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アイプチ 名古屋 美容外科

2015-04-16

We Can (Not) Advance



A Hundred Million Reasons


I can give a hundred million reasons to build a barricade.


あまり評価されなかったアルバム『Standing on the Shoulder of Giants』の最後の曲、『Roll It Over』において、リアム・ギャラガーはこう歌っている。

1億個とはいかないけども、シティが過ごしたこのみじめなシーズンに傷つかないように、10個かそこらの理由を挙げることはできると思う。

例えば、W杯の疲れが他チームに比べて大きかったのだとか。

例えば、無謀にもバルセロナ相手に4-4-2で戦いを挑む、我らがチャーミング・マンの戦術的な無能さによるものであるとか。

例えば、昨シーズンの優勝と相次ぐ大型の契約更新が、主力選手のモチベーションを奪ったのだとか

あるいは、不公平なるFFPの制約がチームの強化と再生を妨げたのだ、とか。もっともペレグリーニ自身、先週ようやくこの言い訳を発見したばかりなのだが。

前提に疑問を呈してみるのも悪くない。そもそもこのシーズンは失敗だったのか?4シーズンで2回の優勝、タイトルは全部で5つだ。投資対効果がどうだのと宣う連中は無視しておけばいい。どうせ「効果」の定義もしない連中なのだ。そもそも、皆シティが数年前まで糞のような存在だったことを忘れていないだろうか?

だから我々は、さほど傷つく必要はない。確かに満足なシーズンでは無かったかもしれないけども、4年間で2回のプレミアリーグと、FAカップリーグカップ、それにコミュニティシールドは、そう悪い成績では無いはずだ。



いや。結局のところ、これまで挙げたような話は無意味だ。無意味どころか嘘でもある。理由ならいくらでも上げられるけど、結局のところ私自身が、誰に説明する必要もなく、今シーズンの成績をどう思うか、なのだ。そして私は残念に思う。十分でなかったと思う。もっと違った2015年の春を期待していたと思う。


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Remember York City ?


日曜日、哀れなシティはオールド・トラフォードで、マンチェスター・ユナイテッドに4-2で負けた。4-2!!怒らないで聞いてほしいけど、シーズンが始まる前、アーセナルやマンチェスター・ユナイテッドに劣ることになろうとは、正直思っていなかった。それはその2チームが嫌いだからでも、その2チームのファンに喧嘩を売りたいわけでもない。嘘に聞こえるかもしれないけど、出来る限り客観的であろうとした結果としてだ。直接対決なら1つや2つ負けることもあるだろうが、よもや順位で下になるだなんて、思いもしなかった。


事実、クリスマスまではそうだった。アーセナルとははるか12ポイントの差が開き、チェルシーの一人旅に何とかシティが食らいついていた。エティハドでのダービーは、スコアこそ1-0だったけども、シティが負けることを想像するのは、とてつもなく難しいように思われた。でもそこから、シティはこの数シーズン見たことのない勢いで転げ落ちていった。エティハドではアーセナルに敗れ、オールド・トラフォードではマンチェスター・ユナイテッドに圧倒された。正直に言って、よく4-2で済んだというところである。今現在、シティは明らかにこの2チームに劣っている。



最初のうち、冒頭に挙げたように、私はいくらでも“理由”を見つけることができた。4-4-2への固執。中盤の守備意識の薄さ。ヤヤ・トゥレの衰え。クン・アグエロの怪我。我々が弱いのは、監督の間違った戦術と、おごり高ぶった選手の怠惰と、それと少しの不運によるものなのだと言い合って、壁を築くことができた。

あるいは、相手があまりにも強すぎたということもできた。バイエルンバルセロナと2年連続で対戦するなんて不幸は、そうそう起こるものではない。選手のほとんどが世界王者になったことがあり、メッシと、スアレスと、ネイマールを揃えたチームに、我々がどのように対処しえたのか?と。

そしてそれは、ある種の「ヨーク・シティを思い出せ」式の考え方に相乗りするものでもあった。冒頭で書いた、「そもそもシティは糞だった」式の、甘ったるい回顧主義だ。我々が2部リーグ(2部リーグ!)昇格を目指してヨーク・シティや、ジリンガムや、チェスターフィールドと戦っていた頃、バルセロナリバウドフィーゴを揃えて、スペインリーグの王者だったのだ。私がシティのファンになった2002年の夏でさえ、シティはようやくプレミアリーグに戻ってきたところだった。それも定位置に戻ったのではなく、エレベーターの絶え間ない昇降の1つとして。あの頃を思い出せ。ヨーロッパのベスト16に進んだだけでも十分過ぎるじゃないか。思い出せ、我々はヨーロッパ偉人達が居並ぶクラブの末席に、ついこの間座ることを許されただけの存在なのだ。


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しかして、2月、3月、4月と時が進み、相手が天下のバルセロナからバーンリーに代わっても、何回インターナショナル・ブレイクを挟んでも、シティの調子は戻らなかった。それどころか、ますますおかしくなった。チェルシーの調子だって決して良くは無かっただろうが、差は開く一方だった。

何より私を落胆させたのは、選手も、監督も、決してサボっていたようには見えなかったことだ。もちろん我々が安定的に勝ちを収めていた頃ほど良くは無かったが、目に見えてタスクの遂行を拒否していた選手はいなかったし(強いて言えば、エディン・ジェコくらいなものだ)、我らがチャーミング・マンも、必要に応じて悪名高い4-4-2をひっこめたりもした。それでも結果はついてこなかった。





Where Did it All Go Wrong?


一体どこで、何が狂ってしまったのだろうか?

まず言えるのは、今シーズンの不調は、ペレグリーニの采配だとか、選手のやる気だとか、そういった短期的で偶発的な問題によるものではないということだ。

まず采配について言えば、今シーズン、ペレグリーニが4-4-2を採用するたびに(そして相手がニューカッスルで無い限り)、試合後のファンフォーラムやTwitterには、彼お気に入りのシステムがいかに中盤を数的不利に陥らせ、DFラインを無防備にし、ヴァンサン・コンパニに無茶なタックルを強いらせるものであるか、いかにこのシステムが時代遅れであり、ヨーロッパのトップチームがすでに見捨てたものであるかについての意見が溢れていた。


一つ一つはその通りだ。エティハドでのバルセロナ戦も、アンフィールドでのリヴァプール戦も、何もあのメンバーで4-4-2を採用することは無かったと思う。では4-4-2じゃなかったら、もっとマシな戦いができたのだろうか?恐らく答えはノーだ。4-2-3-1で臨んだQPR戦でも、バルサ戦のセカンドレグでも、オールドトラフォードでのマンチェスターダービーも、シティは良いようにボールを回されていた。そもそも、いわゆるビッグチームを相手にする際、ペレグリーニは4-4-2よりも4-2-3-1の方を好んでいるのだ。シンプルな結論は、我々は守備の組織を構築することに失敗したのであり、どんな風に並んでも、QPRにすらポゼッションを握られうるチームだということだ。


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選手のやる気については議論のしようがない。確かに2月以降のサミル・ナスリエディン・ジェコの態度を擁護することは相当に難しいけれど、シティの“チーム・スピリット”とやらがライバルに比べて劣っていると、どうやったら証明できるのだろうか。今シーズンの結果が良くないから?。高給に釣られてやってきた金の亡者の集団だから?。その金の亡者どもは、3年前にプレミアリーグの歴史上最もドラマチックな逆転優勝を達成しているのだが。要するに我々がチームの精神面に言及する時、それは多分に試合結果にこじつけたものでしかないのだと思う。そしてこれらは同時に、冒頭に挙げた“1億でも挙げられる理由”を否定するものでもある。辛いことだが。



個人的な意見だが、問題は二つに分けられる。ペレグリーニのチームが当初から抱えてきた問題と、アブダビ化以降のシティが構造的に抱える問題だ。

前者について言えば、まず一つ目は我々のチームが守備をする方法を知らないということ。元々マンチーニの時代にも、ボールを奪われたら前線はお役御免、あとはボランチとDFラインが何とかする、というチームだったが、ペレグリーニの就任以降、その傾向はひどくなった。2トップだろうが1トップだろうが、中盤に広大なスペースが空くことには変わりない。有能なボールハンター(ブラジルコンビ)やアンカーマンハビ・ガルシア)がいても、2センターのヤヤ・トゥレが相方に守備の負担を全て押し付けているように見えても、私が知る限り3センターや4-1-4-1には一度も着手していないから、恐らく今後も無いのだろう。


二つ目は、戦い方が余りにも画一的ということだ。どのチームでも言われることだが、実際には2つの異なる戦い方を1つのチームに両立させるのは難しい。ベニテス時代のリバプールや、モウリーニョ以降のチェルシーのようにはなるのは至難の業だ。それでも、少なくともバルセロナバイエルンと戦うときと、バーンリーウォルバーハンプトンと戦う時で、同じような戦い方は取るべきではないはずだ。優勝した2013/14シーズンも、その課題が無かったわけではない。昔ブログにも書いたが、2015年の年明け以降、本当に良かった試合は1試合くらいしかなかった。得点力でごまかしていたに過ぎないのだ。

そして今シーズンもその課題は解決されず、むしろ悪化した。ウェストハム、ストーク、QPRのように、ボールを持つことをそもそも望んでいない相手にすらボールを保持された。

バルセロナ戦では直前のニューカッスル戦と同じ4-4-2、同じアティテュードで臨み、90分間袋叩きに会った。


3つ目は、若手選手を積極的に使わなず、世代交代を進めなかったこと。確かにペレグリーニは早急に結果を出すことを求められていたかもしれないが、我々のスカッド高齢化しているのはシーズン前から明らかであったし、そもそもマンチーニを更迭したときの名言である“Holistic approach”はどこに行ったのだろうか?

ただし、これについてはは見方の問題もあるだろう。ペレグリーニは決して若手を全く起用しなかったわけではない。ファンの間で評価が高いナスタシッチやデナイエル、デニス・スアレスマルコス・ロペスが使われず、使われたとしてもボヤタやホセ・アンヘル・ポゾであったことが、ペレグリーニに対する厳しい見方に繋がっているように思える。

一方で、若い有望選手の扱い方があまり上手くないように感じるのは避けがたいところだ。まずユースの筆頭だったデニス・スアレスはトップチームで試されないまま放出されてしまい、セビージャでチームの中心になった。ちょうどシティが、シルバ、ナスリ以外にクリエイティブなMFがいないことを嘆いていたときにだ。

また、マティヤ・ナスタシッチとカリム・レキクよりもデドリク・ボヤタとエリアキム・マンガラを優先し続け、結局マンガラ以外の3人を全て失いそうなCBについても同様だ。個人的な意見を言えば、皆ナスタシッチとレキクについては夢を見過ぎている気がするのだが、それでも損をした気分になる人がいるのは当然であろう。

率直に言って、ペレグリーニがこの問題を解決できる男なのかどうかは判らない。ただし、アインシュタイン風に言えば、「同じことを繰り返しているにも関わらず違う結果を期待するのは狂って」いる。少なくとも今シーズンの戦いから、ペレグリーニに違う結果を求めることは難しそうだ。例え3月以降に大崩れせず2位だったとしても、ファンの心情としては退任を望んだと思う。これについてはTypical CityのRob Wilsonが私の気持ちをよく代弁してくれている。


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そして、これまで書いたような「ペレグリーニのチームが抱えてきた問題」の多くは、“アブダビ化”以降のシティが構造的に抱える問題によって引き起こされ、かつ強化されてきた。守備についてはペレグリーニの個人的資質によるところが大きいだろうが、これまで同じ戦い方でタイトルを勝ち取ってきて、かつ30台前後に達したベテラン選手たちに、今までと大きく違うことをやらせるのは土台難しい。それにスカッド編成に手を入れるにしても、高給取りが中心のためにそもそも放出交渉が難航するのだ。

高年齢化について言えば、ADUGの買収以降、短期間で中堅クラブからCL優勝候補まで成長することがクラブの目標となったため、クラブはシルバ、トゥレ、ナスリ、アグエロといった即戦力を中心に集めたために、全員が同じタイミングで同じ問題に直面することになった。また、他のチームと比べて、成績をある程度度外視して若手を育成する余裕が相対的に乏しかったのも確かだろう。

年俸は財政を圧迫し、かつパフォーマンスの低下がファンの不満につながりやすい原因だが、これもブランドが無いシティが有力選手を集めようと思えば、必然的に年俸にプレミアムが乗るためだ。ここまで書いたことと同じように、これもあくまで自業自得だが、FFPが制定されたタイミングも、シティにとって芳しくは無かった。つまり、急速な補強政策で戦力を揃え、必然的に損失が続いたところでFFPが制定されたため、スカッド編成の新陳代謝は遅れることになった。



一方で、ここまで挙げた問題は、もちろん永続的なものでは無い。まず、2回の優勝を経て、現在の主力を獲得した際よりもある程度ブランドが向上しているから、以前ほど売り手有利で交渉を進める必要はないだろう。また、シティ自体の財政基盤も健全化し、かつ収益力が拡大しているから、今後大規模な支出ができないわけではない。もちろんFFPの範囲内でだが。





We Can (Not) Advance


さてようやく本題に入るが、すでに世界中で報道されているように、我々は今年の夏、シティの歴史上屈指の成功を収めたチームの入れ替えを始めなければならない。シティファンとして、個人的には初めての経験だ。何せそれまでシーズンごとの戦力を揃えるのに精いっぱいで、輝ける(そして痛みを持って解体しなければならない)チームというものを持ったことが無かったのだから。


これも溢れるほど報道されていることだが、チームの再編成に当たっては、いくつか条件がある。まず第一に、ホームグロウンルールを満たさなければならない。我々がCL出場権を逃すほど間抜けで無い限りにおいてだが、とくにCLのルールは厄介だ。プレミアは外国人を17人以下に抑えれば済む話だが、CLは自クラブ育成選手を最低4人、その他のホームグロウン選手を最低4人、25人のリストに入れなければならないのだ。まず、フィナンシャルフェアプレイのために支出を抑えたいことを踏まえれば、シティが今からCLで活躍できるレベルのホームグロウンプレイヤーを純粋に8人揃えるのは不可能に近い。マンチェスター・ユナイテッドとアーセナルはこの条件を満たしているが、それはHGルール制定によって英国人選手の移籍金が跳ね上がる前に獲得した選手がいるか、16歳の頃に海外から連れてきた選手を辛抱強く主力まで育てるか、クリス・スモーリングで我慢するか、どれかを選ばなくては不可能で、いずれにせよ戦力をなるべく維持しようという前提に立てば難しい策だ。


現在のチームのうち、確実に維持できるHG適用はハート、ライト、クリシだけだ。ランパードは退団が決まっており、ボヤタは退団希望を(彼らしく礼儀正しく)口にし、ミルナーは言うまでも無い。ハートたち3人はいずれも自クラブ育成の選手では無いから、シティがHGルールを満たすためには、理論上ユース育ちを呼び戻す(マイカ・リチャーズ、スティーヴン・アイルランドダニエル・スタリッジ、ネダム・オヌオハ)か、今いるユースの選手たちを大量に登録するしかない。現実的には後者だ。

これはチェルシーが採用している方式でもある。チェルシーCLスカッドはほぼ成熟した外国人で占められており、主力のHG適用者はテリーとケイヒルセスクだけだが、ロフタス=チーク、ソランケといったユースの選手が主に数合わせのために登録されている。めぼしいイングランド人選手は凡そ市場に出回らず、出回ったとして異常なプレミアムが乗る現状を考えれば、賢い策である。もちろん、少人数のスカッドでシーズンを乗り切る自信とメディカルチームの腕がなければ出来ないが。

8人全員をユースの選手で満たすのも非現実的だから、少なくとも1人か2人は、主力として計算できるHG適用の選手を買いに動くはずだし、そうあるべきだろう。いずれにせよ、来シーズンはユースや、英国人の若手選手を、スカッドのより深いレベルに関わらせることになるだろう。


もう一つは、これもまた散々議論されてきたところだが、チーム全体の年齢を引き下げなければならないということだ。過去5年、シティにタイトルをもたらしてくれた選手たちのほとんどは30歳に差し掛かっている。今年3月以降の大失速の原因が、年齢によるものではなかったとしても、世代交代を考えなくてはならない状況だ。彼らは控えめに言っても過去3年間、国内で最強のメンバーの一つだった。私は例え彼らがこの先どんな風にシティの悪口を言ったりしても、一生彼らに感謝しながら生きていくつもりだし、できることなら全員幸せのうちに別れたいと思うけど、それでも何人かには、さよならを言わねばならないだろう。



HGと年齢の引き下げが首尾よく行われたとしよう。我々は恐らく、若く、経験不足で、より縮小したスカッドを持つことになるだろう。そのうちの何人かは、プレミアリーグさえ初体験のはずだ。現に噂が出回っているケヴィン・デ・ブルイネ、パウロ・ディバラ、ポール・ポグバマッツ・フンメルスは皆、プレミアでプレーした経験がほとんどない。当たり前だが、年齢的にもまだピークにさしかかっていない選手たちだ。

一方で、放出が噂されている選手たち―ヤヤ・トゥレ、サニャ、ジェコ、ナスリ、コラロフミルナーヨベティッチ―は成熟した選手としてシティにやってきて、今まさにキャリアの頂点か、それを少し過ぎた辺りにいる。要するに、新しくきた選手たちに、代わりに出て行った選手と同じ働きを求めるのは酷だということだ。我々は過去12カ月、恐らく思いつく限りの罵倒をヤヤに浴びせてきたが、それでも実際問題、ヤヤ以上のセントラルMFを見つけるのはあまり簡単なことではない。

つまり我々は、2011年の夏以来経験してこなかった、そして少し傲慢に聞こえるかもしれないけど、今では遠い昔のようにすら思えるシーズン、すなわち真の優勝候補とは言い難く、CL争いに血脈を上げるような1年を過ごさなくてはならないということだ。


口で言うほど簡単なことではない。恐らく今年の夏は£100Mを超える出費があるだろうが、成績は良くて今年と同程度だろう。きっと新しい選手たちはリーグで屈指の高年俸をもらうだろうが、勝点の順位は年俸のそれより2つか3つは下になるはずだ。ステファン・シマンスキとサイモン・クーパーが調べた年俸と勝点の比例式は、あくまで長期的な傾向に過ぎない。

我々は忍耐強く無くてはならない。我々はチャンピオンのチームを解体し、作り直すという、体験したことのないプロセスに入るのだ。文献によればシティが前回それに取り組んだのは約50年前で、それは完全な失敗に終わった。アーセナルはここ10年常にCLに出場し、一度は決勝にも進んだけど、“インヴィンシブル”の功績を再現するには至っていない。チェルシーですら、第一期モウリーニョのチームを立て直すのに、一度CL出場圏外まで落ち込んだ。(奇しくも同シーズンにCLを制しているから、チームの破壊と再生という面では大成功の部類だろう)


それでも、主力の放出と新たな選手の補強は、避けられるべきではない。我々のスタイルはすでに相手に知られ過ぎているし、今の主力選手たちにそれを変えろというのは難しい要求だと思う。もしかしたら噂に上がっているように、カルロ・アンチェロッティユルゲン・クロップはそれを成し遂げられる監督かもしれないが、あまり分の良い賭けではないだろう。

繰り返すけど、我々は忍耐強く無くてはならない。ポール・ポグバを手に入れたとしても、ヤヤ・トゥレのような影響力を期待するのは時期尚早だ。マルコス・ロペスはリールで数試合輝いているけど、サミル・ナスリより現時点で優れた選手だとは思えない。アンジェリーノは期待できる左サイドバックだが、多分コラロフの方が良いプレーをするだろう。それでも、我々は辛抱強く待たなくてはならない。幸いにして、ピッチ外の出来事はいずれも正しい方向に進んでいるようだ。U18チームはFAユースカップの決勝に進み、損益計算書は黒字まであと少しだ。砂漠のオーナーたちは、クラブへの貸付を株式に転換し、£300Mの設備投資までしてくれた。(つまり我々は、アブダビのオーナーたちのおかげで破たんの危機から可能な限り遠くに逃れた。FFP理念万歳!)シェイク・マンスールとその仲間たちは、いわゆる大富豪オーナーとしては最高級に礼儀正しく、クラブへのコミットメントを示してくれたのだ。恐らく2015/16シーズンは少し辛く、歯がゆい1年になるだろうけど、我々は待たなければならない。ここからまた、前進できることを信じて。


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