再見 パート2

中国からの研修生が明日帰国します。ってことでお別れ前に皆で食事、ノンアルコールで。
ウチには男女一人ずつ来てたんですが、去年の女の子なんて僕よりか目方あるようないかつい娘だったのに今年の子は華奢な子で最初来た時はホント持たねんじゃないかなんて思ったけどしっかり働いてくれて、去年と比べて自分に余裕ができたせいもあるんでしょうが年寄りみたいに立派になった我が子を送り出す親じみた感慨(←実はよくわかってない)深い心持ちですよイヤほんと。
男の子が置いていったビヨンド(悲劇的な解散のときなんて彼らはハナタレ坊主の頃だから知らないだろうにそれでも人気あるみたいです)のカセットテープは大事に聴きたいです。

しみったれた気分は苦手なもんで真っ直ぐ帰らずに遠回りして軽くひっかけて来ました。今年は沼田の街もクリスマスのイルミネイション、って程のものでもないですが通りをそれっぽい明かりが賑わせていて余計に人通りの寂しさが引き立ってます。

かわいい二人が中国に帰るのと時を同じくして、コイツさえいなけりゃって小僧が退社します。みんなからお人好しすぎんじゃねーの、って言われるほどだし自分でもかなり面倒見てやったつもりなのにギリギリまで直接言わない態度(当然ずっと前から知ってたわけですが)が最後の最後までハラワタ煮えくり返るのですがまぁどうでもいいや。
実質クビってことで社会の厳しさを少しでもわかったならいいんだけどどうせわかっちゃいねんだろうな。百姓に限らずどんな仕事でも苦労すると思うけど苦労から逃げ回って生きて行けるヤツは運と素質のある人間だけでテメエは間違ってもそっち側じゃねーぞ、っていうのを伝えてやるのが最後の優しさなんだろうけど生憎私はそのような立派な者ではないので黙って見送ります。
来年また人材探しに出てまた一から仕事教えて、って手間とか考えたり散々足引っ張られて売り上げロスして思い起こせばサマソニにも行きそびれて……てもう忘れる事にします。

っていうか帰ってくるとき0℃って表示が見えたんですが酔っぱらってるせいで見間違えたんですよね、ですよね、ですよね……寒い。