東京は朝の六時
だから言ってんだろ、皆がおれを馬鹿にしてるって。だから言ってんだろ、皆がおれを馬鹿にしてるなんてことはありえない。空がもやもやの青。マンションの共用通路の電気がもったいない。等間隔に整列して点いているものと等間隔に蛇腹になって点いているものと、点いているところと点いていないところがあるのは電球切れを起こしているのを放置する管理会社なんだって。ダメになるマンションなんだって。ついてたりついてなかったり、気づいたときは気になってしょうがない、こんな景色に耐えられるわけないんだって思う、ラブホテルの真っ赤なネオンサインがついていない。ラブホテルだっておれを馬鹿にしてる。馬鹿にしてるなんてことはありえない。指輪の爪部分がホテルの名前になんてことはありえない。ありえないなんてことはない。
So wake me up when it's all over
When I'm wiser and I'm older
All this time I was finding myself
And I didn't know I was lost
東京は朝の六時
だから全部終わった頃に起こしてくれ
もっと賢くなって年を取った頃に
今までずっと自分を探していた
迷子になっていると知らずに
―[Wake Me Up]
女王陛下の007
なるほどー、これが唯一のレーゼンビーボンドってやつですか。すげえいいじゃないっすか。ヒロインのキャラクターが最高。気が強くて、他の美しくてセクシーなだけの人と一線を画す。ただ、ちょっと微妙にかわいくないんだよなあ。でも、本当にキャラが良くて、これならボンドが惚れるっていう説得力がある。とはいえ、ダニエル・クレイグがエヴァ・グリーンに惚れるのも説得力あるけど。美しすぎるから。スケートリンクの再会とかえっ!て声を出してしまったくらい美しい。催眠かけられガールズをもっと一人ずつじっくり見たかったなあ。あとスキーのチェイスもいいなあ。
だいぶ、スペクターの元ネタめぐりが埋まってきた。これで12作。まだ半分かあ。楽しみ。
007ダイヤモンドは永遠に
女王陛下の前に見ちゃった。安定の面白さ。ショーン・コネリーの6作すべて見たけど、全部好きだけど、これが1番好きかも。ゲイの暗殺者コンビの最初のシークエンスも楽しい。ただ、棺に閉じ込められて火葬の窯に入れられたらさすがに無理です。あとパイプに入れられるのも甘いなあ。とにかくジル・セント・ジョンがかわいいし。カジノホテルのシーンは本当に好きだし、アトラクションも楽しい。そして月面車のカーチェイスは笑った。わけわかんねえだろと。月面車のシーンが全然映画の空気を台無しにしないところが素晴らしい。細かいハラハラが切れ間なくていい感じ。あとこの映画のブロフェルドが一番好き。
ショーン・コネリーの日本語の吹き替えの若山弦蔵の声本当に好き。6作どれがいいかなあ。ロシア、ダイヤモンドかなあ。サンダーボールもけっこう好きなんだよなあ。会議シーンが笑えるからなあ。ゴールドフィンガーも好きなシーンがいっぱい。金塊倉庫あたりがあんまり好きじゃないけど。ドクターノオはショボいけど、笑えるし。二度死ぬはただただ味わい深い。