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井上さくらのトキタマ日記 Twitter

2016-04-06

学校に放射能汚染ゴミ!

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写真は横浜の鶴見区にある小学校校舎で保管されている「指定廃棄物」。
「指定廃棄物」とは1kgあたり8千ベクレル以上という高濃度で放射能汚染され処分方法が決められない廃棄物です。

実際の保管場所に入り、放射線量を測定すると、
1.571マイクロシーベルト/時。
これは、横浜市内の今の平均値の30倍もする高い線量です。

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なぜ、学校にそんなものが?
この問題、先月の予算議会で改めて林市長に問いかけました。

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井上さくら「学校に指定廃棄物を置いている所は全国で他にありますか?」

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林市長 「横浜だけです」

そう、全国で唯一、横浜市だけが学校で「指定廃棄物」を保管しているのです。

原発事故の影響、横浜でも、今もなお

5年前に起きた福島第一原発の爆発により全国に放射性物質が散らばり、その一部が横浜にも降ってしまいました。
学校で使われていた雨水利用施設により、これが蓄積され、最高で2万5千ベクレルもの放射性汚泥となったのです。

現在市内43校で鉛を巻いたドラム缶に入れられ鍵のかかる部屋で厳重に保管されています。

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厳重保管とは言え、それは校舎の中。
すぐ横は子供達が過ごす普通教室だったり体育館だったりします。
下の写真の緑色のトビラを開くとドラム缶。

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年に一度、環境省と教育委員会とで保管状況の点検が行われますが、その際は置かれている場所の壁ウラや上下左右を測定。
壁一枚隔てて、トイレの個室や子どもが走り回る階段なども。

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なぜ学校に?
移動するのは大変だから発生した場所で保管する事にした、安全に保管しているので問題ないと市は主張します。
しかし、災害時にもその状態を保てる保証はありません。
学校は避難拠点になる場所でもあり、何より放射能に敏感な子供が日常を過ごす場所です。

分散保管によるリスクも見逃せません。実際にこのような危険物があることが引き継がれず、知らずにいた校長先生もいました。

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この地図は「指定廃棄物」を保管中の学校と、
その他に、校内で線量の高い部分(マイクロスポット)を除染して取り除いた汚泥や土砂などを保管している学校をプロットした物です。
危険物をこのように分散すること自体、日常の保管業務も煩雑になりますし、責任があいまいになりリスクを高めてしまいます。

移動先はある
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この写真は鶴見区にある「北部汚泥資源化センター」の敷地です。
やはり高濃度汚染された汚泥焼却灰をコンテナに入れて保管しています。
写真の奥に見える茶色のコンテナや、手前のグレーのビニールシートで覆われているのがそれです。
ここなら人家から離れ、集中保管が可能です。

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市内の学校に分散されている指定廃棄物や保育園などにも置かれている「マイクロスポット対応除去物」は、合計してもコンテナ1台に充分入ります。
放射性汚泥焼却灰の入ったコンテナ約900台の横に、あと1台追加すれば、学校や保育園に放射能汚染ゴミを置く必要は全くありません。

指定廃棄物の処理は、法律上は国に責任がありますが、横浜の物に関しては何の方針も示されないまま5年が過ぎました。
コンテナ保管も暫定であることは確かですが、少なくとも子供の近くからは回収し、一括管理を急ぐべきではないでしょうか。

それは横浜市長の判断ひとつでできることなのです。

この問題について、保護者の方たちなどが、学校からの撤去を求める署名を集めています。
以下のサイトからネット署名も可能です。
ご賛同頂けたら、ぜひご協力ください。
キャンペーン ? 横浜の学校・保育園の放射能汚染物の施設外管理を要望します! ? Change.org

*市議会での質疑の録画 
横浜市会 インターネット中継
(この問題については開始から6分50秒頃からです)

*学校・保育園で保管中の「マイクロスポット」除去ゴミについてはこちら
放射能汚染物を【学校や保育園に埋めちゃえ!】という横浜市 - 井上さくらのトキタマ日記

2015-10-26

四国がんセンターを視察して

常任委員会視察、初日は愛媛にある四国がんセンター運営の「患者・家族総合支援センター」へ。
がん対策基本法ができて、患者支援は多くの病院が行うようになったけれど、ここのように病院とは別棟でセンターを持っているのは他に無いそう。

建物があるからって何なのと思ったら、色々違いがあった。
専門スタッフを常駐させ、毎日のように、患者・家族や医療介護福祉職を対象にしたセミナーや相談会を実施。

「これまでバラバラだった『支援』を集める事で新しい世界が見えてきた。」と四国がんセンターの副院長先生。

この副院長先生の話しがとても面白かった。
例えばがん患者の就労支援。
副院長自ら会社訪問して雇用先を開拓してみて目からウロコだったと言う。

始めるまでは、あまり実情を話すと患者の不利益になる(配置転換とか肩叩きとか)と思って及び腰だったけれど、逆に話しできた会社の9割が、がん患者の就労に前向きになると言う。

経験を積んだ社員が病気によって離職してしまうのは会社にとっても損失だからなんですね。
でもこれまでは、どこまで病気の事を聞いて良いのかという遠慮や迷いもあって踏み込めずと。

患者、会社、医療それぞれで「三すくみ」みたいになっていたところ、この先生の行動が負の均衡を破ったのですね。

どうすれば治療をしながら仕事を続けられるかのノウハウや医療・福祉のサポートの選択肢を共有するだけでも、就労の幅は随分広がるし、働ける事が生きる意欲になり、治療効果に繋がる事も多いとの事。

確かにそうだなと思います。

この先生、他にもなかなか本音トークで、国の補助金への苦言とか、政策を通すための行政と議会の使い方とか、大変興味深かったです。

他都市へ視察させてもらうと、地域や現場に根ざしながらチャレンジしている方達の自信みたいなものに、希望を感じます。


愛媛県知事の伊方原発再稼働同意にガッカリしながら始めた愛媛視察だったので、余計にそんな事を思ったのかもしれません。

2015-10-14

肢体不自由児が通う「北綱島特別支援学校」を廃止しようとする横浜市って?

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北綱島特別支援学校に行ってきました。
重度の肢体不自由のお子さんが通うこの学校。

ここを3年後に廃止すると横浜市教育委員会が突然発表、驚いたお母さんから連絡をもらい、保護者の皆さんと一緒に説明会に参加しました。

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教育委員会による説明会は今日が4回目とのこと。

「なぜこの学校を廃止する必要が?」という保護者の質問に、
「子どもが増えて過密化している、敷地の都合で増築ができない、旭区に特別支援学校が新設される」等の市教委の説明。

子どもが増えている➡️学校を増やす
なら分かるけど、
子どもが増えている➡️この学校はつぶす
という方針。


スクールバスによる通学時間が長くて子どもに負担➡️近くに新設
なら分かるけど、
スクールバスによる通学時間が長くて子どもに負担➡️より遠くの学校へ転校を
って、分かるわけない。


2019年春の廃止に向け早ければ来春にも転校を、
と言われても、重度の肢体不自由を抱える子ども達が学校を替えるのはそんなに簡単ではない。
ここに学校があるから通えている子もたくさんいる。

北綱島特別支援学校は普通校である北綱島小学校に隣接していて、障害のあるなしを超えた交流を積み重ね、この学校だから受けられる教育もある。

「子ども達はこの場所で、この地域で生きている。その現実をなぜ一方的に切り捨ててしまうのか」という保護者からの質問に、今日の教育委員会の職員は誰一人答えられていませんでした。

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【子ども達の車いすが並ぶ教室の入り口】

特別支援学校を旭区に新設するのに併せて、一つは学校を減らさないと予算上理解が得られない、みたいな説明を市教委は今日していましたが、本当にそうでしょうか?
どこでそんな議論があったのでしょうか?

予算を審査するのは市議会ですが、常任委員会に初めて知らされたのはつい1ヶ月前。
北綱島を閉校するのは決定であるかのような報告に終始し、予算があれば閉校しない選択肢もあるなんて話しは議事録を見る限り一切されていません。

横浜の将来を担う子ども達のための教育費。
新市庁舎やカジノ誘致に100億円単位の予算をあてる横浜市に、まわすお金が無いはずありません。

横浜市教委による「肢体不自由特別支援学校の再編整備計画」
もう一度ゼロから考え直すべきだと思いました。

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http://www.city.yokohama.lg.jp/shikai/pdf/siryo/j4-20150914-ky-34.pdf

2014-11-03

放射能汚染物を【学校や保育園に埋めちゃえ!】という横浜市

せっかく掃除して「きれい」にしたはずなのに、そこに汚れた物をわざわざ戻しますか? ふつう・・・

まずは、横浜市が市民に内緒で行った汚染物処分の様子を、教育委員会に出された報告書から見てみましょう。

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これは金沢区にある釜利谷西小学校が、それまで変電室で保管していた放射能汚染物を今年8月、学校敷地内に埋めた様子です。

鍵のかかる変電室で、何かの缶に「放射線量が以前基準値を超えていた土、在中」と記して保管していた物を、わざわざ取り出しビニール袋のまま普通に穴を掘って埋め、その後には何の表示もせず「埋設処分完了」としています。

この事が分かった今年10月初めの時点で、丸山台中(港南区)、笹山小(保土ケ谷区)、上白根中(旭区)の計4校で「埋設処分」が行われていました。

この「放射線量が以前基準値を超えていた土」とは、2011年9月から市内の学校等で放射線量を計り基準を超えた場合に「清掃」を実施した「マイクロスポット対応」で、現場から除去した物です。
(当時の基準:地上1mまたは50cmで0.23μSv/h以下かつ地上1cmで0.59μSv/h)

記録を見ると、放射線量が高くて清掃したのは雨樋の下や屋上の側溝など、雨に含まれていた放射性物質が流れて貯まったり、乾燥したりを繰り返したと思われる場所。
そこにたまった物を除去し、基準を超える高線量だった場所の線量が下がったことを確認して横浜市は「安全になった」と言ってきました。
つまり除去した方は相当程度の放射性物質を含んでいる危険な物であり、だからこそ普通のゴミにはせずに保管していたのです。

ところが横浜市は今、せっかく取り除いたこの汚染集積物を、埋めてしまおうとしています。
しかもそれを、特に放射能の影響を受けやすい子ども達が生活する場である学校や保育園の敷地内で行え!と命じているのです。


対象となっているのは次の通り。

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学校と保育園では少し経緯が違います。

① 公立学校 
市は、2011年9月から全ての市立学校の校庭や汚染が集積しやすい場所の空間線量を測定し、基準以上となった場合に清掃
⇒ 小学校13校、中学校7校で基準以上となり除去物を変電室など鍵のかかる場所で保管
⇒ 昨年、保管中の除去物を袋の上から空間線量を再測定して仕分け
⇒ ・基準未満:11校➡校内埋立処分  
  ・基準以上:9校➡校内埋立保管 との方針

区別の表にしました。


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② 市内保育施設

2011年9月 保育施設は緊急対応として、測定を省き側溝などの危険箇所を全施設で清掃
⇒324施設全て、各敷地内で保管
⇒2012年 保管中の除去物を袋の上から空間線量計測、学校と同じ基準により仕分け
⇒・基準以下310園* ・基準以上14園 
⇒基準以上14園の除去物を袋の上から線量再測定して再仕分け(1園は測定前に処分)
⇒・基準以下11園と*の310園➡園内埋立処分
 ・基準以上2園➡園内埋立保管 との方針

汚染集積物を持っている324施設の一覧。
これら全ての園が、これから敷地内に埋めようとしているか、既に埋めてしまったかのどちらかです。
全区にあります。お子さんの通う園をご覧になってみて下さい。

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汚染物:324保育施設.pdf - Google ドライブ

これらのうち、袋の上から線量を測り、基準以上になったのが以下の14園です。
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何が問題か

この件、私は以下のような問題があると思います。

1、子どもの生活圏に埋める危険性
学校や保育園は子どもの日常生活の場。
10センチの覆土程度では、子どもが掘り返すこともあり得ます。
せっかく除去した物を、特に基準以下であれば何の表示も無く埋めることとなり、放射線の影響を受けやすい子どもを被曝の危険にさらすことになります。

2、その物の汚染実態を把握していない
市は空間線量だけを測って安全としていますが、線量はその物質が置かれている状態や周りの環境に左右されるため、その物がどれだけ危険なのかは分かりません。
土の中に埋めてしまえばビニール袋の劣化や虫喰いなどで容易に放射性物質が環境中に出てきます。そうなれば今の状態の線量に意味はありません。
どのような扱いをすべきなのかを決めるには、核種分析をしてkgあたりのBqベクレルを知ることが必要です。
実際この「マイクロスポット対応」をした当時、横浜市が計測した除去物の中には、線量0.17μSv/h(市の基準値以下)でも3万5000Bqという、超高濃度の放射能をもつ物もあり、それらは現在ドラム缶に入れられ厳重保管されています。

3、議会質疑で明らかになるまで秘密裏に行ってきた
本当に安全で問題ないのなら、保護者はもちろん、市民全体に公表し説明すれば良かったのです。
学校は災害時の避難場所でもあり、地域全体の公共施設です。
そこに埋めるというなら、地域住民への周知も必要です。
委員会の指摘で表面化し、市長が会見で謝罪する事態となって初めて、埋めてしまう方針が市のホームページに掲載されましたが、それだけで済む問題ではありません。

ではどうすれば良いか

子ども達の日常生活の場であり、地域の公共の場でもある学校や保育園から、まずはこの汚染集積物を遠ざけましょう。

運ぶ場所はあります。
この写真は鶴見区にある「北部汚泥資源化センター」の敷地です。

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現在、下水汚泥焼却灰を保管しています。
写真の奥に見える茶色のコンテナや、手前のグレーのビニールシートで覆われているのがそれです。

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横浜市が「マイクロスポット対応除去物」としている物は合計しても、コンテナ1台に充分入ります。
今年9月時点でこの場所には放射能を含む汚泥焼却灰の入ったコンテナが941台置かれています。
そこにあと1台追加すれば、学校や保育園に汚染が集積した物を埋める必要は全くありません。

ここにコンテナで置く事も暫定的な保管ではありますが、子ども達に触れるかも知れないような所に埋めて見えなくしてしまうよりも、まだしも安全ではないでしょうか?

2011年3月に福島第一原発が爆発してから3年半以上経ち、放射能汚染の話題もずいぶん減りました。
とは言え、その汚染は人間の感覚ではとらえられない状態で、私たちの日常生活の中にまだ存在しています。

無い方がありがたいからと言って、その有無を確認もせず「無い事」にしてしまって良いはずがないのです。


埋めた4校の報告書より
丸山台中
処分報告:丸山台中.pdf - Google ドライブ

笹山小
処分報告:笹山小.pdf - Google ドライブ

上白根中
処分報告:上白根中.pdf - Google ドライブ

釜利谷西小
処分報告:釜利谷西小.pdf - Google ドライブ

この問題が表面化する発端となった私の質疑などを含め、経緯をまとめて下さっているサイト
【横浜市が放射性物質汚染のため除去した汚染集積物を学校敷地内に埋め戻していたことが判明!】
横浜市が放射性物質汚染のため除去した汚染集積物を学校敷地内に埋め戻していたことが判明! - NAVER まとめ

【横浜市の汚染集積物の学校敷地内へ埋め戻し問題 議会で市が驚きの回答 市長の反応は?】
横浜市の汚染集積物の学校敷地内へ埋め戻し問題 議会で市が驚きの回答 市長の反応は? - NAVER まとめ

【横浜市で問題になっている小中学校、保育園の汚染集積物って???】
横浜市では学校、保育施設に2万Bq/kgを超える汚染集積物を保管 これを埋め戻す予定 - NAVER まとめ

2014-01-23 【学校給食の安全は?】

【学校給食の安全は? 牛肉の検査場を視察して】

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来月2月から再開される給食への牛肉提供を前に、牛肉全体の放射能検査や給食用の「浜ビーフ」の調査のため、保護者の皆さんと一緒に「横浜食肉市場」を視察してきました。

鶴見区の大黒町にある「横浜食肉市場」。

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ここで牛・豚など食肉の解体(と畜)、検査、流通が行われています。

2011年4月から6月には、原発事故により放射能汚染された牛肉が全国に出回り、ここ(畜場名:横浜市中央と畜場)から流通した牛肉にも最大1,400Bq/kgもの放射性セシウムが含まれていました。
http://www.city.yokohama.lg.jp/kenko/syoku-anzen/1-2/gyukensa.html

さらに、学校給食でもそうした汚染牛肉が提供され、市内127校の子どもたちに食べさせてしまったという、痛恨の経験をしたのです。
http://d.hatena.ne.jp/sakuraline/20110805/1312562937

「市場に流通している食品は全て安全だから改めて検査する必要は無い」としてきた横浜市の方針が間違っていたことが明らかになり、給食の安全を求める市民の声がようやく聞き入れられ、今日の給食全食材検査や市場での食品検査などの対策が始まる大きなきっかけとなりました。

それから3年近くが経ち、これらの汚染対策が各方面で見直されようとしています。

その一つが、給食への牛肉の提供再開です。

今日視察したポイントは2つ。
1、2011年8月から行っている「牛肉の全頭検査」ってどう?
2、学校給食用の「浜ビーフ」の安全対策とは?


まずは、「牛肉の全頭検査」を行っている検査室を見学。

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その日に入荷した牛全頭それぞれの首の部分1.2kgをこの検査室に持ち込み、挽肉状態に加工し、1頭分ずつ「ゲルマニウム半導体検出器」にかけます。

この検出器、一台なんと1,700万円なり。
高性能です。


とは言え、数ベクレルの放射性セシウムを検出するには1回あたり少なくとも30分はかけておく必要ありなのですが、
一日平均60頭もの牛を「全頭」検査するには時間が足りないとのことで、
1頭あたり3分で検査。
流れ作業です。


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そのため、検出下限値は25Bq/kg。
それ以下は全て「ND」不検出、とされます。


( プロ野球選手に草野球をさせているような・・・モッタイナイ)

ともあれ、このような「全頭検査」の結果、これまでの牛肉は全て「不検出」となっています。

今日の入荷は55頭だったため、ほぼ午前中でゲルマ検査器の出番は終了。
午後は稼働していません。

( 高給取りに半日遊ばせているような・・・モッタイナイ)

保護者「これならこんな立派な検査器で無くても良いのでは?」
担当者「以前使っていたシンチレーション式では100Bqの新基準に対応できなくなったので」

井上 「検査器があいている時間に、1日1頭でも精密な検査をしては?」
担当者「器械はあいていても職員があいていないので」

参加者一同各種の疑問を抱きながらも、次の「浜ビーフ」についての説明を受けるため、会議室へ移動。

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こちらで新たに横浜食肉市場発のブランドとする「浜ビーフ」について聞きました。
まず「浜ビーフ」についての説明は以下の記者発表資料の説明通り。

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http://www.city.yokohama.jp/ne/news/press/201311/images/phpacX3LR.pdf

この考え方で北海道と青森、2つの生産者から集荷する若いホルスタインを「浜ビーフ」と認定したとのこと。
ポスターも貼ってありました。

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保護者「飼育管理の確認とは?」
担当者「チェック表に基づき確認」

井上 「これで望ましくない結果が出た場合どうするか?」
担当者「そういう事がないようにする」

保護者「そこがダメなら他の業者ということは考えているか?」
担当者「安定供給を考えてこの2社にしたので(変更は難しい)」

井上 「何社に対してこのチェック表で確認して、比較したのか?」
担当者「ちょっと分からない」
井上 「最初から2社で検討と聞いたが?」
担当者「そうかもしれない」

保護者「餌の産地や放射能検査の有無などは確認しているか?」
担当者「それは確認していない」

井上 「品質を担保するための契約は?」
担当者「商習慣として文書による契約はなく口約束」

井上 「「浜ビーフ」と認定した2社の名前は?」
担当者「それは公表できない」

保護者「横浜市の給食検査は良くやってくれている。牛肉再開も理解するが、せっかくなら市民が納得できるやり方をして欲しい」
担当者(もごもご・・・)


食品偽装やニセブランドが問題になっていますが、
この「横浜ビーフ」という看板、ブランドと呼ぶことさえ難しいと正直思いました。

汚染牛肉問題を重い教訓として、給食の安全対策を他の自治体に先駆けて行ってきたはずの横浜市。
忙しい業務のあいまに視察に応じて頂いた職員の皆さんには感謝しつつも、
今日のところはちょっと残念な点も多かったため、牛肉の給食への提供再開にあたり以下のような取り組みを行うよう市に求めていきます。

【 市場全体の牛肉検査について 】
検出下限値が他の食材に比べて25ベクレルと高くなっている現在のスクリーニングに加え、豚肉等と同様1ベクレル程度まで分かる精密検査を少量でも行うこと。

【 学校給食に使う「浜ビーフ」について 】
①牛に与える飼料の産地など安全性を担保するための要件を設けること。
②文書による契約や代替可能な生産者の開拓など、質を確保するための透明性と競争性を追求すること。
②精密検査をして結果を公表すること。




3年という節目を前にして、原発事故直後のような食品に対する不安は無くなっているかもしれませんが、
放射能汚染はそう簡単に無くなるわけではありません。

特に子ども達には放射能に汚染された物を食べさせない、という約束はこれからも変わることがあってはならないと思います。
皆様も是非、ご注目をお願い致します。

2013-12-24

新市庁舎には【広〜い議会棟】ができそうです?!

世間はクリスマスですが今日は朝から「新市庁舎に関する調査特別委員会」でした。

今日の議題のひとつが【議会棟】
議場とか、委員会室、議員の控え室などが入る場所です。

この【議会棟】については11月に議会局の説明だけを受けており、議員からの発言は今回が始めてでした。

広さの事やセキュリティ確保のためとして示された「議員専用エレベーター」の事など私としても色々意見を言わなければと思っておりました。

11月の委員会資料より
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ところが委員会が始まり、まずこの議題に入るなり、自民党議員から、
基本的に《議会棟のあり方調査会》の答申に沿って進める事で良い、ただ面積は最大の9,000㎡にしてもらいたいという趣旨の発言があり、
委員長から、このような提案があったので各派の意見表明を、という進行に。

各党のみなさん、おおむねそれで良い、という意見が相次いだのです。

9,000㎡というと現状が3,748㎡ですから、2.4倍の広さ。

専用部分9,000㎡=共用部分を含めた議会棟全体15,000㎡=建設費60億円(新市庁舎の計画単価40万/㎡で積算)

応接室が足りないとかの問題があるのは分かりますが、倍以上の広さというのは欲張り過ぎでは?

税金で造る以上、節約できる所はした方が良いし、今より増やすならその根拠をきちんと積み上げて議論すべきではないか、等と意見を述べ、担当局の答弁を聞き、さらに続けて発言しようと挙手をすると、委員長がこれをスルー。

委員長「他にご意見はありませんか」
私「はい、委員長」

委員長「他に」
私「委員長!」

委員長「では他に無いようですので、この議題はこれまでとし、、、、」
私「委員長!発言させて下さい。」

委員長「では、次の議題に移ります。」
私「えー! こんなことで議会棟を決めちゃって良いの?!(ここは不規則発言)」



と、こんな事がありました。



だいたい、この「答申」を出した《議会棟のあり方調査会》とは、議長の諮問機関で、非公開
メンバーは「交渉会派」だけなので、私などの少数会派は加われない
どのように話しが進んでいるのかと開催中の昨年、議事録の提出をお願いしたところ、「議事録は作ってません」

そういう調査会が全部イケナイとは言いませんが、そこで出された答申はあくまで正式に議論する前段階のタタキ台ではないんでしょうか。

その調査会が示した議会専用部分の必要面積が『7,900㎡〜9,000㎡』
これだって現状よりかなり大きく、非公開の密室で議員が自分たちの職場環境をお手盛りでランクアップしたと取れなくもありません。
その最大値の面積で行こう、という話しがこんな風に異論を許さない形で進むのでは、とうてい市民の理解は得られないと思います。

委員会中にも、委員長の強引な運営に抗議させて頂きましたが、終了後に改めて書面で運営の改善を求めておきました。
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この委員会の録画が12/26の夕方頃から以下のサイトで見られます。
http://gikaichukei.city.yokohama.lg.jp/?tpl=gikai_list&kaigi_id=13
お時間のある方はぜひご覧頂き、ご意見を聞かせて頂ければと思います。

2013-12-16

さくら事務所の生活相談より

事務所で聴覚障害をもつ方からの相談を、筆談でお受けしました。

高い補聴器を買わされたけど、全く聴こえないとの事。

補聴器は高くて高性能だから聴こえるという物ではなく、その人の難聴のタイプに合うかどうかが大切。

また、難聴の程度により、市の補助制度もあります。
(限度額8万円、自己負担1割)

ご相談頂いた方は、まずクーリングオフで代金を返してもらう事、 主治医とよく相談する事となりました。

また横浜市の「聴覚障害者情報提供施設」の担当者にお話ししてこちらに繋ぎ、総合的なサポートをしてもらう事としました。

「横浜市聴覚障害者情報提供施設」
http://www.yokohama-rf.jp/shisetsu/rapport/jyoutei/jyoutei.html
新横浜のラポールの4階にあります。
相談は要予約。

最近、通信販売や勧誘等で高額の補聴器を購入して失敗、という例が増えているそうですので、お気をつけ下さいね。
お困りの事がありましたら、井上さくら事務所まで、お気軽にご相談下さい。