「カレッジ・オブ・ザ・ウィンド」ネタバレ編

sakupy2007-07-08

まずは、ダンスがない!!
現代劇ではダンスシーンがあり、これに鳥肌ものが多い。
初演、再演にはあったのだからあると思っていたのだが、残念ながらなかった。。。
これは成井さんによると、最近のキャラメルボックスの芝居は内容に合ったダンスをする方向のようで、再演まであったカレッジのダンスは、どうも無理があったダンスで、前後に関係のないものだったので、今回はあえてなしにしたようだ。
あいちゃんができない!?からとかそういうわけではなく、成績もオール5で偏差値70らしい。
通し稽古でもほぼノーミスで300の台詞をこなしたあいちゃんはダンスもこなすだろうという意見は一致していたようだ。
でもなんとなく寂しい。。。。

あいちゃんのこと。
国民的美少女がどんな演技をするか楽しみだった。
劇団員の女優のようには声が出ていないが、及第点であった。
明るく振舞う長女の役。
ぴったりはまっていた。
素直なイメージで、癖のない感じなので好感が持てた。
女子大生にぴったり!
これまでの初演再演は多少無理があったらしい。。。。
声が嗄れるか心配だという質問もあったが、ボイトレを劇団の石川寛美カウントダウンTVの声優さのでもある)が担当しており、嗄れない発声をしていたので、大丈夫らしい。

成井さん談
あいちゃんは、不安から充実に変わったようだ。
稽古場で泣き出すこともなく、波乱なかった。
いつもニコニコしていて、抱えずにいちいち聞きにくる。
4週間だけの稽古で成長した。
芝居の段取りは覚えがよかった。飲み込みがよかった。
某劇団では、以前に全然覚えられなかった人がいたらしい。
その名は○藤昌史さんだったそうです。
それが役者を辞めた理由と言う説もあります。

加藤さん談
ほしみ役は歴代天然。
てるてるあしたでピュアを感じた。
初日に受け入れられてもらえた。
うまい下手ではなく、ピュアな役者。
ベタな演出ではなく、誠実を信じて来てくれる。
聞き取れないとか棒立ちではだめだが。

カレッジに出演が決まってどう思ったか?
あいちゃん談
2000年のを観て私なりのほしみをやるしかないと。

昨日より今日がよかったと言われ、大喜びのあいちゃんはめちゃ可愛でした。
日々よくなると言われること嬉しい。
初日は意識が飛ぶくらいテンションだったが、収まった。

私からの質問。
劇団の誰と仲良くなりましたか?に対し、大内厚雄さん、渡辺安理ちゃんらしい。
安理ちゃんはかなり面倒をみていたようだ。
初日に三方礼を知らずにあつをさんに教わりながらやったらしい。
2日目もかなりぎこちない三方礼だった。
横道にそれるが、以前に客演の発砲BIJIN工藤さんは15分前に円陣を組んでやったりする気合入れを言わずにわざとはめたらしい。。。


セットは、昨年なくなったキヤマさんのセットで変えようがないとのことで、ほぼ再演と変更なしらしい。紗幕を上げる美しさは震えてくると成井さん。
別の芝居だと「嵐になるまで待って」の明かり消し、手話をするシーンもキヤマ美術で美しい一つ。

初演はアテ書きだったので、しづらい、やりづらくなかったか?
アテ書きとは芝居で、役者のキャラをそのまま舞台で使うことらしい。
演劇をあまり知らない私には???であった。
15年前の初演は皆下手であったようだ。
7年前の再演の下手。
当時はこれしかできなかったようだ。
上川さん昨日観に来たらしい。
西川さん、津田さん、遠藤さん。。。。
役作りしていない。
今は、役作りしている。
オーディションで200〜300倍の勝ち抜いた役者たちだからできる。
キャラを役者共同で考え、芝居できてる。
アベジョーさんもあおちひさんも苦しんだらしい。
格好いい菊川、悩む畑中くん。
でもあやめの弟みたいな感じはしっくりきていた。

大内さんのギャグは成井さんとではなく、自分で考えたらしい。


脚本のこと。

鉄平の役柄は結婚1年目の不安を語っているが、実は初演の時に成井さんが結婚1年目で、そのときの心境に影響されているらしい。

そんなこんな楽しい30分はあっという間に過ぎました。

こんなことで興味を持ちましたら、是非だまされたと思って、観てみてください。
はまる確率高いと思います(笑)。

http://www.caramelbox.com/stage/courage2007/index_f.html