フィクションの哲学の本
フィクションと想像とを結びつける主流派の考えに異を唱える
とりあえず、全11章あるうちの最初の4章
ほんとは一気に全部読もうと思っていたのだけど、英語読むのがだるくなってきたので一度中断
1.Introduction
2.Walton on Fiction
3.Fiction and the Imagination
4. The Real Distinction
5. Understanding Narratives
6. Engaging with Narratives
7. Narrative and Belief
8. The (so-called) ‘Paradox of Fiction’
9. Narrators, Impossible Fictions, and the ‘Fictionality Puzzle’
10. Coda: Film
1章は、この本の概要なので省略
2.Walton on Fiction
ウォルトンのごっこ遊び論についての整理
変換の規準と参加の規準がある、という
変換の規準は、現実世界の真理をフィクション世界の真理にすること
参加の規準は、想像を指定するということ
前者は、言語的表象について説明することができない
後者は、いわゆるフィクションにおさまらない
フィクションと想像の間には関係がないのでは、というマトラバーズの主張
3.Fiction and the Imagination
フィクションとノンフィクションの違いは、想像と信念の違いだ、という一般的な考えに対して(主にカリー説を取り上げて)反論する
4. The Real Distinction
フィクションとノンフィクションの違いは重要ではなくて
直接見聞きできるものと表象(別の場所・時間での出来事)の違いこそが、真の違い
想像と信念は区別できるのか
表象について、「想像」ではなくて、「物語の理解」から説明する
- 作者: Derek Matravers
- 出版社/メーカー: Oxford Univ Pr
- 発売日: 2014/07/01
- メディア: ハードカバー
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