よくわからないけどいいことあるよな、を何と言う?


ジンクスという言葉は良くないことが起きる法則性について語る時に使われる英語から来ているそうですが、良いことの法則性を一言で表す言葉ってないんだろうか、とふと考えたりしています。縁起を担ぐ?ゲン担ぎ?どちらも「一言(一語)」じゃないし、法則性そのものではなくそれに引っ掛けた人の行為のことなので、ちと違う。


良いことの法則性を感じたのは昨日。定休日であることをうっかり忘れて秋葉原『とんかつ丸五』の前まで行ってしまい、あちゃー、この時間じゃ『万平』は閉店しちゃってるだろうし『やまいち』は夜営業をやめてしまったし、困ったなあ、と頭を抱えていたのですが、おっと須田町に『勝漫』があるではないかと思い出し、そそくさと店へ向かいました。店に到着すると、のれんをめくってサラリーマン二人組が出てきたところでしたが、入れ替わりで店内へ入ると客はなんとぼくだけ。あれまあ、勝漫さんも変わってしまったなあ、と少し寂しさを感じながら、今日はピンチヒッターだったからねといつもの特ロースはやめて普通のロースかつ定食を注文。普通においしいんですけど、以前と違ってなーんか店内に活気がなくなっちゃって、足が遠のいてしまっていました。でも、繰り返しますが味は悪くはないんです、ほんと。


(↓勝漫のロースです)


で、この時に思い出したのが、前回この店にお邪魔した時のこと。二年弱前になります。店に入ろうとしたその時、高3の娘からやや涙ぐんだ声で「志望の学部に行けることが決まった」という電話がかかってきたのです。本人がずっと苦しい思いをして来たことはよくわかっていたので、この知らせは本当にうれしかった。そのあと食べた特ロースの味が格別だったことは言うまでもありません。


そして昨日。実は昨日も、勝漫を訪れる直前に娘からうれしい知らせが来ていたのです。娘は海外留学中でして、知らせを届けてくれたのは電話ではなくLINE。今回は、次学期以降の授業選択に大きく影響する大事な試験を無事パスできた、というような話でした。


時々しか足を運ばなくなってしまった勝漫ですが、どうやら私には(いや、娘には、かな?)相性がいい店のようです。ハッピーな気持ちとともに来店できる、幸せをもたらしてくれるお店として、ぼくには大切なとんかつ屋さんのひとつになったようです。これからも通いますよ、ええ。


ここで主題に戻ります。こういう状態のことを一語で表す言葉、ないかなあ。「勝漫に来るときって、なんかいいことあるよな、これってXXXXだよな」って言いたかったんです。