ぴっかぴかの

今日も朝から防災無線で、熱中症への注意喚起の放送が流れています。早めにゴミを出さなければと、庭に降りてふと目に入った庭の隅、いくつかの新聞紙の包みが置いてありました。昨日の夕方の雨にぬれて、手で触れると破れた中にキュウリが見えました。「畑のおばあちゃんだ」と思ってそれぞれの包みを開けてみると、キュウリ、インゲン、ナス、ジャガイモが出てきました。「あ、ごめん」と思わず呟いて、キッチンから持ってきた笊にそれらを入れ、家の中に運びました。3日ほど前の午前中、おじいちゃんと二人、ジャガイモ掘りをしていたのを目にしていました。3日も経った野菜は少し元気がなくなって、申し訳なく思って、インゲンを湯がいて今日のお弁当の一品にしたのでした。

「おかあさん、おばあちゃんが畑にいるよ」の声に慌て先日のお礼をお伝えしました。「何時も迷惑かけて」と申し訳なさそうにおばあちゃん。何も迷惑な事などないのにと思いつつ「こちらこそ」と返した声に重ねて手に持っていたナスをさくらの手に持たせ「インゲンも少し食べてください」と更にインゲンをもいで持たせてくれたのです。「何もお返しできないな」と思いつつ、感謝とともに取りたてぴっかぴかのナスとインゲンを頂いたのでした。「おばあちゃんありがとう!」


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