John Suhr 1055ブリッジへの交換(レビュー)
購入したJohn Suhr 1055 by GOTOH(ALLPARTS JAPAN / Synchro Toremolo Set Chrome)が届いたので、Fender USA 62 Reissueに早速装着したいと思います。
John Suhr 1055の重さは261g。だからなんだという気がしますが、重さが気になる人に。重くても軽くても買ったものを付けるしかないので意味はない。
オリジナルと比べて精密なかんじがします。さすがGOTOH製。ただ精密だからといって音がいいとは限らないのがこの世界のオカルトなところ。
やっぱりスタッドはアンカーボルトでした。オリジナルのボルトを利用できないときは、スタッドの穴を広げる必要が出てきます。そうならないことを祈ります。
オリジナルを外します。このときボルトの順番をメモしておきます。同じ穴に同じボルトを挿した方が収まりがいいと思うからです。
オリジナルのボルトを利用できたので、あっさりと装着完了。1055のスタッドのボルト穴が広かったりしたら、固定できないので面倒だったのですが、ぴったりでした。半円形で二本留めだったりするものがありますが、これは真ん中の使っていない四本の穴が隠れてくれてとっても綺麗に付いてます。ピックガードに干渉もありません。
さてうすうす気づいておいででしょうが、僕はアームを使いません。なので、ブリッジのお尻はボディにべたづけしてあります。一応アームを使うようなセッティングもしてみましたが、もしかしたら少し干渉するかもしれません。ただやすりで数ミリ削ればなんとかなるようなレベルなので、問題なしだと思います。
さて、これが1055の弦間ピッチ。10.5mmです。1弦側と6弦側にかなりの余裕があることがわかると思います。
ついでにこれも買いました。フェルナンデスのストリングガイド。まあこれは、気分転換みたいなもんです。
これはボルトを再利用できませんでした。ただ細いのでそのままねじこんだらなんとかなりました。
さてインプレッションです。
GarageBandで事前にオリジナルのものを録音しておき、1055に交換したあと、またGarageBandに同じVOX
アンプの設定で録音して聞き比べました。クリーンとクランチの二種類を、同じフレーズで弾いています。
音質:
1055のほうは、音の輪郭がハッキリします。よく言えば繊細。悪く言えばまとまりすぎ。聞きやすい。落ち着く。安心感。オリジナルのほうにはよく言えばワイルド。悪く言えば乱暴でバラバラな感じ。たぶんこれは好みの問題になると思います。サスティンは確かに1055の伸びますが、まあ大差ないです。
弾きやすさ:
弦間狭いし、これは圧倒的に1055の勝ち。手を置いたときもネジが飛び出していないので痛くない。オリジナルが痛いというわけではないけど、なんか手を置きやすい感じです。
結論:
音質的な変化があるので、今のブリッジの音が気に入っているのなら変えない方がいいと思います。雑でワイルドな感じが消えます。ただ比べて聞くからそう思うので、これ一個しかなければ分かんないと言えば分かんないとも言えます。そんなもんですよね。音の世界って。
ただ演奏のしやすさやオクターブチューニングのしやすさとかは1055。
ぼく自身は買ったからではないですが、とても気に入っています。ボルトとかアームとか全然使ってないから、ブリッジ本体だけもっと安く買いたかったな(^^)。
ぼくはアームを使わないので、VSVGとか他の高級な機能・機構はいらないんですよね。アーム使わないのに調整ネジが多くても面倒。この1055は機構がオリジナルと一緒でとってもシンプルでいい。ほんとにJohn Suhrモデルに使われているのか裏を取ってないので知りませんが、作りはしっかりしてます。
弦落ちに悩むあなたは是非お試しあれ。