瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

赤いマント(130)

近藤雅樹『霊感少女論』一九九七年七月八日初版印刷・一九九七年七月一八日初版発行・定価1800円・河出書房新社・253頁・四六判上製本

霊感少女論

霊感少女論

 本書にはこれまで何度か言及したのですがまだ書影を貼っていませんでした。大分以前に読んでメモも取ったのですが、そのメモを未だに捜せていない、というか読書メモ自体、束になって積んである状態で、整理出来ていないのです。そこで、赤いマントに関連して取り上げるついでに、差当り書影だけでも貼って置くことにした次第です。
 それから、どうでも良いことなのですけど「れいかんしょうじょろん」と打って変換すると「冷感症序論」となる。毎度のことで「れいかん」を先に変換する手順でやり直すのですけれども、ふと「霊感/少女/論」と認識しないのが、何だか健全な気がして来ました。……って、冷感症だって、ねぇ。どこが健全なのか。
 それはともかくとして、本書に「赤マント」についての記述があることに気付いたのは、広坂朋信のブログ「恐妻家の献立表」の2009-08-10「『霊感少女論』の怪」という記事によってです。書き出しを見て置きましょう。

何気なく『霊感少女論』という本を読み返していたが、奇妙な記述があるのに気づいた。
同書の「第六話−変貌する怪談」という章で、松山大学の学生に語り継がれているという学校怪談「松大七不思議」を取り上げている箇所である(単行本157頁、同好の士は確認していただきたい)。


 実際に本書を手に確認して見ても、全く広坂氏の指摘(ボケが少し過剰ですが)通りなので、それはここでは繰り返しません。
 さて、155〜187頁「第六話 変貌する怪談」は全体が127〜153頁「第五話 学園七不思議」の144頁13行め〜153頁1行め「学校の「秘密」」の節に151頁11〜12行め「‥‥。次の第六話では、この点を/「松山大学七不思議」の検証を通じて、さらに明らかにしてみよう。」と予告されていた内容で、156〜159頁6行め「松大七不思議」、159頁7行め〜167頁6行め「落武者の霊」、167頁7行め〜172頁7行め「首なしラガーマン」、172頁8行め〜181頁3行め「「ヒカルさん」の絵」、181頁4行め〜187頁17行め「「七不思議」の秘密」の5つの節に分けられています。ちなみに「「ヒカルさん」の絵」は、普段は見ない「奇跡体験!アンビリバボー」のたまたま見た回で取り上げられていて*1、印象に残っているのですがその後読んだ本書が元ネタだったと知りました。(以下続稿)

*1:本放送ではなく再放送だったような気もするが、はっきり覚えていない。40代になって記憶力が衰えた。しかし別にそれが不甲斐ないとも思っていないのだけれども。はっきりしていた方が良いとは思うのだが。