藍染糸

Мさんが置いていった藍染糸の一枷を、漂白剤を使って色を抜いてみると、自己満足ながら藍染糸らしい、これならと思える色になりました。もともとの糸と並べてみると、何となく良しとできない取り合わせです。同じ藍でも並べてみると、もう少し色を落としたい感じがしてしまうのです。少しずつ違う藍染糸を眺めながら、まだ織りたい気持ちが湧きあがらないでいます。

昨日の買い物で足りなかった品物を買いに、今日も近くのデパートへ。午後は猫ヒタの手入れを少し、旧暦では今日を小春というそうで、この時期の春の様な暖かさを差して小春日和というのだそうです。1年を二十四節季、七十二候に分けて、日々の暮らしに生かしてきた日本人、その暮らしから遠のいて久しい現代ですが、時に初詣、ひな祭り、七夕、七五三など、都合よく生活に取り入れて日々の生活を楽しんでいます。忙しい現代の生活の中でもふと立ち止まってみれば、もう少し丁寧な生活を送る事ができるのではないかと思い、またそうした生活を送りたいと思うのです。


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