議論のルールブック
モンゴルに来る頃から読み始めたから、読み終えるまでに3週間近くもかけてしまった。最近はなかなかまとまって本を読む時間がない。
また、まとめて読み直さなければと思うが、読んでいて(いい意味で)引っ掛かった部分を書いておく。
- 匿名掲示板は双方向性を断ち切るための道具。
- 議論は反証探しの繰り返し。議論を重ねることによって、正しいことを知るのではなく、間違ってはいないことを知ることができる。
- 議論は(反証探しの繰り返し)を行うことによって、客観性が生まれてくる。
- ある主張(テーゼ)、それに反対する主張(アンチテーゼ)の前提条件を明らかにすることによって、その二つを半分ずつ認める新しい主張(ジンテーゼ、止揚)が生まれることがある。
- 主観的な意見を述べる際には、点と点をつなげる線を導き出すような根拠を示すことが必要。
- 責任は自由の裏返しで、自由な発言を行うことによって、責任が発生する。
- ルールは守らなければいけないものではなく、これを守れば運営が円滑になる一種のノウハウで、それを守るべきかどうかは自分で判断する必要がある。
- 作者: 岩田宗之
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/10
- メディア: 新書
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