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2012-02-07

借金を返すと儲かるのか?

「会計の知識 for the rest of us」という感じだろうか。貸借対照表とか損益計算書を道具として使う人のための入門書。

財務諸表のあまり細かいところは扱わずに、ブロックを扱う感じで説明している。「キャッシュフロー計算書を見なくても貸借対照表を見ればキャッシュフローは分かる」というのも目から鱗が落ちた。

借金を返すと儲かるのか?

借金を返すと儲かるのか?

2012-02-01

武器としての決断思考

お正月の夜にNHKで放映されていた新世代が解く!ニッポンのジレンマ*1で紹介されていた瀧本さんの本を読んでみた。

上念さんの「日本ダメ論」のウソで書かれていた一人ディベートをでは具体的にどうやるか、というのをもっと手取り足取り説明している感じ。10年ほど前に、これもマッキンゼーのOBの方が書いた「ロジカルシンキング」を読みやすくした漢字というんだろうか。大学生くらいには刺激的な本かもしれないが、自分にはちょっと...と思いつつ、後半は飛ばし読みした。

高校生や大学生が、司馬遼太郎や純文学系の小説を読んで熱くなる感じ、というんだろうか(後で振り返ると少々恥ずかしい)。じゃあその道具で、試しに実際の社会を切ってみてもらいたいなあと思ってしまった。

武器としての決断思考 (星海社新書)

武器としての決断思考 (星海社新書)

*1:いつの間にか、続編の放映も決まっている。

2012-01-30

「壁と卵」の現代中国論

梶谷先生は、残念ながら学生時代には知り合うことがなかったが、共通の知り合いが何人かいて繋がっている。遅ればせながら著書を読んでみた。

現代中国論だが、やはり骨格になっているのは中国経済の分析。例えば、「単一の金融制度と独自の財政制政策」ということで、地方政府のマネタイズをユーロ圏と比較する見方は面白い。でもそれだけではなくて、後半には人権、日本人の中国の見方、民族問題など、経済学の枠をはみ出した、でも中国経済を研究するは外せない点がまとめられている。

「壁と卵」の話は中国だけではなく、日本でも他の国でも成り立つ話なのに、なぜ中国になぞらえて考えたかが最終章に書いてある。合わせ鏡のあちら側とこちら側の話。

「壁と卵」の現代中国論: リスク社会化する超大国とどう向き合うか

「壁と卵」の現代中国論: リスク社会化する超大国とどう向き合うか