4月の経済指標
月末の金曜日なのでいつものように前月の鉱工業生産指数、消費者物価指数、労働力調査の結果が発表になっている。
鉱工業生産指数
持ち直しの動きが見られる鉱工業生産
- 今月は、生産、出荷が上昇、在庫、在庫率は低下であった。
- 製造工業生産予測調査によると、5月、6月とも上昇を予測している。
- 総じてみれば、生産は持ち直しの動きが見られる。
4月の生産指数(季節調整済)は74.3で、前月比5.2%の上昇。でも前年同月比ではマイナス31.2%の水準。製造工業生産予測調査によると、5月、6月とも生産上昇が予測されている。底を打ったけれども以前の生産水準まで戻るのはまだずいぶん先、という感じ。
消費者物価指数
- 総合指数は平成17年を100として100.8となり,前月比は0.1%の上昇。前年同月比は0.1%の下落となった。
- 生鮮食品を除く総合指数は100.7となり,前月と同水準。前年同月比は0.1%の下落となった。
- 食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く総合指数は98.9となり,前月比は0.1%の上昇。前年同月比は0.4%の下落となった。
前年同月比の変化をグラフにプロットすると、全ての指数(コアコアCPI)がマイナスになり、それが拡大していく傾向が明らか。完全にデフレ突入じゃないか。