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Sing A Melodie

2018-10-09 『劇場版 若おかみは小学生!』はアイカツ!のフレーバー香る傑作

samlie2018-10-09

samlieです。

三連休の終わり、サンマ3尾蒲焼きにして食いました。今年は塩焼き、刺し身、生姜煮、蒲焼きと作れる範囲コンプリート

今回は『劇場版 若おかみは小学生!』の感想で、ネタバレ有ります

[]『劇場版 若おかみは小学生!』はアイカツ!フレーバー香る傑作

劇場版 若おかみは小学生!』、公開が終わる前に三島シネプラザサンムーンで観てきました。

原作漫画TVアニメ全て知らなかったので観る前は不安でしたが、劇場版で初めて観る人でも問題ない程度に作中でキャラクター説明がなされていたと思います


この作品の大きな特長は、主人公の関織子=おっこがとても魅力的に躍動していることです。この可愛らしい若おかみを最大限に活かすよう視覚にも心情にも細やかな労力が費やされているのを感じました。高坂希太郎監督に白羽の矢が立った所以でしょうか。そういえばウリ坊の回想シーン屋根から落ちそうになる峰子にウリ坊が駆け寄るシーンは『天空の城ラピュタ』のパズーを思い出しました。総じて細かい動きに魅力がありました。

「花の湯温泉のお湯は、誰も拒まない、すべてを受け入れて、癒してくれる」をキーワードとして、心身にトラブルを抱えた宿泊客に対して全力で向き合っていくおっこの姿が小気味良い。大人向けの作品ではないので旅館業を詳細に掘り下げていくことはなく、おっこの成長描写に注力していたように思います


おっこが交通事故で両親と死別し、祖母旅館に引き取られた序盤から終盤まで、おっこの夢や空想には何度も両親が登場します。また、水領さんとモールに買い物に行く道中ではトラックを見てショックが蘇り過呼吸を起こしてしまいます。両親の死はおっこにとって克服するにはあまりにも辛い出来事しかし、そのトラック運転していた男=木瀬文太とその家族宿泊に訪れる。なんという恐ろしい話を考えるんだ。

そしておっこが木瀬を許す/許さないという描写をするのではなく、宿泊客として木瀬家族を受け入れる、そういう健気な「若おかみ」としての決意をさせるところが大変力強く、その後の神楽の舞いまでの画面に描かれない努力にも説得力を持たせていて見事です。


この作品、なぜか自分のTL上のアイカツ!ファンに好評な印象で、女児向けの児童文学原作女児アニメからウケてるのかな?と思っていたのですが、観て理由が分かった気がします

まず原作児童文学ということで、基本的に悪意の無い優しい世界という部分がアイカツ!世界にも通じます

また主人公のおっこが大人相手のおかみ業を体当たりでこなしていく過程あかねケーキを食べさせてあげるために夜の温泉街を駆け回ったり、食事制限の厳しい木瀬に満足いく食事提供するために喧嘩後で気まずい真月に助けを求めに行ったり、木瀬家族を受け入れるという超人的な決断をしたり、なんかアイカツ!シリーズ初代主人公星宮いちごの天然スーパーマンぶりを思い出す感じがあり、また頑張っている女の子を見て元気を分けてもらうというアイカツ的楽しみに通じるものもある。

そのあたりがアイカツ!シリーズファン琴線に触れているのかもしれないですね。


その他印象的なシーンについて、Twitterでも書きましたが水領さんとおっこが買い物に行く途中トラックを見ておっこが過呼吸になるシーン、おっこが人形を握りしめる強さの描写からまり徐々に心の動揺が強くなっていく様が生々しい。そして心を落ち着かせて再びモールに向かう際に水領さんが曲を再生して「ジンカンバンジージャンプ」が流れ出す瞬間のカタルシスが、本当にどストレート気持ち良いです。曲をかけようとする水領さんの軽やかな手の動きで「今から気持ち良いBGMかかるから覚悟しろ」と画面に言われた気がしました。

花の湯温泉郷有馬温泉ベースになっているそうですが、真月が温泉街アピールするために色々考えて主導しているシーンも凄く良くて、山を流れる大量の鯉のぼりのシーン、秋好旅館花畑ライトアップするシーン、どちらも美しく印象的でした。小学生ながら何でもできる真月もなかなか「普通」じゃありません。劇場版はおっこの成長にフォーカスされていたので、TVシリーズでは真月がどのように描かれているか気になります


最後キャストについて、劇場版ということで俳優子役を使わざるを得ないのは仕方ないことと思いますがそれは未だ声の付いていない追加キャラに対して充てるべきで、既に声優が声を当てているキャラキャストを交代させていることは残念です。せっかくこれだけ素晴らしい作品なのだから

TVアニメ版を見ていない私が言うことではないと思いますが、気になりました。


以上です。

2018-10-06 『劇場版 夏目友人帳 〜うつせみに結ぶ〜』の感想

samlie2018-10-06

samlieです。

短い期間に立て続けに2本アニメ映画を観に行って、どちらもそれぞれに異なる良さがあったので、簡単感想を書き残しておこうと思います

今回のエントリー劇場版夏目友人帳です。ネタバレ込みとなりますのでご了承ください。

[]『劇場版 夏目友人帳うつせみに結ぶ〜』の感想

夏目友人帳」、原作は読んでいないのですが、TVアニメは1期から見ていて、人と人、人と妖の心のふれあいを素朴に丁寧に描くところでファンになった作品です。

今回初めての劇場版ということで気になっていたので沼津用事があるついででBiViのシネマサンシャイン沼津で観ました。


劇場版といってもTVシリーズと全くノリの異なるスペクタクルが大展開するような作品ではありませんが、それでもしっかりと描き込まれた町並みや山河風景に、劇場版を観ている充足感を味わえました。

また作品重要パーツとして切り絵が登場していて、切り絵作家大橋忍が参加しています

劇場版ということで追加キャスト俳優芸人でしたが、今作ではどちらも好演だったと感じました。

特に椋雄の高良健吾は容莉枝の島本須美と並んで声の存在感が凄かったです。


今作がキーワードにしていると思われるものの一つとして「記憶」があったと思います。(主題歌タイトルも「remember」)

登場する妖「ホノカゲ」は、以前犯した罪に対する罰として人々の生業を山神に伝える義務を負い、土地人間として溶け込める(強制的に溶け込んでしまう)障りとしての力を与えられています

土地の人々はホノカゲをまるで記憶の中でずっと親しんできた隣人のように違和感なく受け入れますが、ホノカゲがその土地を離れれば記憶からホノカゲは消えてしまます

おそらく何百年とその任を続け、そのような生活に疲れ果ててしまったホノカゲですが、津村容莉枝が息子椋雄を山の事故で亡くし「なんてんさま」に救いを求めた時、外界との関わりを断っていたホノカゲが椋雄の姿かたちとなり、容莉枝の記憶も椋雄が生きていたものとして変容し、以後8年親子として睦まじく暮らしていきます

このホノカゲが起こす人間記憶の改鼠が本作の事件の核心部分になっています

物語最後にはホノカゲは椋雄であることを辞め、容莉枝の記憶からも椋雄=ホノカゲと過ごした8年間の記憶は消えて椋雄は8年前に死んだという認識記憶が書き換えられます

しかし容莉枝の無意識下にはこの8年間の残滓のようなものが残っていて、去ったホノカゲを感じて涙が流れたり、あるいは姿が見えないはずのホノカゲの美しい姿を切り絵に残したりしています

椋雄を亡くした現実は変わらない。ホノカゲの記憶も残らない。

やりきれない結末のはずなのに、とても爽やかで、美しい幕引きでした。


容莉枝には中学生の頃夏目レイコから受け取れなかった鈴を渡し、結城大輔とは打ち解けるなど、作中でやり終えておくべきことをしっかりと終わらせる、丁寧な話作りがあるからこそ夏目友人帳は素晴らしい作品なんだな、とエンドロールを観ながら心地よい余韻に浸ることができました。

夏目結城子供の頃に山で遭遇した妖の正体が明かされませんでしたが、あれが山神だったのかしら。欲を言えばあの妖についても最後に触れてほしかったです。

エンドロール流れる主題歌「remember」は、大変染みる曲で素晴らしい選曲だと思いました。TVシリーズ1作目の「夏夕空」から夏目友人帳ED曲の選曲が素晴らしいのだよなぁ・・


最後に「remember」の一節より


名も知らない遠い場所へ離れたとしても

記憶の中で息をし続ける


以上です。

2018-09-29 『半分、青い。』最終回まで見て私が解消できなかった2つのもやもや

samlie2018-09-29

samlieです。

作品感想はいつもTwitter上で散文的に済ませているんですが、

今回は若干長くなりそうなので久々に、サービスが終わりゆくはてなダイアリーを利用することにしました。

[]『半分、青い。最終回まで見て私が解消できなかった2つのもやもや

NHK連続テレビ小説の『半分、青い。』が今日最終回を迎えました。

このドラマに対して「こうして欲しかった」というお気持ち表明のエントリーです。

もやもやは多いのですが発散し過ぎも良くないので2つに絞ります。以下の2点です。


■もや1:主人公=鈴愛の打ち込む対象が編ごとにガラっと変わってしまう

東京・胸騒ぎ編」では職業漫画家、「人生・怒涛編」では100円ショップチェーン店バイト、「戻りました!岐阜編」では五平餅カフェ、「再起奮闘編」ではベンチャーでの製品開発と、編ごとに自身生活を守るための仕事が異なり類似性もないことが、この作品の一つの特徴になっています。

人生思うようにいかない、でも生きている」という気持ちを抱えている私にとって、鈴愛の危なっかしくもなんとかやっていくしかない、やっていけているという感じはなんとなくリアル共感が持てたのですが、好きなキャラ造形だったかというとそうではなかった。主人公を好きになれるかどうかは、物語鑑賞で大きな要素と私は思っています。

「どういう描写があれば鈴愛を好きになれたか?」を考えると、10代から20代後半の多感な時期に打ち込んだ漫画に対し、もっと人生を通して親しんでいて生活の一部にしているという設定が欲しかった。

漫画家を断念したことを負い目にして娘の花野に対して絵を描こうとしないような寂しい描写をするのではなく、大納言のポップを積極的に描いてちょっとした話題になったり、家で娘に漫画を描いて読み聞かせたりするようなハートウォーミングなエピソードが挟まれ、「漫画家を辞めても鈴愛の人生の中では絵を描くことが楽しみになっている」という描写がなされていれば、私はもっと鈴愛に親しみを持つことができたと思います。


■もや2:裕子のお取り扱い

この作品東日本大震災を取り扱ったのは予想外でした。

その震災の取り入れ方が粗雑だった(私にはそう思えた)ことで、私の観測範囲でも批判を多く目にします。

しかしこのエントリーでは震災のものの取扱は脇において、震災で亡くなることにされてしまった裕子の取扱について書きたく、その死をドラマ的に有効活用できていないことに不満があります。

親しい人物の死について、寿命や病で死ぬキャラは、予め視聴者に知らされていることから、死そのものに大きな衝撃はなく、逆に大きなカタルシス描写も難しいと思います。

一方で裕子の死は予見できるものでは無く、主人公の鈴愛にしても衝撃を受けて立ち直れない描写にかなり時間を取っています。言い換えると大きなカタルシスに繋げるチャンスです。

最終回1話前の「裕子が死の間際に携帯電話に残したメッセージを聞く」というエピソードが、そのカタルシスを引き起こせる強さを持っていたかどんよりとした曇天に明るく陽が差すような最終回に繋ぐ力になったかというと、私は力不足だと感じました。

そして最終回では「Mother」の完成発表の場面へと転換してしまい、裕子の死により生じた物語エネルギーは回収されないまま話が畳まれてしまったように思います。

結果「裕子安易ドラマ性を生み出すために無駄死にさせられ、その死の有効活用もされなかった」と思うに至り、話の選択に強い不満を持ってしまいました。


最後に、私の思い描いていた最終回について。

ドラマ終盤でフィギュアスケート震災キーワードが揃ったあたりで、最終回では成長した花野スケートリンクで「花は咲く」に合わせて滑るような締め方をしてくれるのではと期待していました。

舞台撮影に金のかかる会場でなくても問題なく、それこそ花野が憧れた浅田真央の訪れた福島の「田んぼリンク」のような青空の見えるリンクが良いです。

震災で亡くなった方のシンボルとなってしまった裕子に対する鎮魂のエピソードとして印象的になり、また花野フィギュアスケートを始めることも伏線にできたと思うのですが。

もちろん実際に放送された最終週は上記のようなエピソードを築く時間の余裕も無く、私の勝手な思いに過ぎません。


スケート人生浅田真央 初めて語る思い

https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4106/


批判的な内容となりましたが、基本的に私はNHKドラマ製作クオリティに信頼がおけると考えていますので、次の連続テレビ小説まんぷく」も楽しみに待ちたいと思います。

以上です。

2018-02-28 アイカツ武道館に行ってきましたの話a little

samlie2018-02-28

samlieです。

[]アイカツ武道館に行ってきました

アイカツ武道館、最高でした。

先程午前1時頃にヘトヘトで三島に帰ってきて、詳しい感想を書く元気は今は無いけど、帰りの車の中で胸の中にくすぶった思いがあって寝る前にこれだけ吐き出したかったです。

今日MCで「歌唱担当という形を受け入れてくれてありがとう」というような話があったんですよね。

私は最初から歌唱担当制を全然自然に受け入れていたので、これを聞いた時にピンと来なかったんですよ。

でもこれは「声優が歌わないことに違和感を持った人も居たよね、でも受け入れてくれてありがとう」ということなんだと思ったんです。

歌唱担当制を受け入れることが出来なかった人達のこともちゃんと見てますよ、っていう、極めて真正からファンを見ているコメントだと感じました。

武道館からの帰りの車中でラジカツスターズを聴いて、そこで「アイカツスターズ!で離れてしまった人も・・」という話があったんですけど、

これも同じで、アイカツ!からアイカツスターズ!に代わる際に離れてしまったファンのことも、ちゃんと見ているからこそ言えるんだなって思いました。

STAR☆ANISもAIKATSU☆STARS!も、歌唱担当、そしてステージ演者として最高の歌唱、最高のステージを届けてくれて、ありがとうございました。

ド平日の武道館、埋まって本当に良かった。



人生武道館アイカツ!ライブになるとは、3年前は全く想像してなかったですね・・・

2016年ミュージックフェスタに誘ってくれた職場の同僚に感謝です。

以上です。

2018-02-23 アイカツミュージックフェスタ2018に行く!の話

samlieです。

しこたま酒を飲んでいる今ならできるのでは・・・と思って3年半ぶりにブログ更新ます

[]アイカツミュージックフェスタ2018

来る2月27日28日のアイカツミュージックフェスタ2018略してMF2018に、参戦します。万難を排して有給を取得し、代わりに多数の土日出勤を引き受けました。その甲斐あって、無事イケるようです。

このようなタイトルのこのような酔狂ブログを見に来られた方は恐らくご存知のことと思いますが、アイカツ!というコンテンツからSTAR☆ANISとAIKATSU☆STARS!が卒業し、歌唱担当というこれまでのスタイルが引き継がれないことが先日発表されています

巷ではアイカツとの出会いから濃厚に語るような総括が流行っているように思われますが、当ブログではその系統の湿っぽいのは自重して、MF2018でsamlieが見たい曲、見たいプログラムベスト5で吐き出していこうと思います

1位からいきます


1位: Blooming♡Blooming えりソロフルVer.

もう3年前になるか、同僚とLINEのやり取りでうっかりアイカツスタンプを使ってしまい「あなたアイカツか」という感じでそこからライブまで同行するようになった同僚と話をしていて大いに共感した言葉があります

「Blooming♡Bloomingは私にとってはさくらちゃんの曲なんですよね」

私も大いにそう思います。124話は至高。

えりの歌唱力遺憾なく発揮したハートメロディ、曲の良さもあって私はめっちゃ好きなんです。

同様にさくらちゃんスターライトクイーンに輝いた曲であるBlooming♡Blooming、これをえり歌唱でフルで聴けたAIKATSU☆STARS!ツアー名古屋公演のオーディエンスが、心底うらやましい。

そんな気持ちでこの曲をMF2018にてえりソロで聴けたら、思い残すことはありません。昇天ます


2位: ランランドゥランラン STAR☆ANISとAIKATSU☆STARS!合同Ver.

この曲がAIKATSU☆STARS!によってカバーされた時はびっくりしましたが、ライブでは全く違和感なく盛り上がる曲として成立しています

難しいかもしれないけど、この曲がSTAR☆ANISとAIKATSU☆STARS!を繋ぐ形で演じられたらサプライズ感とともに満足感をもって迎えられるでしょう。

タオル忘れは厳禁。


3位: アイカツメロディ

この曲は、予想するまでもなくMF2018で演じられると思います

それでも絶対やって欲しいと思うし、絶対聴きたい。そういう立ち位置の曲なんです。


4位: ハッピーパンチ ソレイユVer.

無理のある妄想自覚はあるのですが、この曲なんかソレイユみあると思ってるんですよ。

せな→わか、みき→ふうり、りさ→ゆな、でなんとかなりませんか。


5位: フレンド まど凛Ver

あ?フレンドはいちごセイラの曲だろ?

分かっております。よく存じ上げております

それでも171話のまど凛のステージの、危ういアンバランスが忘れられないんです。

今でこそ真昼ちゃん歌唱担当として違和感のない、中音域が豊かで、表現力の高いかなの歌唱

それがアイカツ無印ではドキュートな天羽まどか歌唱担当で、見た目に合わない歌声(と心無い事を言われることもあったように思う・・)、それに対して凛ちゃんはななせ歌唱比較的可愛く歌っていてどっちがキュートでどっちがクールか分からないアンバランス

ステージでの動きも、キビキビとして時折まどかちゃんより凛ちゃんがワンテンポ速く動く感じが、二人のアンバランスさを浮き出させている。

そんな二人の歌うフレンドが大好きなんです。


大変気持ち悪いオタクの作文にお付き合いいただきありがとうございました。

正直最近毎日、MF2018でどの曲をどんな風に見たいか話すのが楽しくて仕方ありません。

この記事を見ておられるTwitterフォロワーの方でMF2018行かれる方、どうかこの最後のショウを一緒に楽しみましょう。


以上です。