瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

菊池規子『わが輩はノラ公』(5)

笠間しろうのアシスタント(3)
 昨日の続きで「メディア芸術データベース(開発版)」にてヒットした「週刊漫画アクション」掲載の「[アシスト]鈴木正年/菊池規子」の笠間しろう作品を見て置こう。
・「エロチック怪奇/白い肌の誘い/ピンキーコミック」1971年8月12日号(33号・120円・220頁)95頁から(全編2色カラー)
・「俺は見たんだ!/SFエロチカ」1971年8月26日号(35号・120円・220頁)197頁から16枚
 夏に以上2本の読切があって、秋からやはり「[アシスト]鈴木正年/菊池規子」で、ほぼ隔週の連載を持っている。この「鞠子の冒険」にはさらに「[案協力]ジュン・I」とあるのだが、他にはヒットしないのでジュン・Iが何者なのだか分からない。鈴木正年も菊池氏とともにアシストした4作のみヒットする。鈴木氏はどうも、漫画家として自作を発表することもなかったらしいのである。
・「鞠子の冒険」
【1】「新連載/第一話/ピンキーコミック」1971年10月14日号(42号・100円・210頁)125頁から22枚(2色カラー)
【2】「鞠子の冒険シリーズ 第2話/鞠子西部へ行/ピンキーコミック」1971年10月28日号(44号・100円・210頁)125頁から22枚(2色カラー)
【3】「鞠子の冒険シリーズ第3話/大奥艶情話/ピンキーコミック」1971年11月11日号(46号・100円・210頁)125頁から20枚(2色カラー)
【4】「鞠子の冒険シリーズ 第4話/ネオン街艶歌/エロチックコメディ」1971年12月2日号(49号・100円・210頁)151頁から21枚
【5】「鞠子の冒険シリーズ 第5話/ポルノ女優NO1(ナンバーワン)/ピンキーコミック」1971年12月16日号(51号・100円・210頁)125頁から21枚(2色カラー)
【6】「鞠子の冒険シリーズ 第6話/狐と狸/ロマンポルノ」1971年12月30日号(53号・100円・210頁)125頁から21枚(2色カラー)
【7】「鞠子の冒険シリーズ 第7話/マグマネズミ/ピンキーコミック」1972年1月6日・1月13日合併号(2号・120円・254頁)111頁から16枚(全編2色カラー)
【8】「鞠子の冒険シリーズ 第8話/遊覧船で何が起こった?/ピンキーコミック」1972年1月27日号(4号・100円・210頁)151頁から21枚
【9】「鞠子の冒険シリーズ 第9話/異説しわぶき峠の怪/ピンキーコミック」1972年2月10日号(6号・100円・210頁)149頁から23枚
【10】「鞠子の冒険シリーズ 第10話/小悪魔が行く/ピンキーコミック」1972年2月24日号(8号・100円・210頁)125頁から22枚(2色カラー)
【11】「鞠子の冒険シリーズ 第11話/北越奇談 雪童子/ピンキーコミック」1972年3月9日号(11号・100円・210頁)151頁から21枚
【12】「鞠子の冒険シリーズ 第12話/天女の演艶舞/ピンキーコミック」1972年3月16日号(12号・250号記念特大号・120円・238頁)105頁から16枚(全編2色カラー)
 この『鞠子の冒険』は選集が出ている。

マジカルパワー鞠子の冒険 (Lost20)

マジカルパワー鞠子の冒険 (Lost20)

マジカルパワー鞠子の冒険

マジカルパワー鞠子の冒険

 連載は12回だったようだが収録されているのは【1】【2】【3】【4】【5】【6】【7】【9】の8話である。Amazon詳細ページのなか見!検索にて【2】の途中まで読むことが出来る。(以下続稿)