大島ザクラ

伊豆から届いた大島ザクラはさくらが小枝をと頼んだこともあって、樹皮もピカピカの少女のような細い幹に5ミリほどの、小さな小さな葉芽とも花芽とも判別できないほどの芽をつけた小枝でした。伊豆の義姉は「分からないけれど何本か水に入れたわ」と話していました。さくらもお気に入りのガラスの器に何本かを入れておきました。昨夜、気がつくと2輪程が枝先に遠慮がちに咲いていました。今朝は何本かの枝に、白い小さな花がやはり少女のように咲いています。

キッチンの寸胴鍋では、今週何回目かの桜染めで、ウールを染めています。材質のせいと思いますが、きっとこれが一番濃く染まると思われ、最後の染めでは同じ糸で鉄媒染をと思いながら糸の準備をしています。何とはなしに「ありがとう」という思いでサクラを眺めて、心和む思いでいます。


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