sam113のブログ的生活(実践編)

sam113が日々思うことを、主に直観で書き綴るブログです。
特に決まった話題はありません。

2005-03-13

[] フリーゲームの盛り上がりとは

たまには就活以外のことも書こう。

当時のフリーゲームは荒削りだったが、市販のゲームには無い、原石の輝きと作り手との心理的近さがあった。ネットの現代でもそれは出来そうだが、これだけフリーゲームがあふれかえり、飽和した現代では何故かその感触を感じない。この10年の間に一体何があったのか。何故ゲームインディーズが盛り上がらないのか、そのあたりヒントがありそうな気がしてならない。

羨望は無知

たしかにハンゲームや各種Flashゲームの界隈を覗いてみると、4,5年前と比べてもだいぶ状況が変わった印象はあります。

フリーゲーム界と一言で言っても、その内部ではいくつものコミュニティが互いにあまり交わることなく乱立しています。ハンゲームなどの低年齢層向けコミュニティFlashやShockwave等のオンラインゲームコミュニティ2chのPCゲーム板を中心としたコミュニティコンテストパークに集うRPGツクールコミュニティ、より歴史の長い同人界から派生したコミュニティ、等々を互いに比較してみると、それぞれのコミュニティの間には(重なる点もあるにせよ)とても一括りに出来ないほどの差があります。「タダでゲームを遊べる」という点においては確かに共通しているので、そういう意味ではいずれも「フリーゲーム」なのですが、実際には流通する作品の性質や対象層など、多くの点で違いがあります。

そして個人的には、アングラコミュニティほど尖った作品が出てきやすいという印象を受けています。原石の輝きを放つ作品もあることはあっても、その多くはネットの奥底に沈んでいるのが現状です。強い個性を放つ作品は得てして対象層を限定してしまうので、マイナーにならざるを得ません。また、磨かれた宝石である市販ゲームに慣れきった人々を、原石で驚かせるのは難しいことです。

一方で、より表面に近いコミュニティほど、無難なものしか出てこなくなる傾向があります。フリーゲームの場合、なにより制作にコストをかけることが出来ないわけで、その上でさらに、ほとんどゲームをしない層の人々まで含めた最大公約数を取ろうとすると、麻雀オセロのような無難なものになってしまうわけです。ここでテトリスのような純粋アイディア勝負の作品が来ればいいのかもしれませんが、ローコスト・最大公約数を取る・アイディア的にも優れている、という3つの条件を満たす作品を作るのは相当難しく、それが作れるほど優秀な人はそもそもこの世界には来ない(なにしろ報酬がない)のだと思います。

今に比べて昔はPCゲーム市場そのものが今よりずっとアングラであり、そういう意味では市場全体として尖った作品が出て来やすかった状況だったのだと思います。今でも比較的アングラコミュニティはローカルな盛り上がりを見せていますが、あくまでそれはB級としての盛り上がりであって、決してメジャーにはなれない性質のものであるというのが少し寂しいですね。

kuonkuon 2005/03/14 14:23 いや、『決してメジャーにはなれない性質のものである』と思われているものをメジャーにしようとすることが面白いことじゃないですか?ロックやゲームも昔はメジャーではなかったはずなのですが、それを誰かがメジャーにしたわけなのですよ。sam113さんなら、それができるような気もするのですけどね。私の勝手な考えですけど。

kenmokenmo 2005/03/14 20:54 はじめまして、kenmoと申します。
少し昔までは、インディーズの音楽も規模的にたいしたことがなかった気がします。
フリーゲーム界も、もう少したてば、ツクールやFlashよりもゲームを作りやすい環境が整って、
大作・続編志向のメジャーに対する勢力になるのではないかなー、などと思いました。

samonasamona 2005/03/14 22:48 kuonさん:
15年前なら夢見ることも出来たのですが、現在は如何せんプロとアマの差が(主に技術面、資金面で)開きすぎていますからねぇ…。
メジャーになるためには、ただ優れた作品を作り続けるだけでは恐らく駄目で、アングラの外の世界にアピールしていく手段が必要になると思います(すなわち、ローカルで盛り上がっている限りメジャーにはなれない)。現状での有効な策としては、「電車男」のようなネット上の口コミに期待するぐらいでしょうか。

samonasamona 2005/03/14 22:48 kenmoさん:
どうもはじめまして。
音楽とゲームの違いは、前者が主に個人の作家性に依存しているのに対し、後者は主に組織の力に依存しているということだと思います(少なくとも現状では)。組織力に依存する体質が変わらない限り、音楽と同じようにはいかないと思います。
あと、今よりゲームを作りやすい環境が整っても、それが「いい作品」が出てくることに繋がるか、と言ったら、必ずしもそうではないんですよね。逆に粗製濫造にも繋がりかねないわけで…。