRouterの設定も適宜行ってください。


後は、相手に先ほど作ってもらったファイルをDownloadしてもらって実行してもらえば無事VNCで操作可能となります。
本当は通信経路の暗号化等いろいろ必要ですが、とりあえずはこんなところで。


参考: http://kyms.ne.jp/item/40