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2017-02-28

[]『MIW-MUSIC OF IDOL WORLD-』委託開始!/『フィクションは重なり合う』委託中

先日開催されたC91にて発行した二次元アイドル音楽本『MIW-MUSIC OF IDOL WORLD-』をメロンブックス様にて委託を開始しました。


(追記)

COMIC ZIN様でも委託を始めさせていただきました。

COMIC ZIN 通信販売/商品詳細 MIW-MUSIC OF IDOL WORLD-


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8本の「エッセイ」、19本の「作品別ガイド」、129人の「作家別ガイド」、1478曲の「楽曲リスト」により、アイマスラブライブアイカツうたプリ、あんスタ、キンプリなどの二次元アイドル作品の音楽面を徹底ガイド!

MIW-MUSIC OF IDOL WORLD-(MIW製作委員会)の通販・購入はメロンブックス | メロンブックス

内容紹介はC91告知!『MIW−MUSIC OF IDOL WORLD−』発行!! - logical cypher scape

#C91 二次元アイドル音楽本『MIW』告知!3日目東U12b - Togetterまとめ


感想の声

上記以外は、二次元アイドル音楽本『MIW-MUSIC OF IDOL WORLD-』感想まとめ - Togetterまとめ


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分析美学フィクション哲学を用いたアニメ評論+付録・二次元アイドル比較

フィクション哲学アニメ批評・文芸批評を架橋する一冊!

分析美学ウォルトンによるごっこ遊び説など)やマンガ評論(伊藤剛の「マンガのおばけ」)を用いて、『SHIROBAKO』や『キンプリ』などのアニメ作品、『耳刈ネルリ』や『夢幻諸島から』などの小説作品から「分離された虚構世界」を見出し、それが鑑賞体験にどのような効果をもたらすかを論じた長編評論「フィクションは重なり合う――分離された虚構世界とは何か」

付録「二次元アイドル比較」では、『アイマス』『ラブライブ!』『うたプリ』『アイカツ!』『プリパラ』などの人気作品から『ナナシス』や『あんスタ』といった今後ブレイク必至のアプリゲームまで、二次元アイドルコンテンツ全20作品について、企画概要や略史、主要スタッフなどのデータ、並びに独自の基準による比較チャートを掲載!

以前から告知していますが、こちらも委託販売中です。

COMIC ZIN 通信販売/商品詳細 フィクションは重なり合う 分析美学からアニメ評論へ

2017-02-27

[]モーグルW杯太舞(タイウー)大会

2月25日、26日に行われた今季W杯終戦

会場は中国北京五輪に向けた準備的な側面もあるだろう。

1日目はシングル、2日目はデュアルが行われた。

W杯はこれで終わる、今季はあと3月にシエラネバダでの世界選手権が残っている。

シングル

Laffont and Kingsbury triumph in Thaiwoo moguls - FIS-SKI

雪のコンディションが、午前と午後とで違って大変だったっぽい?

というか、こぶのピッチが速い、ヤバコース

  • 男子

1 KINGSBURY Mikael 1992 CAN

2 SUMMERS Brodie 1993 AUS

3 GRAHAM Matt 1994 AUS

4 MURPHY Troy 1992 USA

5 PENTTALA Jussi 1993 FIN

6 CAVET Benjamin 1994 FRA

7 MARQUIS Philippe 1989 CAN

8 GAGNON Marc-Antoine 1991 CAN

World Cup - Men’s Moguls 25.02.2017

D

日本チームは参戦していなかった模様。


  • 女子

1 LAFFONT Perrine 1998 FRA

2 DUFOUR-LAPOINTE Justine 1994 CAN

3 COX Britteny 1994 AUS

4 RAKHIMOVA Regina 1989 RUS

5 KAUF Jaelin 1996 USA

6 OAKLEY K C 1988 USA

7 NAUDE Andi 1996 CAN

8 ROBICHAUD Audrey 1988 CAN

World Cup - Ladies’ Moguls 25.02.2017

D

ラフォンが今季初優勝。昨季モスクワ大会ぶり2度目のW杯優勝。

ジャスティンの滑り、安定していてさすがだなという感じがある

男子と同じく日本チームは参加していなかった模様。

デュアル

Cox and Kingsbury on top in World Cup Finale - FIS-SKI

男子では、POULIOT-CAVANAGHとTADEがそれぞれファイナルでコースアウト、女子では、ラフォンが転倒と、やはり難度の高いコースだったと思わせる。

勝ってる方見ても、結構やばい

  • 男子

1 KINGSBURY Mikael 1992 CAN

2 TADE Marco 1995 SUI

3 WILSON Bradley 1992 USA

4 POULIOT-CAVANAGH Simon 1990 CAN

World Cup - Men’s Dual Moguls 26.02.2017

D

ポスト・ミックとしては、マットやカヴェが有力候補かなと思わせてくれるも、やはりミックが強さを見せつけるような展開の今季だったと思う。


  • 女子

1 COX Britteny 1994 AUS

2 LAFFONT Perrine 1998 FRA

3 DUFOUR-LAPOINTE Justine 1994 CAN

4 NAUDE Andi 1996 CAN

World Cup - Ladies’ Dual Moguls 26.02.2017

D

3位決定戦、非常に接戦で1点差。個人的にはNAUDEの方が勝っていたように思えたが。

終戦、ジャスティンは、シングルもデュアルも表彰台にのぼったものの、今季は完全に、コックスとラフォンの年であったと思う。

さらに、NAUDE、カウフあたりも含めて、今後、平昌五輪へ向けての有力選手となっていくのではないか、と。


たざわ湖大会についてのブラボースキーコラム

【男女モーグル】秋田たざわ湖では男女ともW杯総合優勝決定! 日本は堀島、攻めた! : コラム | J SPORTS

男子の王者はミックことミカエル・キングスベリー(カナダ)だ。12季以来6年連続、総合優勝の証クリスタルグローブの獲得となった。今季はここまで9戦7勝。現在5連勝中。中国での2戦に勝てば、自身の持つ連勝記録にも並ぶ。追ってくるライバルの成長も著しいが、そのさらに上をいく。今季はスピードが増し、ターンの鋭さもさらに進化した。

中国2連勝したので、ミック自身の連勝記録に並んだようです。

「ライバルの成長も著しいが、そのさらに上をいく」ほんとそれ

女子の王者はブリトニー・コックス(オーストラリア)。ここまで9戦6勝。ジャスティンとクロエ、優勝候補と目されたデュフォー-ラポイント姉妹(カナダ)を完全に打ち負かした。この新女王は今季の開幕戦W杯勝利

初優勝が初総合優勝につながったのか。すごい。

秋田たざわ湖での日本チームは、シングルで堀島行真(中京大学)が激しいアタックを見せた。予選ではただ一人22秒台と全選手中最速の滑りで2位通過。

中国チームは元アメリカチームのコーチを招聘し、5年後を目指している。

誰だろ

2017-02-26

[][]『虐殺器官

屍者の帝国』も『ハーモニー』も見そびれたけど、『虐殺器官』は見にいってきたぞ!


シーウィード、マジで海苔だ!w みたいな、映像化ならではの面白さ(?)もありつつ。

全翼機に感じるよさってなんなんでしょ

射出ポッドの着陸時の容赦のなさとかすごいなー


なかなかうまくまとめたよい映画化だったのではないでしょうか。

説明しすぎでもなく端折りすぎでもなく、というバランスだったのではないかと。

画面中に映る英語などに、日本語字幕をいちいちつけていないのがよかった。

印パで核戦争してたのは冒頭に軽く言及があるけれど、インド上空の衛星写真に核のあとらしきクレーターがちょいちょい映っていて、それでいてそのシーンでは特にそのことへの言及がないとかも。


「月光」は原作通りか

ジョン・ポールはかなり櫻井に寄せたキャラになっていたような?w

原作との相違は、インド編が列車じゃなくなってたとこかな

一番大きい変更点はそこじゃないけど、それはまあいいとして、個人的にはインドで列車旅行をしたことがあることもあってか、インド編の列車シーンはわりと印象に残っていたから、ないのはちょっと残念だったかもしれない。


戦闘シーンはかなりFPS感満載だった

あんまりFPSやったことないけど


原作、もう10年前だし、やはり物語的にはどことなく古臭さを感じないこともなかった


長崎行男さん、音響監督ではなくアフレコ演出という聞きなれない役職名でクレジットされてた。まあ、アフレコにおける演出音響監督の仕事の中の一つだと思うけど。

早川の塩澤さんも、原作協力みたいな名前でクレジットされてた。

2017-02-24

[][]『新潮2017年3月号』(諏訪哲史円城塔滝口悠生

短編3つをざっと読み

諏訪哲史「岩塩の女王」

久しぶりに諏訪哲史読んだような気がする。

「アサッテの人」「りすん」「ロンバルディア遠景」は読んでて、あと比較的最近「ある平衡」を半分くらいまでは読んだけど

だからあんまり諏訪哲史の作風どうこうは言えないのだけど、随分と違う文体だった。

というのも、1節(大体文芸誌の2段組み1ページから2ページくらい)が、まるっと1文になっているという試みがなされているのだ。

音読してリズムを確かめたくなるような文。

青年ハインリヒが、導師であった老博士が亡くなって、山に岩塩の女王を探しに行く話。

ハインリヒの頭の中には、導師に入れられた石が入っていて、それがきっかけでハインリヒの生まれた町は寂れていったとハインリヒは思っているとか。

昔読んだ童話に出てくるエピソードから、鉱石と一体化してしまいたいような思いを抱いていたりとか。

山を歩いているときに裸の女の集団に出会い、城にさらわれる(?)

幻想小説っぽい雰囲気。


円城塔「微文字」

読みやすいほうの(?)円城塔

今度は、地質学・古生物小説だ!

主人公は、地層学ならぬ本層学の研究者。微化石ならぬ微文字を研究している。

人類よりも先に文字があった世界の話。

水平の法則とか示準化石とか出てきて、地層学の話なんだけど、そこにおさまってるのが「本」と「文字」

ムや門がいかなる増殖機構を働かせてきたのか、とか。


滝口悠生「今日の記念」

免許の更新を忘れてしまう主人公。

妻とは2011年地震より前に別れている。

数日前に、飲み屋で会ったばかりの見知らぬ女を泊めていた。

鮫洲の免許センターに行って、偶然にもその女オノと再会する。

先の諏訪、円城と比較してしまうとどうしてもそうなってしまうが、普通の小説

新潮 2017年 03 月号

新潮 2017年 03 月号

[]TRAPPIST-1関連記事まとめ

NASAから予告されていた発表は、TRAPPIST-1で7つの系外惑星を発見したというものだった。

というわけで、ちょっと関連記事とかをまとめてみる。

自分が過去にブクマした記事を並べているだけなので、過去の系外惑星発見ニュースの完全なリストではない


2015年1月 ケプラーによりハビタブルゾーン内の惑星発見

ハビタブルゾーン内の惑星発見はこれが初めてではないけど、自分がブクマしていた中では最古っぽかったので

NASAのケプラー衛星、複数の地球型惑星を発見 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

生命居住可能領域内の系外惑星8個を発見、岩石質の可能性も 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

470光年先の「Kepler-438b」

1100光年先の「Kepler-442b」 

2015年2月 生命居住可能な惑星を探すなら、M型矮星よりG型矮星

系外惑星の深すぎる海と砂漠 ―地球のような惑星は低質量星のまわりではなく、やはり太陽型星のまわりにある?― | 東工大ニュース | 東京工業大学

太陽系の太陽はG型矮星

M型矮星は、太陽よりもサイズが小さい。しかし、数が多いので「第二の地球」候補を探すのによく挙げられている。

しかし、やはりG型矮星の方が適しているのではないか、というシミュレーション

2015年3月 ハビタブルゾーン内にある惑星は数十億個?

生命居住可能領域内の惑星、銀河系に数十億個存在か 研究 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

現在の観測データからの推定


2015年7月 地球に最も似ている惑星

地球に「最も似ている」太陽系外惑星を発見 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

ケプラー452bと名付けられたこの惑星は、地球から約1400光年離れたところにある恒星のまわりを回っている。主星の年齢は60億歳で、太陽によく似ている。惑星地球の約1.6倍の大きさで、質量は約5倍だ。公転周期は385日で、主星からほどよく離れているため、表面に液体の水が存在できる程度の温度だろうと推測されている。


2016年7月 国立天文台などがスーパーアース発見

太陽系近傍で2例目、赤色矮星を回る新たなスーパーアース - AstroArts

K2-28bの直径は地球の2.3倍で、地球海王星中間のサイズをもつ「スーパーアース

赤色矮星を回る「トランジット・スーパーアース」(地球から見て中心星の手間を惑星が通り過ぎるような位置関係にあるスーパーアース)は発見数がまだ少なく、太陽系の比較的近傍(200光年以内)に発見されたものとしてはK2-28bが世界で2例目となる。

2016年7月 TRAPIST-1発見

太陽系外の岩石惑星に大気、初めて確認 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

地球からわずか40光年距離にある超低温の暗い恒星トラピスト1のまわりに、3つの地球サイズの系外惑星トラピスト1b、1c、1dが発見されたのが今年5月のこと。(...)

2つの惑星トラピスト1bと1cが主星の前を横切るタイミングをハッブル宇宙望遠鏡を使って観測したところ、これらが地球のような岩石惑星で、生命が存在できる可能性があることが明らかになった。さらに、どちらの惑星も、地球金星火星のまわりにあるような高密度の大気に包まれていることが分かった。

地球サイズの系外惑星の大気を初観測 - AstroArts


2016年8月 プロキシマ・ケンタウリにハビタブル惑星発見

4光年先という地球からもっとも近い先の惑星

恒星からの距離が近く、潮汐ロックされているところが、TRAPIST-1の惑星に似てる

地球によく似た惑星「プロキシマb」、4光年先に発見。最も太陽系に近く、生命存在の可能性も | sorae.jp : 宇宙(そら)へのポータルサイト

Is Proxima Centauri b the most promising exoplanet yet? | Astronomy.com


2017年2月 赤色矮星ハビタブルゾーンでは生命住めないかも?

Red Dwarf Stars' Planets May Face Oxygen Loss | NASA

X線とか紫外線とか浴びてますし


赤色矮星 - Wikipedia

M型矮星とK型矮星のこと

2004年ごろから赤色矮星の周りを回る惑星も発見され始めた。

2007年に赤色矮星グリーゼ581の周りに発見されたグリーゼ581cは、地球質量の5倍と、それまでに発見された系外惑星の中では特に小さい上に、発見当初は、ハビタブルゾーン内の軌道を持っているのではないかと言われたため注目を集めた。この惑星ハビタブルゾーンの範囲にあるという考えに対しては後に否定的な研究が発表されたが、2010年には完全にハビタブルゾーンに収まる惑星グリーゼ581gが発見され、再び注目を浴びた。

赤色矮星は活発なフレア活動を起こす閃光星である場合が多い。また、赤色矮星ハビタブルゾーン太陽系よりも主星に近い。そのため、仮に赤色矮星の周りを回る惑星上に生命がいるとすれば、フレアに伴って放出されるX線などの電磁波は生命にとって脅威となるかもしれない。一方で、強いフレア大気に厚いオゾン層をもたらし、生命に対するフレアの影響を減少させるという考え方もある

赤色矮星を回っている惑星で進化した植物は、フレアから身を護る機能を発達させるとともに、光を効率的に吸収するために地球の植物とは違う色合いになり、場合によっては黒く見えるだろうという研究が発表されている


自転と公転の同期 - Wikipedia

火星フォボスダイモス木星ガリレオ衛星を始め、太陽系惑星にある、ほとんど全ての衛星は自転と公転とが同期している。

ホット・ジュピターと呼ばれるような軌道半径が小さい巨大惑星はやはり自転と公転が同期していると考えられる。変わった例では、1997年うしかい座τ星に発見された系外惑星は、通常とは逆に恒星の自転周期が惑星の公転周期で強制され、同期しているらしいことが分かっている

スピッツァー宇宙望遠鏡について

特集:赤外線が明かす 宇宙の謎 2006年1月号 ナショナルジオグラフィック NATIONAL GEOGRAPHIC.JP

この望遠鏡は、人間の目には見えない赤外線を利用して宇宙を観測する。

(...)

 この宇宙望遠鏡が主に観測しているのは天体が誕生する過程。恒星はガスと塵の雲から生まれ、新しい恒星を取り巻くガスや塵から惑星が誕生する。“若い”銀河も塵に包まれている。可視光ではほとんど見えないこれらの天体も、赤外線でなら観測できる。

この望遠鏡は、冷却用の液体ヘリウムが尽きる2008年頃まで運用される見込み。

だったらしい。今では運用10年を超えている

スピッツァー宇宙望遠鏡 - Wikipedia

望遠鏡の名前の由来となっているのは、1940年代にはじめて宇宙望遠鏡の提案を行ったライマン・スピッツァー Jr.博士である。

望遠鏡地球と一緒に太陽を回る軌道にのせられ、地球を少し離れたところを追いかけている。そして、冷却材が減るにつれて、少しずつ地球から離れていっているのである。

ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡について

ここがすごい!ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

アポロ計画で重要な役割を果たしたNASAの長官にちなんで名づけられた

ウェッブ長官!

NASAの長官になる前まで宇宙とは全く無縁だったけれど、政治的には敏腕だった人

ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡は、宇宙ベースの汎用天文台という意味では、ハッブルの後継にあたる。しかし、多くの関係者は2機を姉妹と考えている。短期間でもいいので2機を同時に運用し、姉妹の目で同じ天体を観測することを望んでいるのだ。

その赤外線カメラにより、宇宙誕生からわずか2億年後の光を集めることができる。宇宙誕生2億年といえば、初期の恒星銀河が形つくられつつあった時代だ。

計画リスクがないわけではない。宇宙ステーションなどが太陽と地球に対してずっと同じ位置関係を保てる場所は5つあるが、ウェッブはその1つであるラグランジュ点L2を目指す。そこは地球から100万マイルも離れているため、不具合が発生してもレスキューできる望みはない。

地球サイズの系外惑星の大気を初観測 - AstroArts

NASAのジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡JWST)などによって将来行われる観測は、系外惑星大気の全組成を決定したり、微生物存在の可能性を示すメタンや水蒸気、さらに二酸化炭素オゾンなどを探したりするのに大いに役立つだろう。JWSTでは、系外惑星の温度や大気圧といった、生命存在の鍵となる要素の分析も行われる。



TRAPPIST-1関係

NASA Telescope Reveals Largest Batch of Earth-Size, Habitable-Zone Planets Around Single Star

【速報】7つの地球サイズの惑星を従えた恒星系が見つかる。そのうち3つがハビタブルゾーン。 – 小野雅裕のブログ

地球に似た7惑星持つ恒星系、39光年先に発見 生命存在の可能性 写真8枚 国際ニュース:AFPBB News

NASA、7つの地球サイズ惑星を39光年先に発見 3つは生命存在可能 | sorae.jp : 宇宙(そら)へのポータルサイト

NASAが発表した「TRAPPIST-1の系外惑星群」のインパクト - クマムシ博士のむしブロ

【解説】地球に似た7惑星を発見、生命に理想的 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

系外惑星カタログ

系外惑星データベース | Extrasolar Planet's Catalogue produced by Kyoto University

ハビタブルプラネットの一覧

51 Pegasi b | 系外惑星データベース

1995 年に人類史上初めて、スイスのミシェル・マイヨール(Michel Mayor)らにより発見された最初の太陽系外惑星です。

Kepler-186f | 系外惑星データベース

Kepler-186f は、地球から 492 光年離れた、白鳥座に位置する M 型主系列星 Kepler-186 の周りを回る系外惑星です。公転周期は約 130 日で、太陽系外のハビタブルゾーンにおいて、初めて発見された地球に近いサイズの惑星です。

Kepler-560 b | 系外惑星データベース

Kepler-560 bは、白鳥座に位置し、地球から287光年離れたM型星 Kepler 560 の周りを周回するスーパーアースサイズの太陽系外惑星で、ハビタブルな惑星である可能性が議論されている惑星の一つで、2016年5月にNASAが新たに発表した1284個のKepler惑星リストの中でハビタブルゾーンに位置する9個の惑星の一つに数えられています。

Proxima Centauri b | 系外惑星データベース

Proxima Centauri b は、赤色矮星である Proxima Centauri の周りのハビタブルゾーンを回る、地球サイズの系外惑星です。地球からわずか 4.22 光年の位置にあり、現在までに発見されている系外惑星の中で、太陽系から最も近い惑星です。

TRAPPIST-1 b, c, d, e, f, g, h | 系外惑星データベース

TRAPPIST-1 は、みずがめ座に位置し、太陽系からおよそ39光年離れたところに存在する、M8型の赤色矮星で、表面温度2550K、半径はProxima Centauriより小さい0.117太陽半径、質量は0.08太陽質量です。木星の半径は0.1太陽半径、質量は0.001太陽質量なので、見かけ上木星よりわずかに大きく、質量は木星の80倍程度なので、いわゆる自分で光るギリギリの大きさの恒星(矮星)だと言えます。Ultra Cool Dwarf Star(超低温矮星)とも言われています。

(...)

2017年2月22日(日本時間2月23日午前3時)、NASAはTRAPPIST系に合計7つの惑星が発見されたと発表しました。また、そのうち3-4つはハビタブルゾーンにあると考えられています。

TRAPPIST-1 bにおいても、潮汐ロックされているとすれば、惑星の昼半球と夜半球の境界領域にハビタブル・ゾーンが存在する可能性が指摘されており、また、他のf,gについてもスノーラインの内側にあり、潮汐力や内部の熱源などあれば、ハビタブルゾーンと考えられる可能性もあります。

また、Kopparapu et al.2013によると、ハビタブルゾーンにある惑星は、d, e, f ,g となり、先ほどのcは内側境界の中に位置してしまいます。TRAPPIST-I dはしかしながらRecent Venusの内側に位置はしますが、暴走温室限界線の内側にあるので、そのままでは海洋は存在できませんが、潮汐ロックされている場合境界領域(terminator)に狭い海が存在しうるとも考えられます。TRAPPIST-I gはしかしながら、外側境界最大温室限界付近のため、十分な温室効果ガスがある場合のみ居住可能だと考えられます。

Kepler-16b | 系外惑星データベース

Kepler-16b は、白鳥座に位置する K 型星の Kepler-16A と M 型星の Kepler-16B の連星 Kepler-16(AB) の周りを回っており、恒星同士の連星を公転している惑星として初めて発見されました。そのため、Kepler-16b の地表からは “太陽” が2つ見えることになります。

2017-02-23

[]中村融編『ワイオミング生まれの宇宙飛行士

SFマガジン創刊50周年記念アンソロジー第1弾・宇宙開発SF傑作選

宇宙SFではなく、宇宙「開発」SFであることが肝で、もしアポロ計画が続いていたらなど現実と地続きの作品が多い。

ほとんどが90年代の作品で、宇宙開発へのノスタルジー的な情緒を感じられるのが共通点か。

もともと、編者が歴史改変を用いて描かれる宇宙開発の光と闇というテーマに着目していて、97年に同様のテーマでSFマガジンの特集も組んでいる。

訳は、「ワイオミング生まれの宇宙飛行士」が浅倉訳で、他はすべて中村訳


ちなみに、SFマガジン創刊50周年記念アンソロジーは、2010年に3冊出されたもので、

第2弾・時間SF傑作選大森望編『ここがウィネトカなら、きみはジュディ』 - logical cypher scape

第3弾・ポストヒューマンSF傑作選山岸真編『スティーヴ・フィーヴァー』 - logical cypher scape

がある。

自分は、第3弾を2011年、第2弾を2014年に読んでおり、何故か3年ごとに1冊ずつ読み進める形となった。結果的にそうなっただけで、狙ったわけではない。

今回は、稲葉振一郎『宇宙倫理学入門』 - logical cypher scapeを読んだ勢いついでに、同書でも微妙に言及されていた本作を手に取った次第。

「主任設計者」アンディ・ダンカン (2001年)

主任設計者とはコロリョフのことで、ノンフィクションノベル的な感じ(?)

コロリョフの強制労働時代から始まって、ヴォスホート、レオーノフの宇宙遊泳、コロリョフの死、ソユーズ1号などの時々のシーンが続く。

先に的川泰宣『月をめざした二人の科学者』 - logical cypher scapeを読んでいてよかった、というか、この作品があるのを知っていたので先に読んでおいた。これを読んだだけの知識だと、ほぼ史実通りという感じで、どのように虚実が入り交じっているのかはよく分からない。もっとも、個々のエピソードにおける細部はフィクションなのだろうけど。

コロリョフと、その部下というか弟子のような人としてアクショーノフという技術者が出てくるが、架空の人物のようで、第二の主人公的なポジション。複数の実在の人物を混ぜて作られたのではないか、と思われる。

コローリョフは、バイコヌールではただ単に「主任」と呼ばれていて、アクショーノフがバイコヌールに赴任した時を除いて「主任」とだけ呼ばれる。

ガガーリンが打ち上げ前日によく寝ていたのに対して、コローリョフとアクショーノフの2人は一緒に外をうろうろしていた、とか。

アクショーノフは、ヴォスホートの3人の中の1人(フェオクチストーフ?)

強制労働時代に、亡くなった他の罪人のパンを盗んだエピソードから始まるのだが、死ぬ少し前に、バイコヌールに連れてこられた労働者の列に、死んだはずの男の姿を垣間見てしまう、とか。

ソユーズ1号に乗っていたコマロフ(ヴォスホートのパイロットもやってた)は、ノヴィコフという名前で出てくる。ノヴィコフが絶望的な状況に陥った時、アクショーノフは主任のことをノヴィコフに思い出させる。

ミール成功後、アクショーノフは一人になって歩き回り、コロリョフの彫刻の前の花束を見たりして、そして頭の中の主任に語りかけるところで終わる。

淡々としている筆致と展開ながら、この最後のエピソードとかがなかなかセンチメンタル


サターン時代」ウィリアム・バートン(1995年)

もしアポロ計画が途中で終わらず続けられていたら、という歴史改変もの

ニクソン以後、民主党政権が続いていくというところに歴史の分岐点があり、実在の政治家ジャーナリストが登場する。ここらへんの面白みは残念ながらちょっと分からなかった。

サターンロケット世代交代していき、それで火星木星へも行く。主人公は60を過ぎても現役のパイロットとして木星ミッションにも参加する。


「電送(ワイア)連続体」アーサー・C・クラークスティーヴン・バクスター(1998年)

こちらもアポロ計画以後の歴史改変ものだが、クラークの短編「電送旅行」に出てきた「電送(ワイア)」という技術が出来ていたら、というひねりが加えられている。

これは、物や人間の情報を送ってテレポートさせるという量子論的な技術。

主人公は、戦闘機パイロットから宇宙飛行士になった男性で、彼の妻は電送の発展に大きく関わった研究者

最初の頃は、世間宇宙開発への興味は大きく、ワイアへの興味は小さかったが、それが逆転していく。その過程で夫婦間の仲も疎遠になっていく。

人間が宇宙に行くにもワイアで簡単にいけるようになったが、そのためには送受信装置をまず持っていかなければならないので、夫の宇宙飛行士としての仕事は続いた。

地球上のどこへでも一瞬で移動できるワイアは、人類社会を変貌させ、国家という概念をなくしていった。ワイア研究者の妻は若者世代の変化に興奮し、夫は置いてきぼりになってしまっている。


「月をぼくのポケットに」ジェイムズ・ラヴグローヴ (1999年)

SFというよりは、青春小説っぽい雰囲気。実際、作者は近年になってヤング・アダルトへと軸足を移しているらしい。

ケネディ演説の年に生まれて、アポロ計画に熱烈に入れ込んでいる少年が、ある日、ジャイアンみたいな同級生から「月の石が手に入ったから買わないか」と言われる。怪しみながらも、自分のコレクションを売ったりなんだりと金策に走って、それを入手する。がしかし……


「月その六」スティーヴン・バクスター1997年

こちらは、並行世界・歴史改変もの

やはりアポロ計画が続いていた世界で、月面着陸した宇宙飛行士が、突如別の並行世界の月へと移動してしまう。

計画されていたが実現しなかったはずの、より大型の着陸船と飛行ユニットLFUに乗った女性飛行士が月に来た世界

ロシア月面着陸に成功した世界

そして、月に植民都市がありイギリスの大型旅客船が訪れている世界=この世界がもっとも科学技術が進歩していて、この世界での転送装置の副作用として、並行世界間の予期せぬ移動が生じている。

元の世界に戻してもらったはずが、最終的に着いた世界は、宇宙開発が全く起こっていなかったアメリカだった

宇宙開発のなかった世界のシーンと、次々と別のありえたかもしれない宇宙機が登場する月のシーンが交互に進んでいく構成が面白い。

登場する宇宙船にはそれぞれ元ネタがあって、イギリス宇宙船英国惑星間協会の研究が元ネタらしい。

バクスターは、べつの歴史線上で書かれたノンフィクション・ノベル的な作品があって、その系統では『20世紀SF6』収録の「軍用機」が邦訳作品とのこと。


「献身」エリック・チョイ (1994年)

ちょっと『火星の人』っぽい?

4人組による火星有人ミッション。

ローバー隕石が衝突。着陸船に戻るまで酸素がもたない!

続いて着陸が予定されている無人船をこっちに誘導できたら? →ローバーアンテナは壊れてる→ヴァイキング1号の通信装置だ!

主人公はエンジニアロシア系、船長はおそらくアメリカ人、フランス系の女性科学者、中国系の医者の4人からなり、主人公は船長からカメラを向けられたり、あだ名で呼ばれたりするのを内心嫌がってたりする。


「ワイオミング生まれの宇宙飛行士」アダム=トロイカストロ&ジェリイ・オルション(1999年)

ちょっとコミカルなところもある、一風変わった、宇宙を目指す青少年の物語

舞台は、ほとんど現代と変わらないアメリカだけど、現実のアメリカよりもさらに大衆の科学離れが進んで、多くの人が科学知識よりもオカルトスピリチュアルなものに信を置いている。新聞社ごとに報じる事実が違うという、ちょっとポストトゥルース的な状況にもなってるけど、政治的にはそれほど不安定な時代ではないっぽい。

アメリカはもう宇宙開発から手を引いており、サウジアラビアが月へ行っている(作中で10数年の時間が経過するうちに、サウジも撤退し、イスラエル宇宙開発するようになっているが)。

主人公アレックスは、リトルグレイそっくりの風貌で生まれてきてしまった男の子(非常に珍しい疾患によるもので、風貌以外は至って普通の人間)。

マスコミや野次馬からの好奇の目が絶え間なくやってくるが、母親や街の住人たちが非常に好意的で、何の問題もなく育っていく。しかし彼は、宇宙飛行士になりたいという夢を抱くようになる。

節の区切りに、数字などをふるのではなく、タブロイドの勝手な見出しがふられているのが面白い。

初めてテレビのインタビューを受けたときに、アレックスは自分の夢を語り、アンカーマンから「スペースボーイになるんだね?」と聞かれて答えたのが「僕はワイオミング生まれの宇宙飛行士になるんだ」

これをきっかけに、筋ジスでありながらも宇宙への夢を持ち飛び級大学院に通う青年コリンが、アレックスにコンタクトをとってくる。

この筋ジスの青年が、この作品の語り手となっていて、すべて彼の回想という形になっている。コリンはアレックス宇宙飛行士にするべくアドバイザーとなる。

世論はひょんなことから火星への有人宇宙飛行を急速に支持するようになる。というのは、とあるタブロイド紙が、火星の人面岩で世論を煽ったから。

コリンとアレックスはこの流れに乗り、コリンはエンジニアとして、アレックス宇宙飛行士候補生の一人としてNASAに入ることに成功する。

しかし、実際にアレックス宇宙飛行士にアサインされるために彼らは一騒動起こす必要があったし、そして実際に火星着陸した後、いよいよ大きなトラブルに見舞われる。

アレックスというのが、本当に自分に対する様々な目にさらされながらも、快活で機知とユーモアのある人間として成長していて、最後のトラブルに対しても、すっかり非科学的な態度が常となった世間への皮肉というかカウンターを食らわせる。