意図的です

普通の生活の中では有り得ない、Opera なんていう超マイナー不人気ブラウザを使っている人ばっかりの集まり。出張で上京していた師（笑）らとの会話の中から*1。
何か最近、人気上昇中の Firefox にひどく批判的で Opera 信者っぷりが過激ではないかという点について。
信者っぷりと読まれるなら、それこそこちらの意図が実現している事になる。今やオープンソースは絶対の正義で、プロプラ(商業)ソフトウエアーは悪だと決まっている。確かにソースを書いて直に寄与出来る専門家にとってそのようであるのは理解出来る。あるいはコードは書かずとも、翻訳や広報、啓蒙活動で寄与するにもオープンソースは都合が良いから何が何でも時代はオープンソースだ。
それが何だか分からない人に対しても、とにかく無料だからというのは訴えかけ易い。訴えかけ易いのは、日本だけでなくどこの国でも事情は同じようだ。だからこそ良く分からん人でも、何ら寄与する気もない人でも、何が何でもオープンソースだ。
以前から書いているように、Firefox は優れたソフトウエアだと思う。こうしたアプリケーションが普及するのは素晴しい事だ。しかもまだまだ不十分だ。もっと沢山出てきたら良いと心から願う。そして現状の Firefox はまだまだの出来だ。もっと良くなって欲しいとこれまた心から願っている。
対して私の気に入っている商業アプリである Opera だが、これまた良く出来ている。出来の良さを認めない人がいたとしたら、それこそアンチなという意味での信者としか思えない。現状の出来であっても、正当に評価されればもう少し広く使われても良さそうなものだ。
しかし時代は何といってもオープンソースが正義だ。今や黙っていたらいずれそれ以外は消えてなくなってしまうかも知れない。こういう時は多少誇張してアンチテーゼを提示する必要があるのではないか。ここに書かれている内容に Firefox への悪意を感じてしまう人がいたとしたら、それは恐らく正しい。意図的にやっているのだから。別段彼らが面白くないとか、Firefox はダメだとか思っていないのは上段に書いた通りである。むしろ蔭ながら応援している程である。
その上で、みんな右へ習えってのも能がないでしょ、というだけの事です。

• と、まあ日頃思っている事を吐き出したので、これを以て「ある製品の素晴しさを語るのに他方の製品を晒す必要はないって」事で一応のピリオドを打ち、ここでの書く構えを変えてみようかと。
• もう一点最後に。便利なら何でもみんな使うではないか。多くの人はデスクトップじゃ WindowsOS の方が便利だと(僕からすれば、それは誤解だが)商業ソフトを使いまくっている訳だし、フリーの OS を常用している人だって Flash を見るためにプラグインを入れてるだろう、とか何とか。

*1:引用は正確にしないとかえって御迷惑をお掛けしてしまうかも知れないので、僕の受け取った限りで、僕の見解として続きを書きます。これはあたり前の事だけど、世の中、いろんな受け取り方をする人がいるから。