リアル脱出ゲームに挑戦しました

公演期間が過ぎたようなので、脱出ゲームで感じたことなど書いてみる。
まず、敗因の分析。
状況の把握が追いつかず、作業の分担を行うべきところで明確に分担されなかったため、何をどこまでやったらいいか?という判断が個人にゆだねられてしまった。情報収集の分担はエリアごとに行うのがいいかもしれない。
比較的ルールがはっきりしているパズル的要素がある謎は、希望者が専任するのが良いかな。
問題の解釈はたくさんのアイデアが集約できるので全員で考えた方が良いと思う。
 
システムの理解に時間を費やし、わかった頃には残り時間僅かと言うバランス。
最後の謎はそれまでの解決姿勢の総括的な意味合いがあって、たった一つではあるけどそこに気づけるかどうかの差はとても大きく、それゆえ、種明かしをされた時の悔しさもまた格別。
全員参加のパートは状況の把握が追いつかないくらいの勢いで進んだ。スーパープレイヤーが参加していたチームはあのペースだったんだろうな。
個人的に気づけなくて残念だったのは、銃弾を止めるアイテムの使用方法。誰かが気づいて間に合ったけど、みんなやり直しイベントに夢中になっていて、やり直してどうするかまで頭回ってなかったなw
でも、手渡しでカードを集めていく時の「みんなで協力している感」はすごく懐かしい感じがした。
あと、細かい演出にこだわりを感じたのは、クリアフラグの立て方。真の正解がそのまま行動指示であり、しかも「ある行動をしない」というもの。正解に到達していない人には、何が起きたかすら気づかせないスマートな表現方法だと思った。
舞台設定が学校の教室で問題を配るという形式だったので、そこに解かなきゃいけない謎がある理由を考えなくていいというのも良かったな。
 
正解は知ってしまえばかなり簡単だと感じる問題ばかりだけど、時間制限の中では自分で思っているほど冷静な推理や判断ができないものだから、全員があと少しで解けたという所で終わるのはよくバランスを取ってあるなと感じた。NPCによるヒントの挿入がしやすい進行方法だとか、達成度がわかる問題のつくりとか、本当に良く考えて作っていると感心した。

おままごとではあるのだけど、ルールを理解していくタイプの遊びは、気づいた時の喜びが大きいので、参加したと感じることができればとても楽しいものになる。
脱出ゲームには不思議感は無いけど楽しい謎がいっぱいありました。