スーツに運動靴って、いまどきカッコ悪いのかな


通勤時、最寄りの駅*1まで片道30分弱を徒歩にしているので、体と靴への負担を考慮して運動靴を履くことにしました。20世紀にこれをやったら「ニューヨーカー気取り!」などと冷やかされそうですが、何より歩きやすいはずだし、ぼくとしては小中学校の先生になった気分ではじめました。


運動靴ですから歩くことに関する機能性が革靴より優れてるのは明らかで、クッションとかフィット感とかいいことばかりなのですが、最初はちょっとした違和感がありました。なぜなんだろうと少し考えてみたのですが、きっと、スーツを着たときの姿勢とか体の動かし方が「革靴仕様」になってたんじゃないかと思うのです。身につける服によってモードチェンジする、っていう感覚は意外とあるんじゃないかなあ。


さて、そのほかで気が付いた点は、階段を駆け下りるときの違い。駆け足気味に階段を下りるには、革靴の方がいいんです。これにはちょっとびっくり。通常のスピードの場合は階段面に足をしっかり乗せて下りていきますが、駆け下りる場合は靴底の真ん中前よりのあたりを階段の縁というか角に引っ掛けてその部分を蹴るようなイメージ*2でタタタタ…と下りていきます。このときは靴底がデコボコしてる運動靴だと引っかかりが強すぎてスピードを上げづらいのですが、平らな底をしている革靴は「(足を)着く、階段の縁を支点として傾ける→蹴る」という一連の運動にスムーズに対応できるのです。(以下図、参照)


…なとどいう話を家族としていたら、最近の小中学校の先生のスタイルはあまりスーツ&スニーカーじゃないという指摘を受けました。この組み合わせって、もはや時代遅れでありえないイデタチ、なのかなあ。実際、通勤する方々の足元を注意して見ていたけど、一時期と比べて運動靴は激減しているという印象でした。

*1:正確には最寄りではなくその隣の駅なのですが

*2:実際に蹴りすぎると飛んでっちゃいますから、あくまで "イメージ" として