ミュンスター再洗礼派研究日誌 このページをアンテナに追加

2017-04-26

[] 日本語の再洗礼派宗教改革少数派文献リスト 21:08  日本語の再洗礼派・宗教改革少数派文献リストを含むブックマーク

少し前に、共編著『旅する教会 再洗礼派と宗教改革』を出版しました。この本は、16世紀から現代にかけての再洗礼派の歴史を概観したものです。

この本には、各章に註のかたちで参考文献がつけてありますが、基本的に、各著者が自分が直接参考にした文献を紹介しているので、各テーマに関する重要な文献を網羅的に挙げているわけではありません。また、紙幅の都合もあり、この本には詳細な文献案内をつけませんでした。

そのため、再洗礼派に関心があり、もっと色々調べてみたいという方のために、日本語で読める再洗礼派関連の文献リストを作ってみました。まだまだ網羅的なリストになっていませんが、これから暇を見て随時追加していこうと思います。

1990年代半ばまでのミュンツァー、カールシュタット、農民戦争、再洗礼派に関する文献については、『宗教改革著作集15 教会規定・年表・地図・参考文献目録』1998年、210-222頁にまとめられているので、こちらも是非ご参照下さい。

日本メノナイト教会協議会のサイトの「アナバプテスト関連図書」にも、多くの再洗礼派関連の本が紹介されています。

http://www.mennonite.jp/resources/%e3%82%a2%e3%83%8a%e3%83%90%e3%83%97%e3%83%86%e3%82%b9%e3%83%88%e9%96%a2%e9%80%a3%e5%9b%b3%e6%9b%b8/


研究史整理


再洗礼派全般


史料


再洗礼派の思想


アンドレアス・ボーデンシュタイン・カールシュタット

  • 小田部進一「初期宗教改革における新しい信徒像 : アンドレアス・ボーデンシュタイン・フォン・カールシュタットの木版画ビラ『馬車』(1519年)を手がかりにして」『神学研究』52、2005年、115-128頁。
  • 小田部進一「カールシュタットにおける改革運動の神学的契機―『聖画像の撤去について』(1525年)を手がかりにして―」『キリスト教史学』62、2008年7月、90-119頁。
  • 倉松功『ルター、ミュンツァー、カールシュタット《その生涯と神学思想の比較》』聖文舎、1973年、1981年改訂3版。
  • 田中真造、松山與志雄、倉松功、宮庄哲夫、前間良爾訳『宗教改革著作集7 ミュンツァー、カールシュタット、農民戦争』教文舘、1985年

トーマス・ミュンツァー


スイス再洗礼派


バルタザル・フープマイアー


ドイツ再洗礼派


フッター派


心霊主義

  • 金子晴勇『ルターの霊性思想』教文館、2009年、271-187頁。(ルターとミュンツァー、フランク、シュヴェンクフェルトといった心霊主義者の思想を扱った小論考。)

セバスティアン・フランク


ミュンスター再洗礼派


下ライン地方再洗礼派


低地地方再洗礼派


メノー・シモンズ

  • 村上みか「メノ・シモンズにおける「国家と教会」−宗教改革期における政教分離思想の萌芽−」『人文学神学』8、2015年、1-15頁。(メノーの国家と教会の理解が近代的な政教分離に通じる要素を含んでいると指摘した論文


プロイセン再洗礼派


アーミシュ


ブレザレン教会


北米メノー派


ラテンアメリカ再洗礼派


日本の再洗礼派

  • ドイル・ブック著、岡崎寛人訳『敷居が高い 日本におけるキリスト兄弟団の歩み』日本キリスト兄弟団、1991年
  • 東條隆進『日本宣教における「地方」の問題―日本キリスト兄弟団の歩みを通して―』関西ミッション・リサーチ・センター、東京ミッション研究所、1999年。

再洗礼派宗教改革少数派を扱った文学

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/saisenreiha/20170426

2017-01-22

[] 編著書『旅する教会 再洗礼派宗教改革』が出版されます 21:10  編著書『旅する教会 再洗礼派と宗教改革』が出版されますを含むブックマーク


f:id:saisenreiha:20170124203430j:image:left

私が他の方々といっしょに編集・執筆した『旅する教会 再洗礼派宗教改革』という本が1月25日に新教出版社から出版されます。この本は、再洗礼派の歴史をその誕生から現代までたどったものです。一冊で約500年の再洗礼派の歴史を駆け抜ける、疾走感あふれる一冊になっています。


この本は三部構成になっています。第1部「再洗礼派の誕生と受難」は、16世紀に宗教改革が始まった後、再洗礼派が誕生し広まっていった初期の段階を追いかけます。

チューリヒで最初に信仰洗礼を行われてから、再洗礼主義ドイツオーストリア、低地地方など他のヨーロッパ地域でも見られるようになり、心霊主義終末論と結びつくなど多様な運動となりました。そうした中、公権力と結びついた教会形成を目指したバルタザル・フープマイアー、終末の間近な到来と背神者たちに対する武装蜂起を構想したハンス・フートミュンスター再洗礼派の試みは潰え、非暴力・無抵抗の立場をとるスイス再洗礼派、フッター派、メノー派が生き残ることになる過程が描かれます。

第2部「再洗礼派の諸相」では、再洗礼派の歴史の大きな流れを概観しただけではこぼれ落ちてしまう様々な側面を描き出します。

そこでは、中世後期の宗教運動と再洗礼派の関係、ミュンスター事件に見られるメディアの中の再洗礼派像、都市ケルンを中心とした再洗礼派ネットワークイタリアのラディカルたち、再洗礼派とジェネラル・バプテストの出会い、再洗礼派の賛美歌集『アウスブント』、殉教者列伝『殉教者の鑑』に光を当てます。

第3部「近代化する社会を生きる再洗礼派」では、再洗礼派内での主要な宗派が確立された17世紀から現代までの彼らの歴史を追いかけます。

ヨーロッパ社会が近世から近代に移行するこの時代に、再洗礼派を取り巻く状況は変化し、彼らの多くは最終的に故郷ヨーロッパを離れ新大陸に渡ることになりました。そして北米で地歩を築いた再洗礼派は、全世界で宣教し信徒を広げていきました。その過程で、国民国家の成立や社会の近代化、社会やキリスト教グローバル化という大きな変化に、再洗礼派がどのように対応していったかが明らかにされます。

詳しい目次は、以下をご覧下さい。


永本哲也、猪刈由紀、早川朝子、山本大丙編『旅する教会 再洗礼派宗教改革』新教出版社、2017年

 プロローグ

第1部 再洗礼派の誕生と受難

 1 偽りの教えを説く悪魔−ルターの宗教改革再洗礼派

 2 ルターから逸脱する改革者たち−カールシュタット、ミュンツァー、再洗礼派

 3 ツヴィングリの先を行く−スイス再洗礼派

 4 1528年の聖霊降臨祭に世界は終末を迎える−南ドイツでの展開

 5 財産のいっさいを共同体に供出する−モラヴィアのフッター派

 6 地上に降り立った新しきエルサレム−1530-35年の北西ヨーロッパミュンスター再洗礼派

 7 信仰の徹底を目指して−心霊主義とメノー派の形成

 8 忌避と破門をめぐる戦い−メノー派の分裂・統合の試み・アーミシュの出現

 9 自覚的信仰と予定−ジャン・カルヴァン改革派再洗礼派

第2部 再洗礼派の諸相

 1 「使徒的生活」を目指す改革者たち−中世後期の宗教運動と再洗礼派

 2 メディアのなかの再洗礼派ミュンスター再洗礼派王国驚異譚

 3 緩やかに根づくネットワーク再洗礼派と都市

 4 イタリアのラディカルたち−カトリックの牙城での宗教改革

 5 信仰者のバプテスマのみを認める−再洗礼派とバプテストの出会い

 6 『アウスブント』−殉教者たちの記憶

 7 『殉教者の鑑』−メノー派・アーミシュのアイデンティティの源泉

第3部 近代化する社会を生きる再洗礼派

 1 「宗派化」の時代を生き抜く宗教的少数派−16〜17世紀の「スイス兄弟団」

 2 「忌避」に同意しない者は破門する−アーミシュの誕生

 3 近世から近代を生き抜くメノー派−プロイセンドイツロシア

 4 フッター派の500年−財産共有と無抵抗主義を守りぬく

 5 真の信仰は決して強制され得ない−シュヴェンクフェルト派の形成

 6 自由な社会の市民として生きる−アメリカカナダ再洗礼派

 7 伝統の保持、「世界」への適応−アーミシュの教育

 8 世界に広がる再洗礼派アジアアフリカラテンアメリカへの宣教

 9 戦後に生まれた再洗礼派教会−日本のメノナイトとフッタライト

 エピローグ−再洗礼派宗教改革の500年

 再洗礼派関連略年表


新教出版社のサイトでも、この本の概要を見ることができます。

http://www.shinkyo-pb.com/2016/12/21/post-1267.php

Amazon では、現在予約受付中です。よろしくお願いします。

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN//4400227251/saisenreiha-22

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/saisenreiha/20170122

2016-08-10

[] スピリチュアル好きはどんな人か 00:14  スピリチュアル好きはどんな人かを含むブックマーク

アメリカでも日本でもスピリチュアルなものは社会の中でかなり広がっているが、それを愛好するのはどのような人々なのだろうか。

小池靖スピリチュアリティセラピー文化」樫尾直樹編『文化と霊性』慶應義塾大学出版会、2012年、41頁 によれば、アメリカでの調査によると「宗教ではなくスピリチュアル」を主に探求している人々には、比較的高学歴だが収入はやや低く、友人などの社会的ネットワークが少なめという傾向があるそうだ。小池が参照している文献は Roof, Wade Clark, A generation of seekers: the spiritual journeys of the baby boom generation, 1993. なのでデータは古い。

では、日本ではどうか。日本では2008年に20歳〜59歳のインターネットユーザー 2,000人を対象として「癒しとスピリチュアルに関する調査」が行われている。調査を実施したのは、三菱UFJリサーチ&コンサルティング(株)である。

http://www2.fgn.jp/mpac/_data/8/?d=200809_02

WEBサイトにも調査結果の概要がまとめられているが、より詳しい調査結果は、有元裕美子『スピリチュアル市場の研究』東洋経済新報社、2011年 で知ることができる。

この本の記述によれば、スピリチュアル系の商品やサービスを利用したことがあるのは、男性よりも女性の方が多く、女性の中でも20〜40代が多いとのこと。雇用形態を見ると派遣社員の利用が多いそうだ。ただし、年収は利用経験に影響を及ぼしていないとのこと。著者は派遣社員が多いのは、女性に派遣社員が多いせいでもあるだろうが、専業主婦の利用が多くないので、派遣社員の職場における不安定な立場が影響していることも考えると述べている。(150頁)

この本には詳しい調査結果が載っているので、スピリチュアルについて知るためには大変有用だと思う。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/saisenreiha/20160810

2015-11-18

[][] 初期自己啓発本の背景にある世界観 22:51  初期自己啓発本の背景にある世界観を含むブックマーク

やはり週末に休まないと疲れるようで、今日は疲れてだらっとしていた。ということで、午後はブック・オフ図書館に行き、初期の重要な自己啓発本を入手してきた。夕方に帰ってきてから、ペラペラめくっていた。

最初期の自己啓発本 S. スマイルズ著、竹内均訳『自助論』三笠書房・知的生きかた文庫、2002年(原著1858年)は、ざっと見た限りでは、自分が成功するためには努力や忍耐が必要だという心構えを説明した本であって、その背景に何か形而上的な世界観があるようには思われなかった。(冒頭には「天は自らを助くる者を助く」という格言が、「人間の数限りない経験から導き出された一つの真理」を示すものだと述べてはいるが。11頁)

しかし、その後に現れたニューソート系の自己啓発書では、人の思考こそが成功を導くという自己啓発成功哲学の基本的な考えの背景にある形而上的な世界観が明示されている。

1910年に出されたウォレス・ワトルズの『The Science of Getting Rich』(ウォレス・ワトルズ著、川島和正監訳『確実に金持ちになる「引き寄せの法則」』三笠書房・知的生きかた文庫、2008年)には、世界観を表す表現が冒頭からたくさん出てきている。

https://en.wikisource.org/wiki/The_Science_of_Getting_Rich

「この世界には、「金持ちになるための科学」というものが存在します。これは、算術や代数などと同じ、完璧な科学です。」(18頁)

彼は、「第4の秘密 金持ちになるための『基本原則』」という章で、以下のようなことを述べている。

「1 万物は、ただ1つの「思考する物質」が元となって造られている。この「物質」は原始の状態で、宇宙空間の隅々に満ちている

2 この「物質」の内部に抱かれた思考は、そのとおりの形を現実に生み出す。

3 人は、思考を「形のない物質」投影することで、造りたいと思っているものを現実に出現させられる。」(36-37頁)

宇宙は「思考する物質」でできているので、当然人間もその一部と言うことになる。「宇宙の万物を造り、万物に宿っている「知性のある物質」―つまり「神」は、あなたの中にも宿っています。」(42頁)

そのため、人間が思考したことがこの世界を造ることになる。そして、この世界での様々な出来事は、思考が生み出しているので、良いことも悪いことも人間の思考の結果と言うことになる。

「よくないことばかり考えるのは、自らをよくない状態にし、よくないものばかりを引き寄せることになるのです。

 逆に最高のものだけに目を向ければ、あなたは最高のものに囲まれ、最高の状態になっていくのです。

 私たちに内在する「創造力」は、私たちが常に注意を向けているイメージにわたしたちを導きます。

 私たち自身が、「思考する物質」であり、「思考する物質」は、常に自ら考えたものに形を変えるのです。」(65頁)

だからこそ、成功するためには、成功しようという意志を持つことが必要であり、そのような思考を持つための方法が17の秘密というかたちで説明されているのがワトルズの本である。

1917年に出版されたのが、チャールズ・F・ハアネルの『The Master Key System』である。(チャールズ・F・ハアネル著、管靖彦訳『ザ・マスター・キー』河出書房新社、2007年

ざっと見た感じでは、ハアネルの『ザ・マスター・キー』は、ビジネスでの成功だけでなく、思考をいかに使って様々な望む結果を手に入れるか、そしてその考えの背景にある世界観を説明した本のように思われる。

ハアネルもワトルス同様に、世界は一つの意識から成り、人間もまたその一部と見なしている。

「思考する「意識」は宇宙にたった一つしかなく、その意識が考える時、その思考は客観的なものになります。この意識はあまねく行き渡っているので、それぞれの個人の中にも当然存在しています。めいめいの個人は宇宙に偏在するこの全知全能の意識の顕現なのです。

 宇宙には「意識」はたった一つしかないので、必然的にあなたの意識は宇宙意識と同一だということです。言い換えれば、すべての心は一つなのです。この結論から逃れるすべはありません。」(26-27頁)

そのため、人間が思考したことは現実化することになる。良いことを意識すれば良いことが起こり、悪いことを思い浮かべれば悪いことが起こる。

「わたしたちの心の姿勢がパワー、勇気、親切心、共感といったもので彩られていれば、環境がそれらの思いに対応する状態を映し出すことに気づくでしょう。もし心がひ弱で批判的で、妬み深く、破壊的であるなら、、環境がそうした思いに対応する状態を映し出します。

 思考は原因、状態は結果です。ここに善悪の起源の説明があります。思考は創造的で、自動的にその対象と関わります。これが宇宙の法則、引き寄せの法則、原因と結果の法則です。」(130-131頁)

思考が様々な結果を生み出すために、自らの望む結果を生み出すために自らの思考を制御する必要があることになる。そして、『ザ・マスター・キー』では、そのような思考操作のやり方が24回にわたり説明されている。

このように20世紀初めに出版されたニューソート自己啓発書二冊の基本的な世界観はほぼ共通している。つまり、宇宙は一つの神・意識であり、人間もまたそのような意識の一部だという考えである。そして、人間の思考は現実化するために、自らの望みを現実化するには、ネガティブな思考を避け、ポジティブな思考を強く持つことが必要になる。そして、そのために自らの思考を操作する方法が説明されている。

このような基本構図は、ナポレオン・ヒル『思考は現実化する』などの後の自己啓発書にも引き継がれていった。そして、現在ではアメリカのみならず日本でも、しっかりと根を張っているように思われる。ただし、その過程で、心理操作法やポジティブシンキングという側面は残り、その背景にある世界観は余り意識されなくなっていったように思われる。とはいえ、現代の自己啓発書について調べたことがないので良く分からない。現代の自己啓発書の背後にある世界観も、ぼちぼち調べたいものである。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/saisenreiha/20151118

2015-11-02

[][] ニューソート自己啓発と新新宗教、精神療法家と国家主義 22:31  ニューソート・自己啓発と新新宗教、精神療法家と国家主義を含むブックマーク

以前「自己啓発ニューソートスピリチュアル関連文献」をメモしたが、その後も少しずつ文献を読み進めている。

http://d.hatena.ne.jp/saisenreiha/20141002/1412266192

島薗進ポストモダン新宗教東京堂出版、2001年、48-52頁によれば、(新)新宗教の中には、ニューソート的な自分の心を操縦し、つねに明るく安定した状態に保とうという信仰を持つものがあるそうだ。古くは生長の家ひとのみち教団GLA幸福の科学白光真宏会阿含宗ワールドメイトオウム真理教。さらにほんぶしん、自然の泉、法の華三法行ESP科学研究所。また「明るさ」の強調は、新霊性運動や自己啓発セミナーなどの現象とも符節を合わせているとされている。(52頁)

また吉本伊信が浄土宗系統の修行法から開発した「内観」という心理療法技法が、ほんぶしんGLA幸福の科学にも影響を与えているとのこと。(50頁)必ずしもニューソート系統からの影響だけではないようだ。


心理主義時代における宗教心理療法の内在的関係に関する宗教哲学的研究』基盤研究(B) 研究課題番号:13410010  代表:岩田文昭(大阪教育大)

この科研費報告書で様々な心理療法宗教の関わりについて検討されている。

http://www.maizuru-ct.ac.jp/human/yosinaga/shinri.html

科研費報告書中の吉永進一「民間精神療法書誌(明治・大正編)」は、日本の民間精神療法に対するニューソートクリスチャン・サイエンスなどの民間精神療法の影響が扱われている。膨大な書誌の紹介もある。必読。

欧米の心霊主義を日本に紹介した初期の代表人物が英学者の高橋五郎。彼は明治30年代以降心霊関係の本を次々に執筆し、多くの霊術家が彼の本を参照し、権威付けにも使ったとのこと。「民間精神療法書誌(明治・大正編)」150頁

高橋五郎『神秘哲学』(明治36年)などの著作は、近代デジタルライブラリで読める。

http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/752831


宗教研究』で(近代日本の修養・精神療法・新宗教における身体論と国家論,パネル,<特集>第73回学術大会紀要)が紹介されていた。

http://ci.nii.ac.jp/search?q=%E6%96%B0%E5%AE%97%E6%95%99%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E8%BA%AB%E4%BD%93%E8%AB%96&range=0&count=20&sortorder=1&type=0

このパネルの問題関心は、戦前の精神療法家は何故国家主義に向かうのか、逆になぜ国家主義者は健康法や代替医療を好むかという両者の親和性についてだそうだ。両者のつながりは、片山杜秀『近代日本の右翼思想』までほとんど扱われてこなかったそうだ。

http://ci.nii.ac.jp/naid/110009933283

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/saisenreiha/20151102